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今度こそ世の中にじゅわーと広まるクスリになるのか…
新しい肥満対策の薬
「アライ」が来年春にようやく販売です。
販売するのはリポビタンDでおなじみの大正製薬。
どうやって肥満対策になるのかが気になるところ。
![](https://assets.st-note.com/img/1701291094952-wteJSB8kRm.png?width=800)
NHK 健康チャンネル
食べた食事の中に入っている脂肪。その脂肪が小腸から分泌されるリパーゼという脂肪分解酵素によって分解されて、体の内に吸収されるます。
その脂肪が吸収されすぎた結果、太るにつながります。
そこで登場するのが「アライ」の成分オルリスタット。
オルリスタットはこのリパーゼの働きを抑えます。
結果、食事の中の脂肪が体の中に吸収されるのを抑えます。
ようは
「食べた脂肪分を吸収しないでそのまま便で出しちゃえー!」
という薬です。
販売元の大正製薬によると、
食事由来の脂肪の25%が便で排出されるようです。
トクホのお茶を飲んでいる方
健康診断でひっかかりそうだけどひっかからない
ギリギリを攻めてる人からすれば、
画期的な薬です。
薬なので、食品に比べれば、効果が示せるので^^
いい薬ではあると思うんですが…
こういった生活習慣病に関するOTC医薬品は
買うときのハードルがとっても高い。
いや、高すぎるんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1701292056102-Rp2phthn6o.png?width=800)
大正製薬 製品ブランドサイト
買おうと思ったら
1.はじめて買う1か月前から生活習慣改善の記録をする
2.買うときには薬剤師がその記録を確認する
3.その他、買う時には腹囲の確認・年齢の確認をする
が必要です。
続けて買う場合も生活習慣改善の記録の確認
が必要になります。
ぅう…!
買うの踏みとどまりますよね…
販売する側も購入する側もハードルが高いんです。
でも、ここで薬剤師側が
「こんな薬売れないよ」とあきらめてしまれば、
想像通り
「こういう薬は売れない」
「セルフメディケーションの浸透はまだまだ先」
の状態が続いてしまいます。
薬剤師側が売れるしくみを考えていけば
潮目は変わってくると思います。
たとえば、
・事前の記録確認を紙VerとスマホアプリVerで提案する
スマホアプリなんてコレがよさそうです。
薬局でdポイントつけてるならなおさら
![](https://assets.st-note.com/img/1701383821563-LI9qqACpC6.png)
・効果をイラストで分かりやすく書いておいて
悩んでいそうな人にさっと目で認識できるようにする
(ブランドサイトに効果結果が示されている棒グラフがありますが
棒グラフだけだとパッと見どれだけ効果があるのか
分からず、購入につながらない)
・ベネフィットを伝える
※メリットはその商品の機能をさします。
今回でいえば脂肪の25%が排出される
ベネフィットはその商品を買って得られる未来をさします。
ズボンをワンサイズダウンできます。
など。
(考える力が必要になりますね^^)
ハードルが高いからなぁで終わるのではなく、
そこを一歩脱出できるか
いまこそ、薬剤師の提案力が試されるときだなと考えています^^
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