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評論・小説

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平野啓一郎論ー分人主義、小林秀雄を超えてー

平野啓一郎論ー分人主義、小林秀雄を超えてー ㈠ 拙稿、小林秀雄論ー序説、何故賢いのかー、…

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詩人論ー海外の詩人、四人「アルチュール・ランボー、ボードレール、エドガー・アラン…

詩人論ー海外の詩人、四人「アルチュール・ランボー、ボードレール、エドガー・アラン・ポー、…

詩人論ー日本の詩人、四人「宮沢賢治、中原中也、伊東静雄、石川啄木」ー

詩人論ー日本の詩人、四人「宮沢賢治、中原中也、伊東静雄、石川啄木」ー ㈠ 序説で述べた様…

詩人論ー日本、海外の詩人論、序説ー

詩人論ー日本、海外の詩人論、序説ー ㈠ 詩人論というものは、今迄あまり書いて来なかった。…

文章を書く時の形式についてー考察ー

文章を書く時の形式についてー考察ー ㈠ 文章を書く、という行為は、昔は象形文字などから始…

小林秀雄論ー総括と目次ー

小林秀雄論ー総括と目次ー ㈠ 批評家、小林秀雄を、批評するという困難が、最初にあった。ど…

小林秀雄論ーその批評と生涯ー

小林秀雄論ーその批評と生涯ー ㈠ 小林秀雄は、東大文学部を卒業している。学生時代は、様々な作家との交流があった。後に、奈良に住み、志賀直哉家に出入りしたこと、その後、文學界の編集責任者になったこと、1938年に明治大学文芸科教授になった、など、紆余曲折を経ている。後は、精力的に作品を発表し、地位を築いて行く。 ㈡ 1951年 日本芸術院賞 第一次『小林秀雄全集』 1953年 読売文学賞 『ゴッホの手紙』 1958年 野間文芸賞 『近代絵画』 1963年 文化功労者 1

小林秀雄論ー志賀直哉について、対話集からー

小林秀雄論ー志賀直哉について、対話集からー ㈠ 今回も、『小林秀雄 対話集』から、対話の…

小林秀雄論ーゴッホについて、対話集からー

小林秀雄論ーゴッホについて、対話集からー ㈠ 講談社文芸文庫から発売されている、『小林秀…

小林秀雄論ー徒然草についてー

小林秀雄論ー徒然草についてー ㈠ 小林秀雄程、徒然草の兼好に、魅せられた人はいない。とい…

小林秀雄論ードストエフスキイの生活と、文學界ー

小林秀雄論ードストエフスキイの生活と、文學界ー ㈠ 小林秀雄が、『文學界』の編集責任者に…

小林秀雄論ー西行、についての考察ー

小林秀雄論ー西行、についての考察ー ㈠ 自分は、西行について、ほとんど詳細を知らない。唯…

小林秀雄論ーモオツァルト、についてー

小林秀雄論ーモオツァルト、についてー ㈠ 小林秀雄の『モオツァルト』は、端的に言って難し…

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小林秀雄論ーXへの手紙、雑考ー

小林秀雄論ーXへの手紙、雑考ー ㈠ 小林秀雄の『Xへの手紙』は、一見難解に見えるが、一回性というものを知ったら、誰もが通る道だと思われる。夢をみていた者が、夢をなくした状態、とでも言えば適切だろうか。しかし、この状態こそが、夢の具現化だと、誰もが思わないのは不思議だ。 ㈡ 例えば、この様な箇所がある。 こう言う状態を、価値の転化と見るには難しい。失ったということは、転化後しか存在しないということだ。つまり、今、というものしかないということだ。自分は過去というものを憶