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自分の力でどこまでも行ける

10代の頃、僕が一番好きな乗り物は自転車でした。

7〜8歳の頃には、すでにひとりで自転車に乗れるようになっていた僕は、通っていた小学校の「低学年は家の近所だけで自転車に乗りましょう」というルールを頻繁に無視し、遠くに行っては先生に叱られていました。

高校生になると、通学に使っていたママチャリをこいで、当時住んでいた世田谷から鎌倉の海まで行って帰ってきたこともあります。ネットオークションで安くロードバイクを買い、電車に乗せてツーリングすることを覚えたのもこの頃でした。

大学生になってからは、車の免許を取り、そしてバイクの免許も取得しました。気がつけばエンジン付きの乗り物に乗ることが多くなり、年齢を重ねるごとに操縦できる乗り物が増え、自分の力でさらに遠くへ行けるようになったことが何よりも嬉しかったのです。

自分の力でどこへでも行くことができる。これこそ、僕たちが真に守るべき自由の姿だと思います。

「僕たちはどこへでも行ける」

たとえ追い詰められたときでも、その可能性を信じたいものです。「自分は自分の力でどこへでも行ける」という信念を胸に刻めば、つらい状況から逃れることができ、新しい挑戦を経て可能性を見出すための勇気を得ることができると感じます。

お金や技術、経験といった自分の力を使って、望む限り好きな場所に行ける自分自身が存在するなら、それは何よりも誇るべきことです。数ある自由の中でも、この自由だけは決して手放してはいけないと思います。そしてまた、物理的にも精神的にも、僕たちはきっとどこへでも行けると信じ抜くことは、夜空に輝く北極星のように、高く明晰な目標として僕たちの行くべき道を示してくれるのかもしれません。

自分の力で、自分の意志で遠くへ行けるのは、何よりも楽しいことです。

バイクを運転しながら風に吹かれる感覚や、車に乗って見知らぬ土地を訪れる高揚感は、きっと死ぬまで僕の心から離れることはないでしょう。

ちなみに、そろそろ自転車にも乗り始めようと思って、久しぶりにロードバイクを直しているところなんですよ。写真はオートバイですけどね。

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