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イギリスのとてつもなく短い青信号から人生の教訓を得た話。

こんにちは。本州から出たことない人です。

わたくしはすこぶる元気です。
本日もイギリスよりお届けいたします。

本日はイギリスの青信号から人生の教訓を得たお話をします。

こちらに来て5本の指に入るくらい驚いたことのひとつに、「青信号の短さ」が挙げられます。

それはもうとんでもなく短いです。4秒くらいではなかろうか。いや、下手したら3秒くらいかも(体感)。

横断歩道自体が短いのもありますが、それにしても青信号短すぎます。普通の速さで歩いて渡りきる前にもう赤信号に変わります。「この短さで誰が渡り切れんねん」とひとりつっこみを入れたくらいです。けがをした人、足腰が悪い人、重い荷物を持っている人、歩くのがゆっくりな人、高齢の方にはちょいと優しさが足りないのでは・・・?と思いました。

しかし、この短すぎる青信号の恩恵をわたくしは早速受けることになるのです。

それは「諦めがつく」ということです。

日本にいるとき、信号待ちの時間を少しでも排除するために「青信号が視界に入ったらダッシュ!」していました。青信号が点滅し始めたものなら多少長い横断歩道でも、イチかバチか渡っちゃう。

でもここ(イギリス)ではそれが出来ません。歩行者ボタンを押して、ちゃんと待って、限られた時間に安全に歩いて渡れるようにする。まあほんのちょっとだけ走るときもありますけどね。

だから、焦ることも走ることもなくなりました。ちゃんと待とうって。

日本の地下鉄とか山手線もそうですよね。2~3分おきに電車が来るのに、駆け込み乗車をしたり、なんとしてでも早い電車に乗ろうとする人いますよね(急いでいたり、心に余裕がなかったりするのかな)。でも数分待てば、息を整えている間に次の電車がやってくる。


まあ確かに待つけど、でもそんなとてつもなく長い時間待つわけじゃない。ちょっとだけ待って、しっかりしかるべきタイミングで渡る。

人生において「待つ」ことの大切さをわたくしは改めて学んだわけです。

人生もこの青信号みたいに、そんなに焦らなくても、少し待てばタイミングや、チャンスを掴んでものにするときがくるのではないかと。

もちろんただ、なんとなーく、ボケーっと、なーんの努力もせず待っているだけでは絶好のチャンスもタイミングも気づけないです。

心の準備をして、手は抜かずとも肩の力を抜いて楽しく生きて、そしてほんの少し「待ってみる」ことを意識すると、意外と絶好のチャンスやタイミングは自分の方に勝手に向かってきてくれるのかもしれないですね。

そういえば、他にも「待つ」ことの大切さを実感したタイミングありました。友達づくりです。

こちらに来て、なかなか「友達」と呼べる人ができずとても焦っていました。みんな楽しそうにしてるのに、自分は友達の作り方を忘れてしまった。母に「友達がいない。友達ってどうやって作るんだっけ?」と、メッセージアプリでぽつりと不安をこぼすと、こんな返信が返ってきました。

友達って急いで作る必要があるの?1ヶ月ぐらいで友達はできないと思うよ。今は複雑な気持ちを持ちながら勉強、旅でもすればいいと思うよ。お母さんは5人も友達はいません。長い年月をかけて友達になりましたよー。

母のメッセージを原文そのまま引用

偉大なるお母さま。おっしゃるとおりでございます。

言われた通り、焦らず過ごしていたら、自分のフィーリングに合う人というのが分かってくるようになりました。そして嬉しいことに、その子たちと一緒に時間を過ごすことが出来ています。

焦らないで待っていたら「一緒にいたい人と楽しい時間を過ごす」ことが可能になったんです。

と、いうことで、まさかこちらに来て数日で、青信号からこんな教訓を得られるとは!!



なんかうまくいかない。焦りに焦っている。急いでいるのに進まない。成果が出なくてもどかしい。そんなときもあるかと思いますが、イギリスの青信号だと思ってみると心が軽くなるかもです。

ちょっと立ち止まって一息つきましょ。

このnoteを読んでいるあなたに幸あれ。


わたくしに大切な人生の教訓を与えてくれた信号。あなたにもこのパワーをおすそ分けします。


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