パン屋で働いてました

断捨離していたらこんなノートが出てきて懐かしい気持ちになりました。

もう10年くらい前に、街の小さなパン屋で働いてた時の仕事ノートです。

いろいろあって就活しないまま大学を卒業し、収入としてあてにならないアルバイトが一つだけの状態で、ある街に引っ越しました。
そこでいよいよ生活費を稼がないと実家に帰るしかないという頃に、近所のパン屋で求人の貼り紙を見つけました。

家族経営の小さなパン屋で、ちょうど2代目から3代目の店長に代がわりしてリニューアルして、これから盛り上げていこうというタイミングだったそうで、私は1人目のアルバイトとして採用されました。

経験ゼロからパンの製造も接客も教えてもらって、社会人として育ててもらったのはもちろん、当時もう一つのアルバイトが在宅でパソコン作業したり、交渉ごとがあったりと、頭と神経を使い過ぎてしんどかったので、パンの香りがするお店で黙々とパンを作ったりお客さんと会話するのが楽しくて、そのおかげで私は精神衛生を保てていたなと思います。

アメリカから帰って遊びに行ったらちょうどリニューアルしたところで、スタッフさんも増えていて順調そうで嬉しいです。そしてそのお店には小さな小部屋があって子どもが遊べるようになってるのですが、そこで連れていった自分の娘が遊んでいるのを見るのは感慨深いものがありました。 

今はとても働く元気はないけれど、家でちまちまフランスパンをごはんを炊くような感覚で焼くのが好きです。

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