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劇団わたあめ工場 10周年企画公演 3rd Stage「永久ニ退屈ナ悪戯」各キャラクターへの感想とか写真とか

物語全般に対しての感想は書いたので、残りは各キャラクターへの感想などを書いて、この作品への一区切りをつける!!そうしないとロス沼にずぶずぶ入り込んで、何も手につきゃしない。っていう言い訳をしない為に書く。

9月本公演の稽古がもう始まってるってのに、いつまでもロスってるわけにゃいかんわ。

はい、行きましょう。

ラナ様…は、最後!!

まずは、三本柱とその周りの面々から。


イマード

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常識人No.1
国全体のことは見えているのに、自分に向けられている好意には鈍感。そこがまた良いんだな。ソヘルにマアルーフを放っておいていいのですか?と言われた後のセリフを一息でいくのか、吸うのか…いつも気になって見てた。サラーヴの行く末はこの人の双肩にかかっていると思っている。

ユムナ

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ギャップ萌え度No.1
初めて見たおさきさんは、河童でした。以降、盗賊、宇宙人、大罪人とどの役も濃いキャラクターで、今回初めて清楚スイッチの入ったお姿を観て…「すげぇ美人。」と改めて思った。少女漫画ばりのソヘルへのポカポカは萌えポイント。

ソヘル

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応援したくなる人No.1
前世では金の亡者だったのに、そんな面影が少しも無い好青年に。彼の気持ちがユムナに届く日は…来るといいね。ただ、「ザーヒルに目がくらんで!」は失言やな。そういうとこやぞ、ソヘル

ハニファ

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実はエチエチ度No.1
何を隠そう、今回一番えちえちだったのはハニファだと思っている。どこが?あそこですよ、旦那。決起を渋るアブト様を惑わそうと身体を重ね…場面転換後、身なりを正すあの仕草。えっろ。ま、その手前のシーンでちらりとのぞく太もも…げふんげふん。それにしても侑香里さんの声色の変化は凄いなと再認識した。

サーリハ

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たしなめられたい度No.1
よく通る声。何でもそつなくこなしそうで実は料理が出来ない。出来ないのか、味覚がとんでもないのか、どうなのだろう。ハニファ!とビシッと言うあのテンションでたしなめられたい。踊ってる時の指先まで美しかった。

<おまけ>
料理?中のお姿。紗幕に阻まれ、これが限界だった。

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ナジュマ

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守ってあげたくなる度No.1
ご本人はツイートでよく反省をされていたけれど、初舞台とは思えないほどしっかりと演じられていたと思う。違和感とか何も感じなかったぞ、おっちゃん。ガーニムに剣を突き立てる姿もどこか怯えた風で、ナジュマらしさが出ていたと思う。


ザーヒル

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1日交代したいNo.1
もちろん、襲撃の日じゃなくてね。あ、繋がれた後も嫌よ。公演が深くなるにつれてどんどん嫌な感じが増すと共に、色気もどんどん増してた。途中からシャウラをお姫様抱っこするようになって。なんて、ウラヤマ…。代わって、1日…いや、半日でもいいから。
ところで、牢屋から助け出された後の咆哮は…なんだったんだろう。様々な感情が一気に噴き出した…ということか。


ヤーサミーン

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やめて!お姉さま!No.1
彼女のハイライトはやはり、あそこだろう。「なに?私たちのせい?」内心、やめたげてー!!優しくしたげてー!!だった。女の世界は怖い…。
今回の振付も素敵だったなぁ。OPしかり、ザーヒル登場の場面の舞も綺麗やったなぁ。


ランダ

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赤髪似合い度No.1
ご本人のツイッターで中の人のお写真を見ても、なんだかしっくりこないという不思議な感覚になった。それぐらい赤髪がハマっていた。似合いすぎ。ていうか、途中参加なのに、それを全く感じなかった。チェックメイトする姿に毎回しびれてた。


スンブル

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比喩がひどいよNo.1
馬小屋の匂いがするとか、老婆のようとか…たとえが辛辣だよ、スンブルwいやぁ、それにしても最終日までお姿を収められないんじゃないかとヒヤヒヤした。小柄なのに、ぺたんと座ってんだもん。焦った。前世のアンナから一転、色気むんむんキャラ。それを見事に演じられるんだから凄いなぁ。


アブト・ラーニャ

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わかるわかるぞぉNo.1(アブト)
あんな風に押し押しでこられたら…な。わかるけど、けど…どうすんの?多分、ラーニャは全部気付いてるで?女性はそういうん敏感やし、自分、わかりやすいわ(笑)もっと、しっかりせんと全部失うで?王として、男としてしっかりしぃや(何目線?

最初から全部気付いてるよねNo.1(ラーニャ)
ハニファが初めて屋敷に来た時から、なんかおかしいと思ってたよね。ね。おっちょこちょいでぼーっとしていそうで実はしたたか。そういう子。ラーニャはきっとそういう子。芯は強く頑固。次期国王の子を身ごもってハニファに取って変わるんだ、きっと。

次第に増していくいちゃいちゃにほっこりしてた。
「ラーニャ♪」、「アブトさま♪」
「ラーニャ♪」、「アブトさま♪」
いつまでやっとんねん(笑)


サーヒルン

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今回も滑舌が神No.1
私は二日でも三日でも彼女の話を聞いていたい。何かに没頭し、極めている人の話は何時間でも聞いていたい。小さなアドリブが変化していくのが面白かったな。「三日、三日。」、「根に持ってるな。」や、登場時の呟きとか。盛り上げる術を心得てるなぁと。個人的にはまゆさんがちょっと変な人をやる役が大好きだ。丘ノマタ旅のレタスとか。ほんと、滑舌が神!!


ウマーマ・ザハラ

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実はお話のキーマンNo.1(ウマーマ)
ウマーマがシャウラの居場所を憶えていたから話が進んだんだよなぁ。いつかは、ザハラと揃ってザーヒルのハーレムに?いや、きっと商人の血が騒いでハーレムには入らずザハラと市場で声を張り上げ、商売をしているさ。で、いずれ、ラクダ300頭連れた豪商と。お幸せに。

サラーヴのホッとスポットNo.1(ザハラ)
初芝に対して書くとえらい私情が混じるので、ザハラに向けて。鬱々とした空気が舞台を覆っていてもザハラが出て来ることで一気に明るくなる。穢れを知らない純粋さが見ていて清々しいほど。佐藤弥益さんが「ジブリから出てきた」と表現されていたが、なるほどなぁと思った。
数年後、ザーヒルも見初めるほどに成長するだろうが、ウマーマとの生活を選ぶんだ、きっと。


マアルーフ

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世渡り上手No.1
タイガージェットシンじゃないよ。マアルーフだよ。いきなりOPを歌うって半端ないプレッシャーじゃなかろうか。俺なら無理。声震える、裏返るぅぅぅぅ。それをやってのけるマアルーフに震えるぅぅぅ。一生分遊んで暮らせる金持って逃亡。。。勝ち組じゃね


ガーニム

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ノーマークNo.1
キャラビジュ公開時はまったく興味をそそらなかった。のに、共演者からの愛が半端ないツイートがぞろぞろとあって、どういうこっちゃと思ってた。初日の幕が開いてその理由がすぐわかった。魅力たっぷりや。そら、創造主の最推しになるわ。と納得。自分の信じるもの、気持ちにまっすぐに生きるって素晴らしいね。武田さんの演じる別の姿も観たくなった。


キット

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策士策に溺れるNo.1
排除するつもりが排除されちゃった。怖かったんだ、きっと。頭がキレるだけに、陛下の気持ちがタルハ達へ向かっているのがわかって。実はシャウラ以上に彼の胸の内は嫉妬の炎で燃え盛っていたのかも知れない。それを必死に抑え込んでいたんじゃないだろうか。


カルブ

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陛下への愛真っ直ぐ度No.1
いい意味で何も考えていない。ただ、陛下への愛を信じ、陛下に愛されることこそ自分の全て。それが行動・言動すべてにまっすぐと現れていた。やんちゃな次男。そんなイメージ。ラナに求めていたのは母性なのかなと感じた。母親に捨てられたりしたんじゃないかなぁ。


アヌビス

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手短にまとめよ、我。前置きしないと半端ない文字数行きそう。キャラビジュアルが公開された時点で「あ、すげぇ、ドストライク。」エジプト神話キタコレ。OPでトリハダ、本編オスビス登場でトリハダ、本編中盤メスビス登場でトリハダ、ラストでもトリハダ、ツイッターの動画などでもトリハダ。もうむりぽ。生み出した真美さん、衣装の真子さん、メイクのニシザワさん、まなさん、演じられた須佐さん、千歳さん、、、ありがとう。


シャウラ

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狂気No.1
まず、謝らなければならない。キャラビジュ公開時は、ひ弱なおじょうちゃんキャラ?かまってちゃん?とか思っちゃってた。アイドル枠的な。ごめんんなさい。わたあめさんに限ってそんなことないんやけど。ところがどっとい、ものすごい…真に迫る演技をしはる方で。あのラストシーンは…あの心の叫びは…魂ごと震わされて有り余るほど。今回、初めて夏目さんを知ったんやけど、歌声がものっそい好き。かっこいい。生唄聴いてみたい。


タルハ

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個人的不幸な人No.1
奴隷になって、たまたまラナに見初められて、これからだって時に妹に刺されて。彼の人生で幸せだった時間なんて、本当に僅か。だけれど、見てたよ。しっかりと君の生き様。カーテンコールで溢れそうになる涙を必死で堪える弥益さん見てたら…まぁ、貰うよね。貰い泣きするよね。お疲れ様でした。


ラナ

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せんばななみ史上No.1
私の中でななみさんと言えば、セロームだった。初めて訪れたわたあめさんの舞台で、右も左もわからない私。その舞台「丘ノマタ旅」では開場前に自分が海賊派なのか、騎士団派なのか選びその証を手にして中に入る演出だった。劇場に入るとキャラクター達が、座席まで降りてきてキャラクターのまま観客を出迎えていた。

そわそわしながらその光景を見ていると、「あら、いらっしゃ~い。」てな感じでななみさん演じるセロームがやってきて、「ふん、あなた海賊なのね。」てな感じでやや塩対応された(いい)思い出が。

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ちょい見せ。

以来、色んなキャラを見てきたが、ななみさん=セロームって印象が強くて。けれど、今回のラナ…主演ということもあって、、、もうね。凄い。凄かった。日に日に、砂の国の女王みが増していって、セリフを話しているというような印象はまったく受けず、そこにラナがいた。

演技の事を語れるような知識も経験も皆無やから、何も知らん素人が偉そうに!と思われるだろうが、役作りが昇華して完全にせんばななみという存在は限りなく小さくなって、ラナそのものになっていたと思うぐらいだった。

カーテンコールになって、客出しでにこやかにほほ笑む姿を見て、「あ、せや、演劇を見てたんや。」って思うほど。

素敵でした。


最後に

出番の多い、少ないに限らず、どのキャラクターもしっかり記憶に残るのがわたあめ工場さんの凄いところだと思う。しっかりその世界の住人として生きている。全力で。物語の中で幸せになろうと、たとえ不幸になろうと楽しんで演じているんだよなぁ。今回は、前説に出て来る面々が本当に楽しそうで、それがこっちまで伝わってくるんだよぉぉぉぉ。

もう、九月公演の稽古に入られていると聞いた。

すげぇな。

さて、これにて私の永久悪戯も一区切り。

サラーヴforever

なんですと!?お気持ち感謝します!!