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【第19位 ドンキーコング】我が家にファミコンがやってきた時のお話

こんにちは、ハルリです。
今回は、思い出のゲーム第19位「ドンキーコング」の紹介です。

【ゲームデータ】
●発売日  1983年7月15日
●メーカー 任天度
●機種   ファミコン


ついに我が家にファミコンがやってきた!

今から約40年前の1983年12月。
確かクリスマスの直前と記憶しているので、12月23日か24日のどちらかでしょうか。

ついに我が家にファミコンがやってきました。

初めてファミコンに触ったのは遡ること約3か月前。
たまに遊んでいた近所の2つ上のお兄さんの家で、「マリオブラザーズ」を遊んだのが最初です。

驚きと興奮を体験したファミコン初体験。

ただし、そのお兄さんと遊ぶのはたまにしかなかったので、ファミコンで遊んだ経験は、本体を買うまで2回ぐらいしかありませんでした。

好きな人に会えないと思いが募りますよね。
おそらく当時小学4年生の私は、ファミコンに対しての思いが募るばかりだったと思います(笑)

今振り返ると、クリスマスプレゼントとして、高価なおもちゃであるファミコンをよく買ってもらえたものだなあと思います。

私が「欲しい、欲しい」とわめき散らしていたんでしょうか?

それとも、冷静にファミコンの素晴らしさをプレゼンしたのでしょうか。

あるいは、たまたま親父がパチンコで勝った時で、一瞬、懐が豊かになっていたのでしょうか(笑)

真相は覚えていませんが、クリスマスプレゼントにファミコンを買ってもらうことになりました。

私の家は、親父が運転免許を持っておらず、母親もまだ免許を取る前だったので、どこへ行くにも公共交通機関か自転車のどちらか。

ファミコンを買いに向かった先は、家から自転車で約15分のところにある、全商品2割引きのおもちゃ屋さんでした。

確か親父と二人で自転車で買いに行った記憶があります。

おそらく12月なので寒かったとは思いますが、自転車を漕いでいるうちに体も温まり、さらにファミコンを買ってもらえる嬉しさでテンションがあがりまくり。

寒さなんて微塵も感じない、そんなおもちゃ屋さんへの道中でした。

買ってもすぐに遊べない!?

ついにファミコン本体を買って帰宅した時には、あたりはすでに真っ暗。
まもなく夕食の時間。

でもまだ少しだけごはんまでに時間があります。

「すぐに接続して遊ぶぞ!」と意気込んでいたものの・・・そうは甘くありません。

現在は、HDMIケーブル接続が主流、一瞬で接続ができます。

少し前では、S端子やD端子、名前は覚えていませんが、赤白黄の3本に分かれていたケーブルでつなぐのが主流で、いずれにせよ、本体とテレビをケーブル1本でつなぐことができました。

しかし40年前、そんな便利なものはありません。

確か、RF端子という接続するための機器の他に、さらに別の変換器を介して接続する必要がありました。

ファミコンの説明書より。変換機は「75Ω/300Ω変換器」というらしいです。

小学4年生の私は太刀打ちできず、夕食後、親父がチャレンジするも結局その日は繋がらず。

我が家のファミコンデビューは翌日に持ち越されることになりました。

そして、翌日。
何とか親父が頑張って接続してくれました。

ファミコン本体のスイッチをカチッとあげ、パッとテレビに映った「ドンキーコング」のタイトル画面。

「あっ!!!!!映った!!!!!」
忘れられない映像です。

この画面がテレビに映った瞬間は感動モノでした(笑)

この思い出シリーズに度々登場する幼馴染の同級生のS君。
S君がファミコンを買ったのは私が購入した前日だったと記憶しています。

彼が本体と同時に買ったソフトは「ドンキーコングJR.」「マリオブラザーズ」、さらにS君の親父さんが遊ぶための「麻雀」の3本。

学校は冬休みに突入。

もちろん、お互い買ったソフトを遊びつくしたい気持ちはありますが、今と違ってテレビは一人一台でなはく、一家に一台の時代。

リビングにある唯一のテレビにファミコンが接続されている以上、親父が一日家に居る可能性の高い年末年始は、そう簡単にお互いの家で気軽に遊ぶことはできませんでした。

今では考えられない環境ですね。

そんなことを思い出しながら本記事を書いていますが、いつになく、なんだかすごく懐かしい気持ちに襲われています。

10周目の達成感

そしてドンキーコングの話です。

このゲームは元々アーケード版からの移植でした。

アーケード版は元々1周が4面の構成でしたが、ファミコン版は容量の関係で1ステージ減って3面構成。

しかし、そんなことは気にならず、アーケードからの高い再現性を実現し、ファミコンの性能の高さを感じざるを得ませんでした。

何より自宅にファミコンがある幸せ。

今だったら、たった3面と思われるかもしれませんが、当時は夢中で遊びました。

1面:ドンキーコングが投げるタルをかわし最上部を目指します。
2面:ジャッキと動き回る炎を避けて最上部を目指します。
3面:8本のボルトを抜いてドンキーコングを落下させればクリアです。

そして今でも覚えている記憶が、画面右上のLという表示。
LはLOOP(ループ)の略で、今、何周目かを表しています。

1周3面をクリアすると、最初の1面に戻って2周目に入り、Lの下の数字が2になります。

2週目以降は、敵が多くなったり動きが早くなったりして難易度は上昇。

5週目にもなると、特に2面のドンキーコングが投げるジャッキとエレベーターのスピードは異常でした(笑)

それでもいつの日か、根性で9周目をクリアして、10周目の画面右上のLの下に現れたのは、アルファベットの”A”という文字でした。

この”A”という文字を見た記憶は今でも覚えています!

9週目をクリアして10周目に入ると「A」の文字が表示されます。

ゲームオーバーになるまで、永遠に続くループゲームですが、ついにこの”A”という文字を見て、何とも言えないやりきった達成感を感じ、ドンキーコングを卒業することとなりました。

ゲームの今。そして未来へ。

1983年から遊び始めたテレビゲーム。

ハマリにハマった学生時代から、社会人になり何かと忙しく疎遠になった時期を経て、今ではSwitchで甥っ子姪っ子と時々楽しみつつも、またゲームの面白さを再認識しはじめています。

ゲームで人生を振り返るこんな記事を書いているぐらいです(笑)

そんな原点となった作品「ドンキーコング」。
そういう意味では、ある意味”1位”なのかもしれません。

初めて我が家にテレビゲームが来たあの感動とセットで、「ドンキーコング」は、私の中で間違いなく思い出に残る作品の一つです。

制作に携わってくださった皆様。
思い出に残る作品を作っていただき、ありがとうございました。

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