健康志向でお酒を楽しむ?アルコール量を考える新たな視点とは

こんにちわ! 薬剤師 のりこです。

厚生労働省は「飲酒ガイドライン」を初めて作成しました。

今まではアルコール度数や何杯飲んだかで飲んだお酒の量を量るのが
一般的でした。
が、今回のガイドラインで、
純アルコール量に着目しよう!
それがお酒を健康的に楽しむためには大事だと言っています。
ようは
なにをどれだけ」飲む量と飲むお酒両方に着目しようと言っています。

お酒は忙しい日々にリラックスさせてくれたり、飲み会を楽しくする助けになったりしますよね。
お酒を飲むのをやめるのではなく、上手につきあっていくために…
今回発表されたガイドラインをまとめました。

お酒が大好き!でも健康でいたい!と考えているかた(わたし!)は
ぜひ参考にしてみてくださいね


お酒の弱い・強いがどこからきている?

女性は男性よりもお酒に弱い

女性は、3つの理由から
一般的に男性よりお酒に弱いと言われています。

・男性と比べて、体の水分量が少ない
・男性と比べて、分解できるアルコール量が少ない
エストロゲン(女性ホルモンの一種)などのはたらき


体質の違いでお酒に強い・弱いがある

アルコールを分解する体内の分解酵素のはたらきの強い・弱いなどが、
個人によって大きく異なります。
この酵素のはたらきが弱いと、飲酒により、
顔が赤くなったり、動悸や吐き気がする状態になることがあります。
(これを「フラッシング反応」と言います!)
※分解酵素のはたらきの強弱は、遺伝子によるものと言われています。
フラッシング反応を起こす人が日本では41%程度いると言われています。
(半分弱!結構いますよね)

飲むお酒量の目安

お酒に含まれる純アルコール量は、
「純アルコール量(g)=摂取量(ml)×アルコール濃度×0.8」で計算できます。
たとえば、ビールロング缶(5%)のアルコール量は
500(ml) × 0.05 × 0.8 = 20(g)
で20gです。
その他にも
ワイン(12%)グラス1杯=12ℊ
日本酒(15%)1合=20g
と計算できます。

今回のガイドラインでは
この純アルコール量に着目しようと言っています。

国が定めた基本計画では、
生活習慣病のリスクを高める1日当たりの純アルコール量について、
男性は40グラム以上、女性は20グラム以上と示しています。
ようは男性はロング缶のビール2本、女性は1本です。

健康に気をつけたお酒の飲み方


1.あらかじめ量を決めて飲酒をする
  (私はあれば飲んでしまうので、笑
   少々割高ですがその日に飲むお酒はその日に買っています!)
2.飲酒前又は飲酒中に食事をとる
  血中のアルコール濃度を上がりにくくし、
  お酒に酔いにくくする効果があります。
3.飲酒の合間に水(炭酸水)を飲む
  水でお酒を薄めるも効果あり、アルコールが入っていない飲み物
 (お茶など)でも効果あり。
4.1週間のうち、飲まない日を設ける

いかがでしたでしょうか?
最近ではストロング系チューハイの販売撤退の動きも広まっています。

健康に気をつけながら、
お酒と上手につきあっていきたいですね。


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