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【ちゅーがく理科】これからの時代、宿題は〇〇だけさせてみよう

 今日はみなさんゆっくりできましたか。
 明日、日曜の夜は「ちびまる子ちゃん現象」と言われるくらい、子供たちは月曜日の準備、特に宿題に追われるかもしれません。そして、おうちの方からは「なんでもっと早くしとかないの?」と叱られますー笑
 今は春休み中だからゆっくりですかね。

 と今日は宿題の是非とこれからの在り方について意見を述べたいと思います。自分の中でも結構自信ありで、これから流行ると思ってます。


1、宿題の長所と短所は何か?

宿題の長所 

 宿題のメリットは、①学力差をなくし、全員の学力を統一させる、②児童生徒と保護者のコミュニケーションの場となる、③反復学習の機会となるなどが考えられます。
①学力差をなくし、全員の学力を統一させる
 子どもの学力は正直に言うと裕福度に比例するものだと考えています。家庭に財力があれば塾に通わせることができますし、余裕のあるいい学習環境を与えることができます。愛されることから子供に自尊感情を芽生えさせ、自分はやればできるんだと信じさせることもできます。スポーツにおいても、興味深いデータがあり、オリンピック選手の子供がメダリストになる確率が一番高いという研究結果もあるそうです(正確な情報源が見つからずすいません)身近な親がオリンピックに出たという親近感、そして優れた練習環境やノウハウ、確率が高くなるのは当然と言えば当然です。
 宿題は、家庭環境が恵まれない児童生徒にも均等に学習の機会や教材を与えることができ、学力の統一に繋がると言えるでしょう。

②児童生徒と保護者のコミュニケーションの場となる
 国語の教科書の音読の宿題が一番分かりやすいでしょう。親が晩御飯を作っている傍らで、音読を聞いてもらい、サインをもらう。「今学校でこんな授業をしているのか」や「あ、この漢字読めないんだね」など子供の学習状況の把握につながります。
 算数のプリントも同じです。分からない箇所があれば、おうちの人が教え、共に学ぶ場が提供されます。中学生では、学習内容のレベルが上がるため親に教えてもらいにくいかもしれませんが。

③反復学習の機会となる
 脳への定着は、五感を同時に使い、反復されることです。同じ学習を何度も行うことで、脳の電気信号が同じ神経を何度も往復し、シナプスが強化される。よって、内容が定着することにつながります。漢字の書き取り、英単語、繰り返し書いて覚えたものです。この地道な学習ステップは、息をするように自然と漢字が書け、英語が話せるために必要です。
 小学校2年生で学習する九九。これ、一番皆さんも覚えていませんか。当然です。何度も何度も唱えて繰り返したのですから。

宿題の短所

①学習への興味を下げてしまう
 どうしても宿題の内容は復習に偏りがちで、知識の強化に焦点が当たります。作業的な宿題が多く、学習の本来の意味から外れてしまうことが懸念されます。例えば、漢字の書き取りや計算プリントなどが挙げられます。大切な内容ではありますが、作業感の強さは否めません。

②好きなことに取り組める時間が無くなる
 今世間では部活動の地域移行が進められています。平日に部活動を地域に任せるとなると問題が発生します。それは、塾の時間や家庭学習の時間との兼ね合いです。キャリア教育や主体性が取り出される現代で、宿題は時代を逆行していると捉える方もおられるでしょう。

③学習レベルを統一してしまう
 義務教育段階での学校では、教室の学習レベルはバラバラです。授業の内容を一度聞けば分かる生徒もいれば、苦手な生徒もいます。そんな学習差がある生徒たちに対して、統一された宿題はどんな狙いがあるのでしょうか。それぞれのレベルにあった内容を様々に用意されている、本当に熱心な先生もおられるでしょうが、その準備は非常に大変なものですね。

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