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好きでも嫌いでもない女性と4回目のデートをする

昨年末にマッチングアプリを始めてから何人かの女性とお会いしたのだが、そのうちの1人とは継続的に会っていて、次で4回目のデートをすることになっている。

「デート」と言うと響きは良いが、自分的にはアポに近い感覚がある。

その女性とは1月中ばにお会いした。
30代半ばでどこか吉田羊に似た小柄なクールビューティーだった。
やった!美人じゃん!
と思った記憶がある。

最初のアポイントは昼間のカフェだった。

挨拶もそこそこに、お互いの居住地や仕事内容、休日の過ごし方など、お決まりの身辺調査のような話題を交わした。

羊「いつぐらいに結婚したいとかありますか?」

婚活では最初から結婚のタイムラインについてまで話すものなんだなと思った。多少違和感を感じながらも婚活では無駄な時間は過ごしたくないのは当然理解できるのでぐっと飲み込む。

私「合う方がいればいつでもと思っています。」
これは紛れもない本心である。

ただ、こういったプロフィールを探るような婚活トークは正直楽しくないので、もうちょっとくだけたカジュアルなトークに持っていこう努力するのだが、これがなかなか盛り上がらない。

もちろん普通に常識的なコミュニケーションだったが、羊のリアクションは硬くて冷たい感じに映った。

「ハハハ、そうなんですね〜。・・・。」
明らかな愛想笑いが逆に辛い。

10秒以上沈黙するシーンも多々あり、なんだか気まずいぞ。
お互いに空になったコップに口をつける回数が増える。

緊張しているのかな?
真面目な性格なのだろうか?
というか、俺のこと全く興味ない?むしろ帰りたい?(←多分これなのでは・・)

淡々と時間が過ぎ、カフェでのアポイントは1時間ほどで終了した。

きっと自分に興味が無かったのだろう。ずっと彼女のリアクションが微妙だったこともあり、自分もあまり楽しくはなかったし。せっかく美人と出会えたのに・・残念ではあるが仕方ない。

多分もう連絡は来ないだろうな、と思っていたのだが、予想外のLINEが届く。

今日はすごく楽しかったです!
また是非会いたいです!
次はいつ会えますか?

・・え?
嘘でしょ?
全然楽しそうじゃなかったじゃん。
本当に会いとおもってる?

デート中の反応とLINEの内容のギャップに理解が追いつかない。
普通だったらこんなLINEが来たら嬉しいのだが、素直に喜べない自分がいる。

ただ、美人な方だし真面目で悪い人ではなさそうなので、とりあえず2回目のデートというアポイントに臨む。

2回目は夜だったのでお酒も入りもう少し仲良くなれるかなと思っていたのだが、
結局そこまで会話は盛り上がらず終了した。

さすがにもう無いかなーと思いつつも、
また同じように羊からのLINEで3回目のアポの打診が入る。

そして3回目のデート。結果は上記と同じ。

そうして、今回4回目となる。
4回目の誘いにはあまり気乗りしなかったのでLINEをスルーしていたのだが、羊からの督促に断りきれなかったのと、どうせ私も暇だったので応じることになった。

客観的に見ても良い女性の方だと思う。
美人だし、ちゃんと働いてるし、真面目そうだし、性格も悪く無い。

ただ、私が彼女に対して感じるのは、好きでも嫌いでも無いという感情である。

違う出合い方をしていれば、もうちょっと好きな気持ちが芽生えてたのだろうか。

きっと相手も同じように思っている気がするのだが。

結婚を目的にした出会いは、やっぱり自分には合わないなと思った。

ちなみに私は吉田羊の系統があまり好きでは無い。




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