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コンサートに行きました

友人が安くチケットを取ってくれて、久しぶりに生演奏を聴きました。
宮地楽器のホールで溝口肇さん、西村由紀江さん、牧山純子さん、トリオで、映画音楽を主体としたものでした。
観客は満員で、年配のお客さんが大半でした。
映画には詳しくない私ですが有名な映画の音楽ばかりでしたので、音楽を聴くと映像が思い浮かんだり、映画を見た当時のことを思い出すものですね。
たいていの映画は大昔にテレビで見たのではないかな、と思います。
音楽に酔って、あっという間の2時間半でした。
演奏している方々も楽しそうで、私も楽しくなりました。

溝口肇さんは「鳥の歌」を無伴奏で弾きました。
90歳になるカザルスはカタルーニャ地方の鳥は「ピース、ピース」と鳴くのだと国連で演説したそうです。
8/6は原爆が広島に落とされた日。
現在も戦争中の国がある中、演奏を聴き、私も平和を願う気持ちになりました。

出演者はホールの響きを絶賛していました。
実はこのホールでよく発表会をしています。
もし会場が満員でなく閑散としていたら、もっと残響音が響くことでしょう。
しかし、さすがプロですので、音は耳を通じて体にも響きます。
私のつたない言語能力では言い表せないのですが、頭や胸のあたりに圧力を感じるような豊かな響きです。
スピーカーを通さない音のため、しっかりと倍音が伝わってきます。
やはり生音を聴くのはいいですね。
これで2700円は安いです。

それにしてもチェロを弾いている男性はかっこいいですね。
何割か増しに見えます。
そしてバイオリンやピアノを弾いている女性は美しいです。
もともと美しい人が楽器を弾くのか、楽器がその人を美しく見せるのかわかりませんが。
楽器を習っている身としては、プロの方々のここまで至るための努力が想像できるからこそ、音に高い価値を見ることができますね。

コロナも収束した感じもあり(実はそうでないそうですが)またコンサートやミュージカルなどがあったら行ってみたいなと思いました。
録音では味わえない迫力をまたホールで聴いてみたいです。


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