見出し画像

子供が物をなくした時

子供が物をなくした時、どうしたらいいのでしょうか?

長男が小学1年生の時でした。
学校から帰ってくるなり、
「かさ☂️がない」
と言うのです。

私は、これは、簡単に買い与えてはいけないと思いました。
これで
「はいはい」
と買ってしまったら、なくしたらすぐに買ってもらえると思うでしょう。


「いつなくしたの?」
「どこでなくしたの?」
全然わからないと言うのです。


一緒に、家から学校までの心当たりのある場所を全て探しました。
そうやって身体を使って、時間を使って、苦労させることが1つ大事だと思いました。

やはり見つかりませんでした。


そこで、約束をしました。

次からは、もし、自分の不注意で、なくしたり、壊したりした時は、自分のお小遣いで買うこと。
お母さんは、買ってあげません。

その結果

それ以来、長男は、1本も傘☂️をなくしませんでした

それどころか、他のものも、なくしたり、壊したりした記憶もありません

歯医者代も、お小遣い制なので、めちゃめちゃしっかり歯を磨くようになりました
なので、高校生の時、検診で引っかかった歯が、38歳になった今も、虫歯に進行していません。


我が家のルール

長男のおかげで、我が家のルールができました。

全員と約束しました。

物を自分の不注意で、なくしたり、壊したりした時は、自分のお小遣いで買うこと

虫歯になるのは、歯の磨き方が悪いからなので、虫歯の治療費は、自分のお小遣いで払うこと


ちょっと厳しいようですが、それによって、自分の持ち物に対して、責任を持つようになりました。

そういう厳しさがないと、自分の物に無関心になり、どこにあるのかも、分からないということになります。

「また、買って貰えばいいや」
という安易な気持ちにもなります。


学校で、落とし物があっても、誰も取りに来ないことが、よくありました。自分の物に関心がないのでしょう。それに、なくなったら、すぐ買ってもらえるのでしょう。

それでは、いけないのではないでしょうか。なくなったら、なくなったことに気づかないといけないし、探さないといけないと思います。

そう思って、そのようなルールを決めました。

その前提として

全ての物に名前を書く

ということが大切です。

人の物と自分の物を区別するには、名前を書いておくことが重要です。

生徒の中には、
「目印があるから、私の物だと分かるので大丈夫です」
と言う子がいますが、それでは不十分です。

自分に分かっても、他の人に分からなければ、落とし物は返ってきません。

私は、修正液がなくなってから数年経って戻ってきたことがありました。それというのも、きちんと名前を書いていたからです。

それがもし、ただの自分だけに分かる目印しかなかったら、二度と戻ってこなかったでしょう。



長男は、1本もなくしませんでした。
けれども、そんなルールがあっても、全く関係なかった人物がいました。それについては、また、いつか述べたいと思います。


お読みくださってありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?