アメリカで歯列矯正①矯正を始めるまで

もう終わって3年経ちますが、アメリカ滞在中に歯列矯正したのでその体験をシェアします。

矯正前

元々の私の歯の状態は、歯並びとしてはけっこう悪いけど、見た目で悩んだことはない、という感じでした。

↓実際の3Dシミュレーション(今見るとひどい！)

あごが小さい割に歯が大きくて収まりきらず、下の歯並びがUではなくΩのように形になっていて、奥歯が磨きづらく、しょっしゅう虫歯になっていました。また、下の歯並びには親知らずも関係していたようで、生えずに歯茎の中で完全に横向きに生えていて、他の歯を圧迫していました。こちらは渡米前に歯茎が腫れてしまって発覚し、すぐ専門外来で抜いてもらいました。私はたまたま抜歯していましたが、アメリカで抜歯(横向きに生えて歯茎を切るような手術になるレベル)する場合、普通の歯医者でなく専門の外科の扱いになり、費用も高額になるらしいので、日本でできるなら日本で抜いた方がいいと思います(私は薬代含めても1万円くらいでしたし)

また、小さい頃指しゃぶりをしていたため、前歯が出ていました。口を閉じても歯がはみ出しがち…笑　悩んでてもおかしくない状態なんですけど、正面から見る分にはそんなに悪い見た目じゃないと思っていて悩んだことはなく、結婚式の前もせいぜい前歯の黄ばみを落としたくらい。

きっかけ

結婚式も済ませ、アメリカ駐在が始まると、周りで歯科矯正をしている友達がちらほらいて、そこでアメリカの方が日本より安く歯科矯正できること、しかも今はマウスピース矯正というものがあることを知りました。
見た目で悩んではいなかったけれど、その時気になっていたのが虫歯の多さ、特にアメリカに行ってからは健診の度に虫歯が見つかるし、日本より治療費が高い！
夫に相談したらやりなよー！と快諾だったので、まずは歯医者に相談することにしました。

歯医者選び

私が滞在していたのはミシガン州のノバイ市というところで、日本人が大勢住んでいて、日本人常駐の病院や歯医者もありました。
渡米して最初に通っていた歯医者はドクターが日本人という理由で選んだんですが、どうもそのドクターも受付の人も態度が刺々しくて嫌で、治療のキリがいいところでやめました。
そして矯正を考えていたところ、ドクターはアメリカ人だけど、受付や衛生士が日本人という歯医者が見つかり、しかもそこで定期的に健診を受ける条件で、提携の矯正歯科に通訳としてスタッフさんが同行してくれるサービスがあるというのでそちらに移りました(前の歯医者は紹介状を書くだけ)。

歯医者はこちら↓

日本語

矯正歯科はこちら↓

Novi Office - TDR Orthodontics

治療までの流れ

①歯医者で健診、虫歯があったら治療
②提携の矯正歯科にアポを取る(通訳さんの都合もあり、歯医者でやってもらえた)
&矯正歯科からメール、問診票に記入
③矯正歯科で診察1回目(通訳さんあり)
④矯正歯科で診察2回目(通訳さんあり)
⑤資料を家に持ち帰って夫と相談(ここまで無料)
⑥治療費を一括前払い、契約書提出
⑦治療開始

矯正歯科での診察(治療方法、治療費)

2回行ったことは覚えてるんですけど、1回目と2回目がどんな内容だったか記憶があいまいです、すみません…。
コーディネーターという事務系の人と、ドクターに会いました。
たしか1回目でレントゲンや3Dの歯型を取ったり(機械で光を当てるだけ)、希望の治療方法について質問して終了。コンピューターで治療の進行具合をシミュレーションしてもらうのを1ヶ月くらい待って、2回目でそのシミュレーションを元に具体的な治療方法と金額の資料や契約書をもらいました。あとオンラインで3Dのシミュレーションも見ることができました(治療開始から終了までの歯並びが専用サイトで見られる)。

私の場合は、

• 上下全部の歯に矯正が必要(軽い人なら部分的にやることも可能らしい)、治療方法は2通り

• ①上下左右で各1本ずつ抜歯して、前半はワイヤー、後半はマウスピースを使う、治療期間は1年半

• ②抜歯はせずにマウスピースだけで治療期間は1年

• 治療費はどちらも5875ドル(当時のレートで70万円)、一括払いの割引適用後

• 治療費は始めに一括で払えば治療終了まで他に一切なし(日本のような通院代なし)

という診断でした。
元々マウスピース矯正の方がいいなと思っていたし、歯も抜かずに期間も短いし値段も同じならと②で即決でした。コーディネーターさんも、歳を取った時に歯が少ないと口元がすぼまって寂しくなるから、絶対抜かない方がいい！とのことでした(その視点はなかった)。
ただ、抜歯をしないと前歯がでっぱり気味なのは変わらないので出っ歯が嫌！という人なら抜歯を検討した方がいいみたいです。

そして数日後に、支払いと契約書(何ヶ所か名前やイニシャルを書く)の提出を済ませました。支払いは電話でクレジットカードの番号を伝えて、契約書はPDFをメールで送って後日書類を渡したような…。

支払い確認後、マウスピースの製作に取りかかるので、最初の治療はそこから3週間くらい後に。

次回は実際の治療の話をしたいと思います。