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第13回 【大人の勉強】生き甲斐(希望)ある人生を生きる!


第一弾 ”新しい扉”
 
第三章 最初は小さな自信から ①(①~⑤)
1. 自分に自信を持てるようになろう  
2. 間違った考え方や思い込みに気づこう 
2-1 感情はコントロールできるのです 
2-2 人生は初経験(試練)の連続なのです 
 
1.自分に自信を持てるようになろう 
 私たちは、人生経験を積み重ねいくうちに徐々に自分自身に対して自信を持てなくなってきたのではないでしょうか。人生を生きていると、成功体験より失敗や間違った経験が多いからです。それは、一部の人だけでなくすべての人がそうなのです。

 私たちは、生まれて初めて人生という体験をしているのです。それは、冒険といってもいいのかもしれません。ですから、失敗や間違いを繰り返すのは当たり前のことでもあるのです。
 しかし、失敗を失敗のままにしておくわけにはいきません。大切なことは、失敗した経験から学びその学びから成長していかなければ、「私もやればできる」と言った自信につながっていかないのです。
 
 たとえば、学生時代に勉強をしないで二流の会社に就職し、社会人になっても学生時代に勉強をしてこなかったことに対して反省もしないで、会社でも「私は学生時代に成績が悪かったからしかたない」と思い込んできたのかもしれません。

 そして、何の努力も頑張ることもなく「私の人生は所詮こんなもんだ」と、早々に人生をあきらめて過ごしてきたのかもしれません。しかし、「勉強が嫌いだったから勉強をしなかっただけだ。私もその気になれば、仕事だって人並み以上にできるはずだ」と思うこともできるのです。そのためには、過去の欠点を反省し人生を変えたいという強い気持ちを持つことが必要になります。
 
 私たちは、学生時代に成績によって順位をづけられその影響で「私は頭が悪い、才能がない」と勝手に思い込んでいることがあるのです。私たちは「勉強が嫌いだったから成績が悪かっただけで、その気になればできるのだ」と思うこともできるのです。頑張りたくないので今の人生のままでいいと考えるか、今の人生に不満を感じているので人生を変えたいと考えるかのどちらでも選択することができるのです。
 
 私たちは、今思い込んでいる考え方を変えることができるのです。そして、私たちはこのように他にも間違った考え方をしていることが数多くあることに気づく必要があるのです。間違った考え方の影響によって「私には無理だ」と、最初から人生で一番大切な自分自身に自信を持てずにいることだけはさけるようにしましょう。

 何かに取り組む意志を目覚めさせるには、少なくとも「私もやればできる」と思えるような小さいながらも自信を持てるようになることが大切なのです。ですから、間違った思い込みがないかを探し出し、そして、それから「私にも人生を変えられるのだ」と思えるような自信を身につけることから始めてみましょう。 
 
 自信を身につけるには、小さな成功体験を積み重ねることが大切だと言われていますが、その前に間違った考え方で自信を失っていないかと確認してみることも大切なことです。
 ですから、一度間違った考え方になっていないか次に説明する内容を参考にして考えてみましょう。
 
2.間違った考え方や思い込みに気づこう 
 私自身も人生について考え始めるまでは「学生時代から成績が悪かったから」「私には才能はないから」「いつも途中であきらめてきた」など、「私の人生は所詮こんなもんだ。人生を変えることなどできない」と、何も疑うことなくそのように思い込んで生きてきました。
 
 しかし、人生について考え始めて色んな知識を知るうちに、今までの考え方が間違った考え方であったことに気づけるようになりました。そして、少しづつですが「私もその気になればできるのだ」と思えるようになっていきました。今思えば、間違った思い込みの影響で、何かに挑戦することや人生の将来に対して自信がなく弱気な考え方になっていたように思えます。
 
 間違った考え方や思い込みによって、自分の人生の可能性を否定して生きていくことはとても残念な生き方です。私たちは、自信を持って生きていくことも自信を持たずに生きていくことのどちらでも選ぶことができます。

 そのためには、人生についての知識を知り今までの人生を振り返って考えて、何故私は自信を持つことができなかったのかに気づくことから始まります。そして、間違った考え方に気づき「私にもできる」と自信を持てるようになる必要があるのです。たったそれだけのことでも、考え方を大きく変えることができます。 
 
 たとえば「私は不幸だ」と考えていた場合、それは幸せについての知識を知り今までの考え方さえ変えることだけで、それほど不幸ではないことに気づくことができます。「人生は辛いのが当たり前」と考えていた場合でも、心の問題や人生についてなどの知識を増やすだけで、今まで以上に希望を持って生きていけるようになります。

 つまり、私たちは今までの考え方を疑うことなく、自分の考え方が正しいと間違った思い込みで生きていたのです。ですから、大人になっても本を読んだり勉強をした方がいいということの重要性を実感させられます。私たちは、学校の授業で幸せや人生についての教育を受けてこなかったのです。

 結果として、人生に関する知識が少なかったので間違った考え方のままで生きてきたのです。ですから、本を読んで人生についての勉強をすることでしか「間違った考え方」に気づき改善することはできないのです。
  
 ひとつでも間違った考え方に気づけると他にも何かないかと探し始めるようになります。そして、ひとつずつ解決してくことで気持ちが楽になり「私にもできる」と自信を持てるようにもなっていきます。最初の課題が間違った考え方に気づき「私にもできる」と自信を持てるようになることです。そして、その自信が徐々に大きくなることで人生に希望を持てるようにもなっていくのです。
 
2-1. 感情はコントロールできるのです 
 人間は感情の生き物です。そして、私たちはその感情(不安、心配)などで苦しめられるのは人間として当たり前のことだと思って生きてきました。しかし、過去を振り返り思い出してみてください。その中には、不安になる必要もないのに無駄に不安な思いをしていることが数多くあります。

 私たちの脳は、何も考えようとしていないのに無意識に何かを考えていることがあります。そして、脳はとくに過去の嫌なできごとなどを思い出しているのです。現時点で、不安になるようなことが起こっていないのに不安に感じたことはなかったでしょうか。もし、意味もなく不安になっているのであれば過去の嫌なできごとを脳が勝手に思い出しているのかもしれません。
 
 これからは、今何を考えているのかに注意を払うようにして気づくようにしましょう。そのように意識しなければ脳はさらに不安なことを思いだし続けます。ですから、不安な気持ちに気づいた時点で、「なるほど、私は無意識にこんなことを考えているのか?」と、他人事のように観察するようにしましょう。

 もし、なかなかその考えが消えないときには、何か楽しいことを考えるようにするか、軽い運動をして気分を紛らわすようにしましょう。一番良くないのは、思考をそのままにしておくことです。そのままにしておくと、不安な気持ちが膨大して不快な気持ちを持続させ続け、最悪心へ大きな負担をかけることにもなりかねません。
 
 人間である以上、感情とは一生涯付き合い続けなければなりません。ですから、日常的に不安な思いなどに気づくようにして、少しでも不快な思いをしないようにすることが大切なのです。このようにして、無意識に湧きあがった感情に振り回されないようにして、感情をコントロールする方法もあるのです。

 人間は、無意識に不安になるようなことを思い出すことが多いことを覚えておきましょう。それは、不安になる気持ちには防衛本能が含まれているからです。そして、日常的に不安な気持ちの状態では自信を持つこと無理だということも知っておきましょう。
 
2-2. 人生は初経験(試練)の連続なのです 
 人生は楽しいことより辛いことの方が圧倒的に多いので、「人生は辛いのが当たり前」だと誰でも感じていると思います。その理由の一つとしてあげられるのが、人生は初めて経験することの連続だということです。ですから「人生は辛いのが当たり前」と思ってしまうのです。過去を振り返っても人生は楽しいことより辛いことの方が多かったはずです。
 
 しかし、一度経験した辛いことに対してその都度対策を講じて対処していけば、同じ苦しみを二度と味合わないで済んだかもしれません。ですが、私たちは辛かった経験を乗り越えることで精一杯で、対策を講じてこなかったのが原因で同じ苦しみを味わい続けてきたのです。
 
 ですから、人生で大切なことは経験したことから学ばなければならないのです。失敗から学ぶのと同じ考え方です。試練を乗り越えるのは、私たちを成長させるためでもあると理解することです。しかし、試練から逃げ回っていては同じような試練に再び苦しめられることになります。私たちの人生は試練の連続なのです。ですから、過去に大変な試練で苦しめられてた経験があれば、そのときに二度と苦しまないような対策を講じて、試練を少なくしていかないと何時まで経っても同じ苦しみを味わうことになるのです。
 
 その基本的な対策として、本書では第二弾”心の扉”で心の問題(感情面)を中心とした説明をしていきます。感情(不安、心配、怒りなど)による苦しみ、仕事での苦労、人間関係での苦しみなどです。そして、それらの課題を乗り越えることで心への負担を減らしていきたいのです。
 
 ですから、考え方として試練が訪れたら試練を迎え撃つと思えるようになる必要があるのです。そして、それがポジティブな気持ちにもつながっていくのです。そして試練とは、乗り越えようと頑張る行為が私たちを人間として成長させてくれるものでもあるのです。、試練とは、この世を去るその瞬間まで誰にでも訪れるものなので、できるだけ早い時期に、試練に関する考え方を身につけて欲しいのです。
 
次回 第14回 第三章 最初は小さな自身から②を掲載いたします。
(掲載予定:2024年6月20日 木曜日)
 

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