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アメリカで交通事故

アメリカで運転中に交通事故を起こした時の記録です。


事故の原因

シンプルに、雪です。

住んでいたのはミシガン州。12月。

その日は雪が降っていて、普段ならそういう日は運転しないと決めてるんですが、まだそこまで降ってなくて、夫にも気をつければ大丈夫だよーと言われて、出かけました。
しかし出かけてる間に雪が強くなってしまい、帰り道にはうっすら積もり始めていました。

そして私はスピードを落としていたものの、徐行とまではいっていなかったのです。これが最大の原因。

あとちなみにミシガンは雪が降るとすぐ融雪剤(つまり塩)をまくので、タイヤは年中ノーマルです。

事故状況

交差点で私側の信号が赤で、ブレーキをかけても止まれず、やばいと思った時にはずるずると停止線を越えてしまい、右から曲がってきた車とほぼ正面衝突。

幸いどちらもスピードは出ておらず、ガシャーンというより、ずずずというぶつかり方。

こちらは右前の車体と、右の助手席のドアが壊れました。左の運転席の私と、右後ろに座っていた1歳半の娘は無傷、ムチウチもなし。相手も明らかに大丈夫そうでした。

直後の対処

相手方が移動したのを見てこちらも脇に車を寄せました。
それから相手が911に通報してる様子だったので、こちらは夫に連絡。

警察が来るのを待つ間、うちの車が停まっていることに気づかなかった後続車に追突されて焦りました。ほんとに少しで傷もなかったけれど、万が一それも事故なら大変。相手の車のナンバーを控えようとしたら、女性が出てきて、なんにも傷つけてないからいいでしょ!と今すぐ立ち去りたい様子。引き留めようとしていたところ、警官が到着し、問題なしと判断してその人を帰しました。

とりあえず警官には、自分が赤信号で止まろうとしたが止まれなかった、相手は悪くないことを説明。

警官はまず私や娘の怪我がないか確認、次に相手の方を確認に行きました。私はその間車で待機。
基本、当事者はそれぞれ車で待機で警察官が間を行ったり来たり。(うろうろすると事故の危険はもちろん、反抗の意思ありとみなされてそういう意味でも危険。)夫が来てからも、私の車に乗ったりするのはNGでした。事故の相手とは顔も合わせずもちろん連絡先を交換したりもせずに終わりました。

その後、免許証、車の登録証、保険証を提出。

その日雪で同じような事故がたくさん起きているのと、全員怪我がなかったためか、私は特に違反切符を切られずに済みました。でも、It's your fault! (お前のせいだぞ)!スピードを落とすんだぞと注意。そりゃそうなんですけど、はっきり言われると凹む、、

車の修理

助手席側のドアが開かなくなっただけで、走ることはできたので、夫が修理店に持っていきました。保険のおかげで自己負担は500ドルほど。

相手方の修理代

これ、ミシガン州だけのルールで、今回助かったのですが、ミシガンでは、交通事故での車の修理代は、加害者も、被害者も、それぞれの保険から出します。だから、自分の車の修理だけで済みました。被害者だったらと思うと、、、

怪我があったらその医療費はどうしていたんだろう…?

保険会社からの聴き取り

後日、保険会社から私へ電話で事情聴取。ほんとは本人の私が直接質問に答えないといけないのですが、英語が話せないということにして、通訳として夫に入ってもらいました。結果だいたいの質問は聞き取れましたが、テンパって不利なことを言いそうだったので、間に入ってもらってよかったです。

質問の内容はけっこう細かく、当時の状況をひたすら聞かれました。スピードは何マイルだったか、目撃者はいたか、信号は赤だったか、など。

事故後しばらく…

怪我一つなかったのでよかったとしか言いようがないのですが、事故を起こした側になったということの精神的ダメージが大きく、しばらく引きずりました。

悩みすぎないために、ひたすらアメリカの連続ドラマを観てました。観てたのは『メンタリスト』という刑事ドラマだったんですが、こういう時に推理物って淡々と観られていいですね。シーズン7までほぼ一気に観ました(暇か)。『プラダを着た悪魔』でチャラ男役だったサイモン・ベイカーが家族に一途な役をやってて一気にファンになりました。

話逸れましたが、毎年ハロウィンの頃初雪になるミシガン。これからの長い冬、運転はくれぐれもお気をつけて。

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