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管理栄養士があなたのご自宅で栄養のアドバイスをしてくれる!?

ちょっとざんねんだけな気持ちになる記事に出会いました。

管理栄養士による居宅療養管理指導の評価を2024年度介護報酬改定では見送るという記事。

役所の記事になると、一気に漢字が多くなります…

居宅療養管理指導とは、医師、薬剤師などが、お宅に訪問して、治療をしたり、お薬をわたしたりすること。
対象者は要介護状態の方。
”要介護状態の方ができるかぎり自分が住みたい住まいで、
自分ができることに応じて、自立した毎日を過ごす”
その目的を達成するための医療関係者のおしごとです。

今現在、栄養のプロである管理栄養士が居宅療養管理指導をとれるのは
病院につとめている、もしくは栄養ケア・ステーションに所属する
管理栄養士など、に限られています。
薬局に所属しているだけでは、ご高齢者のお宅に訪問して栄養指導しても
ただのサービスです。

でも、ご高齢者の低栄養状態はかなり深刻

社会保障審議会 介護給付費分科会(第220回)より

うーむ。
でもでも、来年行われる介護報酬改定では管理栄養士による居宅療養管理指導は見送りになりました。

そして、見送り理由が残念だなと。

理由は、薬局に勤務している管理栄養士は
・研修の受講回数が少ない
・保有する学会認定などの資格が少ない
などが挙げられていました。

研修の受講回数??

研修の受講回数って評価の対象にならないと思います…
だって会社からムリやり行かされて、身になってないのに…
回数はクリアしたから、ご自宅にいっといでー!
なんてことありそうですよね。
分かりやすいんでしょうね、研修受けたかどうかって…。

でも他にも理由として
接客や品出しにも管理栄養士がたずさわっているから。
というのがありました。
それは、確かにそうかもしれません。

栄養指導って成果が出るのに時間を必要とするし、
指導って何をもって指導というのかもわかりずらいし…

そういったものに新しく評価基準を決めて
やったサービスに対価を頂く仕組みをつくるって
意外と難しいのかもしれませんね。

街の方々が安心して暮らすためには
医療関係者がチームで働くことは必要不可欠。

管理栄養士さんが活躍できる環境になっていくのかどうか…
今後も注視していきたいと思います^^

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