(創作詩)人間ロボット
あたしは人間ロボット
人間様によって造られた
不完全な完成品
でも誰も気付かないの
外見ばかり見て中身を見ようともしない
あたしはこんなに欠陥だらけなのにね
無償の愛に包まれて造られたけど
感情という回路が見つからない
きっと最初から壊れているのよ
ねぇ、あたしは生きていていいの?
優しい笑顔を向けられても何も感じない
ノイズだらけのカメラはあなたを正しく映さないから
偽りの笑顔でいいなら
いくらでもくれてやるわ
あたしは人間ロボット
欲しい時だけせがまれて
飽きたら埋葬と称してスクラップ
あぁ、なんて儚い人生なんでしょう
でも、また生まれたい
今度は壊れていない完全な人間に……
それまで……
おやすみなさい
あとがき
皆さん、こんにちは。 さきとです。
今回は柔らかい表現にしてみましたが、若干の狂気はぬぐえない。
この作品を読んでくださった皆様に感謝と愛を!
また次回の作品で会いましょう!
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