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先祖への義理

夏にわたしと夫の実家へ帰省中、そして最近と、立て続けに、祖父母のことと、子どもを産むこと、がテーマにあがりました。

わたしは従兄弟が10人くらいいるのですが、親族の中で結婚して子どもがいるのはわたしだけ。夫の親族でも同じ。歳で言うと上の方なので、いずれ下の子たちも結婚するかもしれないけれど、とにかく、祖父母が生きているうちにひ孫を見せられる可能性がある人は他にいない状況で。

わたしは一人は絶対産んで育ててみたかったし、祖父母たちにひ孫を見せてあげたいのも本心だったので、娘を産んでよかったと思っているけれど、2人目、3人目をどうするか、で悩んでいました。
他の人が結婚しようが子どもを産むまいが何も思わないけれど、わたしの人生にとってどうか、という結論が出せずにいました。わたし自身は3人兄弟で育って楽しかったし、今も仲が良いので。

そんな中、実家へ帰省したところ、十分義理を果たせたのかも、と思えることが続きました。

まず、母方の祖父に、娘(ひ孫)の顔を見せに行ったとき。

数年前に亡くなった祖母に線香を上げていると、母から、(祖母が亡くなった直後、いつもお世話になっている霊視できる人にみてもらったら)、祖母が、ひ孫ができて幸せです、と言っていた、と聞き、涙が出ました。

祖母には、0歳の時に娘を会わせたものの、アメリカに住んでいたり、コロナ禍だったりしてそれきりで、数年後アメリカから帰国して、会おうと約束していたものの、その日はすれ違って会えず、そのまま数週間後に亡くなってしまい、結局、娘を会わせられたのは0歳の時の一度きりだったのが悔やまれていたんです。

そして今度は昔亡くなった、父方の祖父の話に。
祖父はうつ病で自ら命を絶ち、霊視できる人から、光が届かないほど暗いところに行ってしまったと聞いていて、母が長年供養をしていました。

けれど昨年、わたしの夢に初めて現れました。亡くなる前暗かった祖父が、満面の笑みで、大好きだった日本酒の一升瓶を持って現れ、夫にハイタッチ。その後は娘の幼稚園の様子を見に行っていました。こちらもひ孫が生まれたことに大喜びということのようです。
その話は前にもしたはずだけど母は覚えておらず、今回話して安心したようでした。

次に、介護施設に入っている父方の祖母と面会をしました。その施設はコロナ禍以降、面会のルールが厳しく、娘が0歳の頃一度会わせたきり、全く会えず。それが今回ようやく、ガラス越しに対面が叶いました。祖母は大正生まれの98歳、娘は令和生まれという奇跡のコラボ。しかも居合わせてた父は昭和、わたしは平成。

今回のことと連動しているのか、実家の裏の暗い林が、大きな木を切ったことで日が差して、ずいぶん明るくなっていました(トップ画像)

さらに次は夫の実家へ行き、夫の祖母にも娘を会わせ、

今回は、夫と付き合って以来初めて、夫の実家の墓参りに行く流れになり、亡くなった夫の祖父にも顔を見せる形に。

それから最近になって、夫の父方の祖母が亡くなりました。
祖父の方はすでに亡くなっていて、その土地にはもう誰も住んでいないので、今回、お墓ごと片づけること方向で進んでいます。


こうして祖父母全員に娘を会わせたり、気持ちを知ったりすることができて、ひ孫を見せる義理はもう果たせたな、と自分の中で整理がつき、肩の荷が下りました。

そして、母に、もう子どもを産みたいと思えない、と話すと、以前は、2人目3人目頑張らないと、と言っていた母が、無理しなくていいんじゃない、と返してくれました。そして、母自身、高齢になってから末っ子を産んでるので、本当に産みたくなったら高齢でも産めるから、と。

そして最近、りかこさんとまきこさんにセッションをお願いしたとき、子どもを産みたかったけれど、聖職者だったり、過酷な環境だったりして、産めなかった過去世があり、今回娘を産んでそれが癒された、ということを知りました。

子どもを産む幸せ、子どもを産まない幸せ、どちらでも、先祖は応援してくれてる、そう思えた一連の出来事でした。

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