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"自分らしさ"は、外見に宿る。

今日は仕事を辞めた後の話。

こちらのnoteで書いたように、新卒で入社した会社を1年半で辞めた。

退社して1番始めにやったことは
『持っていたOL服を全て捨てた』ことである。


あの頃は、自分を抑え込んで、"誰か"になりたくて仕方なかった。だから、見た目も身につけていたものも全て「全然自分らしくなかった」と思う。

今思うと、本当に誰!!!!???
とツッコミが鳴り止まないくらい、別人だった。

世の中の「OL」という枠。
世間一般の「新卒」という枠。
人から"よく思われそう"という勝手に自分で決めた枠。

これらの枠からはみ出ないようにするのに必死で、そのマインドは顕著に外見に現れた。

・清楚なレーススカート
・足が痛くなる少し高めのヒールがあるパンプス
・無難な色のVネック
・髪型は無難な黒髪ミディアム

他にも数えきれないほどあるけれど、自分の「好き」は一切無視し、人からどう思われるかだけを気にした外見。

心は毎日辛かったな。おしゃれも全然楽しくなかった。足、痛かった。鏡に映る自分が、自分じゃないように感じてしまって、鏡の前に立つのも心がギュッて締め付けられていたのを今でもよく覚えている。


会社への最終出社日。

緊張しながらも上司や先輩、チームの人に挨拶をして、帰宅後真っ先にやったことが、OL服の断捨離だ。

中には売ったものもあるけれど、自分の手から手放すという意味で、持っていた服を全て大きなゴミ袋に入れて。本当にスッキリした・・!

こんなに好きじゃないものに囲まれて毎日生きていたんだ、って思ったら、こりゃ毎日辛いよねって納得した。

だって、「自分ウケ」よりも「他人ウケ」を気にしたアイテムばっかりなんだもん。私の心の声は何一つ、反映されてなかったから。


洋服を全て手放して0になってからは、「私はどんな服が好きで、どんな髪型が合うのか」自分の心の声を少しずつ聞いていくことからスタートした。

この頃は本当に好きなものや合うものが全くわからなくて、色々なことを試した。そして、枠にはまろうと抑え込んでいた反動から奇抜なファッションに行きがちだった。(家族からは「ピエロ」や「探偵」と、呼ばれてたっけ。笑)

でも、この頃に沢山自分の声を聞く訓練をしたおかげで、色々試したおかげで、今は私に似合う好きなファッションや髪型がわかるようになった。

昔よりはずっと「お気に入りの外見」に近づいてこれた気がする。


いまの時代によく聞く「自分らしく」という言葉。

仕事を変える?マインドを変える?
難しく考えがちだけれど、まずは日々身につけるものを「私にとって心地よいもの」に変えていくのが一番手っ取り早い気がする。

鏡に映る自分を、好きでいたい。

言葉にするのは恥ずかしいが、こんな気持ちを持ってしまうのは当たり前のことだ。

もちろん、会社の社風とかがあるから全て100%好きなアイテムを選ぶのは難しいかもしれないけれど、でもほんのちょっとでも。1アイテムとかでもいい。

他人ではなく、わたしが喜ぶ選択をしてあげたいなって思う。

そんなに肩肘張らなくても大丈夫だよ。
心の声、無視しないであげて。
本当は嫌がってるのも、自分に合わないって思ってるのも気づいてるじゃん。

靴擦れしちゃうパンプスなんて、毎日履くべきじゃない。身体が可哀想だよ。

きっと最初は、自分を表現するのは怖いだろうから、小さな一歩からで大丈夫。本当はどんな洋服を着たいって思ってる☺︎?

と、過去の私へ言ってあげたい。




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