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ファッションに目覚めたら、自分をまた好きになれた話


ファッション。


正直これまでの人生、とっても苦手な分野だった。
苦手というか、面倒臭い。

これ!っていうコーディネートさえあれば、別にほかに買おうとか思わなかったし、Instagramでよく見るファッションブランドの店員さんがやるライブ配信とか、申し訳ないが全く興味がなかった。インスタとかで自分のコーディネートを載せている人もよく目にするが、「ようやってるよな〜」と、いつも思っていた。雑誌も、ほとんど読まない。


そんなわたしが、最近ようやく、ファッションに目覚めてきた。


きっかけは、家族のファッションに対してアドバイスをしたこと。
身近な人たちから言わせれば、わたしはどこか、"センスが良い"らしく(とても嬉しい)、「これどう?」と靴や鞄や洋服について、聞かれることが最近とくに多かった。そして、自分のセンスをフルに活かして、とってもおしゃれな鞄やワンピース、コートを探してあげたのだ。

それらを身に纏った家族は、客観的に見ても、とてもおしゃれになった。垢抜けた感じ。

なんだかそれが、とても嬉しかった。「わたしセンス良いんだ」と、改めて自信になったと同時に、「いやいやいや、そのセンス、自分にもフルに活かしてやれよ、、」と、心の底から思った。


そして、思い出したのだ。
小さい頃、本当はとってもおしゃれが好きな女の子だった、ということに。


母に言わせれば、わたしは幼少期から、自分が着る洋服に対してとてもこだわりがあったらしい。親が買い与えるのでは満足できず、「わたしはこれがいい!好き!」と。

本当は、おしゃれ大好きなんだよね。流行とかは全く興味ないんだけど、どこか抜け感があって、洗練された上品さも持ち合わせた、洒落感がある感じがとても好き。そういうコーデも、感覚的になんとなくわかる。

なんだけど、自分のセンスをフル活用した場合、お金がとてもかかる。そこに対するブレーキがあって、なかなか自分の感覚をフルで活用しないように抑えていたのだなと、このタイミングで改めて気づいた。


自分のセンスをフルで発揮させよう。
お金はかかるけど、本当に好きでキュンとする洋服たちを身にまとおう。

そう思えたら、その観点で洋服選びを始めたら
最近、ファッションがとても楽しい。

「絶対これわたしに似合う」という洋服を試着して鏡にうつった自分をみると、なんだか自分を好きになれる。これ着たら絶対可愛くない??メイクこれ挑戦してみようよ。ずっと欲しかったあれ、ついに買っちゃおうって。このワンピースやばすぎ、、、、♡と、頭の中でワクワクした言葉たちが駆け巡る。たのしい。うれしい。こんな感情でいっぱいになる。

制限をかけずに自由な気持ちで、自分の気持ちに正直に洋服や小物を選ぶと、必然的に自分にとても似合うものたちをピックアップできる。


そして、それらを身に纏った自分を、また好きになる。


ファッションって、面倒臭いなぁ。パーソナルスタイリストさん欲しいってずっと思っていたけど。こんな気持ちでファッションと向き合ったら、こんなに楽しいと思えるものなんだ。

自分に自信を与えてくれたり、
ちょっといつもと違う自分になりたいときに手助けしてくれたり
自分の良さを最大限発揮させてくれたり、
目の前の人を少しドキッとさせてくれたり。

ファッションには、そういった力があるんだって、この年になってようやく気づいた。

これからは、多少お金はかかるけど、自分が本当にセンスが良いと思えるファッションに身を包んで生きていきたい。大切な自分が身にまとうものだもん。当たり前だよね。

ファッション。
これから本当に、好きになっていけそう☺︎
仲良くやっていけそうで、うれしい。



余談だけど、この一連の気づきを通して、一つ思えたことがある。

それは、ファッションは「自己表現の一つ」なのだということ。

わたしにとっての「自己表現」は、ここnoteに気持ちを書くこと、そして「仕事」。なんだけど、人によっては「ファッション」が自己表現の人もいるんだなと。わたしがこれまで「なんで、わざわざインスタで自分のコーデを載せるんだろう?」って疑問に思っていた人たちは、きっとファッションを通して「自分らしさ」を表現、発信していたんだよね。

自己表現の仕方は、
仕事、趣味、ファッション、スポーツ、絵を描くこと、文字を書くこと、などなど。人それぞれ。

ということに、改めて気づいたというお話しでした。





おしまい












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