2652 まんだらけ  ⑵


まんだらけが12/30に11月の月次を発表しました。
23年9月期売上高推移報告について

その発表によりますと、11月の売上高は、全店で、19.9億円(前年比128.6)
昨年に比べ、4.4億円増加しました。
内訳をみると、中野店が+0.49億 コンプレックス+0.37億 CoCoo+0.2億円
増加したようです。
理由としては前月と同じく、海外のお客さんの来店増加を始め国内外の来店が増加し、店頭販売が増加したことが大きかったようです。
コメントによると通信販売も増えているようです。


PERも3ヶ月で10倍前後から18倍近くまで上昇しています。
ROEだとトレファク・テイツー には見劣りしますが、営業利益率でみると、2社と比較しても高い利益率を誇ります。


コロナ禍で来店客数が減少し、かなり苦戦していましたが、前期の実績では、過去最高売上を記録し、今期の売上推移も好調に推移していることから、期待されているのでしょう。
特に、今期の計画では減収、減益予想となっています。
ただ、利益に関すると、京都に出店計画がありますし、通信販売に関しても、拡充する計画があり、採用も強化しているようです。

まんだらけの店舗には、行ったことがありませんでしたので、この正月を利用して、中野店と、渋谷店に行ってみました。
行ってみると想像以上に売り場が広く、たくさんの魅力的な商品が置かれていました。
特に、中野店の規模はリユース店の中でも全国NO.1ではないかと思うぐらいの幅広い商品が置かれており、かなりエンターテインメント性のある店舗であると考えられ、正直またいきたいと思うほどの魅力的な店舗でした。
中野店は新宿駅にも近く、外国人も利用しやすい場所にありますので、インバウンドも期待できるかもしれません。

ただ、渋谷店と中野店では若干品揃えに違いがあり、客層は異なります。渋谷店の方が、女性・外国人は多い印象は受けましたが、中野店は多種多様な人が多く訪れている印象を持ちます。買取センターもあり、買取に来るお客さんも多く来店している印象です。
今回行ってみて初めて知りましたが、アイドル関連の商品もかなり扱っていました。ただ、渋谷店では、ジャニーズ・韓流関連、中野店では乃木坂などの女性アイドルがありましたでの、こういうところからも客層の違いを感じました。

地域別の売上で見ると、日本での売上が7割程度あります。
昨年と比較すると、日本+10%  その他+9.2%
売上推移をみると年々海外の比率が上昇しています。
日本においては、コロナ禍で、来店客数が減少した影響で凹んでいますが、
その間も海外の売上は3年で16億→30億まで増加しています。

どのカテゴリーが伸びているか見てみましたが、特に大きく伸ばしているものはなく、TOYが+10億程度伸ばしているのが目立つぐらいです。書籍関連は少し落ちてきてはいます。

仕入れ実績をみると、TOY(玩具・ホビー)関連が6割ぐらいまでに増加しているのが分かります。逆に本は7億から5億に減少しています。
メルカリなどの影響ですかね?リユースの市場規模はそれほど減少しているわけではないのですが・・・
玩具ホビーの市場規模は600億から1800億に市場は3倍程度伸びていますので、それに比べるとそれほど増えてはいないのかもしれません。ただ、ホビー関連はトレカの伸びが大きいので、TOYはそれほどでもないのかもしれません。
まんだらけで扱っている商品は、今のトレンド性のある商品というより、昭和の頃の品揃えがかなり豊富にあり、比較的希少価値の高い製品が多くある印象なので、特異性のある店舗だとは言えます。



前に、店舗の売上が1億程度だろうと推測しましたが、店舗の規模を考えるとあらためる必要性を感じました。
直近で、新店(秋葉原・池袋)2店舗をオープンしていましたので、月次から2店舗の売上が平均3億円程度だということがわかりました。
しかもコロナ禍で3億程度なので、通常はもう少し売れているのかもしれません。 中野店・秋葉原店は池袋店の3倍以上の店舗規模になりますので、10億程度は売れているのかもしれません。

月次の売上推移を見てみますと・・・
コロナ前の2019年には100億を超えていますが、コロナ禍の2020年には、約10億程度の減収になりました。翌年の2021年は緊急事態宣言が長く続いていたのにも関わらず、96億円まで回復しています。
経済活動が再開された2022年には売上は106億と過去最高の売上を達成しています。今期の売上推移は、その数値をさらに上回る130%前後で推移。
さらに秋には、京都店をオープンさせる予定です。通信販売も拡充していくようなので、さらなる売上が期待できるかもしれません。



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