「心・技・体」と「体・技・心」
これまで何十年とプロ野球ファンをやっている中で、何名か大好きな監督がいるのですが、その内の二人が野村克也氏と落合博満氏。
野村監督については、以前にも記事を書いているので、もしよろしければこちらの記事もご覧ください。
ブレない軸を持っていらっしゃるおふたり。
私自身、良く言えば柔軟性がある、悪く言えば思い付きでブレブレなところがあるため(苦笑)、芯が通って軸がブレない人に対して尊敬かつ憧れがあったりします。
お二人とも名監督であり、弱いチームを強くした共通点はあるものの、そのアプローチは真逆といっていいほど。
野村監督は、キャンプ中、その日の練習が終わった後に必ずミーティングをやることで有名。徹底的に選手たちの頭と心を鍛えました。
弱者でも強者に勝てるのが野球。弱者には弱者の戦い方があることを常に言い続け、「考えなさい。頭を使えば勝てる。」ことを選手に説き続けました。
一方落合監督は、キャンプ中、徹底的に選手を鍛え上げることを最優先にしていました。
キャンプの常識は”4勤1休”。4日練習して1日休むというスタイルです。
しかし落合監督の場合は”6勤1休”。しかも一日の練習量も当時の落合監督時時代は12球団1と言われ、落合監督自身も数時間ノックを打っていたのは有名な話です。
「一流選手と呼ばれるためには技術を身に付けないといけないが、教えて貰ってもすぐに身に付くもんじゃない。技術を身に付けるための練習に耐えられるだけの体力がないとダメ」
徹底的に鍛え上げ生き抜く体力をつけることによって、技術が自分のものになり、不安や迷いを消し去り心の安定に繋がる。
そして成績を残すというロジック。
落合監督は就任1年目でリーグ優勝という成果を必然的に出します。
野村監督が最優先したのは「心」
落合監督が最優先したのは「体」
チームを強くして優勝するという目的は同じですが、全く異なるアプローチでそれぞれが成果を出すのは、本当に面白いですし興味深いです。
これは野球の話ですが、私みたいな平凡な人間の場合はどのように考えればいいのでしょうか?
結論は・・・どちらでもいいと思っています!
無責任な答えで申し訳ありません(笑)
「心」、すなわち、考え方で本当に人生は変わると思っています。
「失敗したら終わり」と考える人と「失敗しても終わりではなく、辞めたら終わり」と考える人では、行動量がまるで違ってきます。
行動量が変われば当然人生の結果も変わってきます。
そしてたとえ行動を続けた末に辞めたとしても、その行動量は次の新しいチャレンジに活かされるので、決して無駄ではないはずです。
「体」、すなわち、がむしゃらに努力することで、自分に自信がつき、人生が変わることもたくさんあると思います。
「手数が多い」「行動量が多い」って現実的には成功するための大切な要素です。
だから、どちらを優先するかは人それぞれだし、ひょっとしたら年齢によって変わってくるのかもしれません。
一番ダメなのは「心」も「体」も無視して、表面上の「技」だけに目がいっちゃうことではないでしょうか?
いわゆる付け焼き刃的な感じで、その場しのぎになってしまうイメージがしてしまいます。
ちなみに今の私は、徹底的に「心」重視です。
これからますます変化の時代。
これまでの固定観念に捉われずに、考え方を柔軟にしておかないと、本当に生きづらくなるような気がしてなりません。
逆に決して他人とは比較せず、自分はどういう人生を送ることが一番幸せかを徹底的に考えて、それを実現することによって幸せを感じることができる時代とも考えています。
そのためには「心」の健康も「体」の健康もどちらも大事ですが、私は心の健康を目指すことによって、結果的に体の健康も目指していきたいと思っています。
これから自分でもどんな変化が起きていくのか楽しみな今日この頃。
大好きな野村監督と落合監督のエピソードから記事を書かせていただきました。
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