擬似相関に注意せよ。

おはようございます。考査期間中で部活がない日々をすごく楽しんでいるいっちゃんです。
⭐️そもそもそこまでサッカーを教えることが好きではないのかもしれない。

 部活がない時間で有意義に他のことを楽しんだり勉強する機会に当てることができない人はさぞかし人生豊かではないのだろうなと勝手に感じています。

 さて、今日はサッカーを分析する上でいろいろなサイトや試合での解説者の話を聞くことがありますが、その時に大事な「相関関係」と「因果関係」について理解しておくべきだと思うので今日はその内容について話そうと思います。

 まず
相関関係;見かけ上、2つの事象には関係があること

因果関係;2つの事象に関して1つが原因でもう1つがその結果であること

 です。相関関係はデータを見ればすぐわかることなのですが、相関関係があるからといって因果関係があるとは限らないわけでここを多くの人は勘違いしてしまうのでしっかり考えて結論づけないと間違った戦略を立てることになります。
⭐️僕自身も多くの勘違いをしていました。

 具体例を挙げます。
「警察官が多いほど検挙数が上がる」
という事柄に対して相関関係はあるのかと言えば実は強い正の相関関係があります。

 では因果関係はどうでしょうか。つまり
検挙数が増えるのは警察官が多いからだと果たして言えるでしょうか。これは実は間違いです。ここに対して重要なのは第3の変数が存在していることです。つまり「人口」です。
 人口が多いところには警察官が多く配置され、犯罪数も人口が増えれば多くなるため検挙数が増えるわけです。これを擬似相関と言います。

 人口という第3変数が存在したわけで警察官が多いことが原因ではないという小です。
⭐️警察官が増えるのは重要だとは思いますが、それが全ての原因ではないということです。

 これはサッカーにも教育にも言えることでどこかの教育委員会が「国語と数学には学力的に正の相関関係がある」と言っていましたが、それを聞いて国語ができなければならないと思う人は少し頭が硬い人だと思います。

 国語が原因で数学が上がる訳ではないということです。相関関係は何らかの関係性を出すものでそれが直接的に影響するかどうかと言えば先ほどのように他にも何か関係性のある変数が存在する可能性があります。因果関係を示すのはすごく難しいことです。
⭐️なので最近経済学者がめちゃくちゃ世の中で重要な存在とされている訳です。

 サッカーでも同じようなことが多く存在すると思っています。例えば
「あるエリアからアシストが多いのでここを狙えば得点数が伸びる」
とか。
⭐️これに因果関係があるならばもう日本はサッカー大国です。

 一生懸命これからも勉強研究をしていきます。

 少し長めのSHRでした。

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