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読書記録#3

皆さん、ども。

おはようございますの方も、こんにちはの方も、こんばんはの方も、ども。
gongonです。

最近は春なんだか、冬なんだか、よくわからない気温差で、
低気圧とかで頭が割れそうになる私にとっては、もう地獄です。
頭がガンガンガンガンもう割れます。
プラスで追い打ちをかけてくる花粉。
鼻水と、くしゃみ、目がかゆいのと。
あと顔がかゆくなるんですよね。頭も痛くなる。
春は嫌いじゃないんですけど、ね。
嫌いになる要因が多すぎます。


前置きはこのくらいにしまして、
今回の本題は、第3回目になります、
読書感想文です。
今回も感想を綴っていきます。

読むペースが落ちてしまったのは、
最近とある資格を取得するために追い込んで勉強してまして。
その話はまだ今度に。


では、早速。

今回の本はこちら。

『夜明けのはざま』
著・町田そのこ

~せめて、自分自身には嘘をつかずに生きていたい~


この本を手に取ったきっかけは、近所の本屋さんをぷらぷらしているとき。
帯に書いてあった「自分らしく生きること」というワードに惹かれて。

本を選ぶときに、ついている帯に書いてあるひとこととか、
チラッと書いてある本の内容とかで買うことが多いんですが、
この本は割と即決でした。
最近は自己啓発系の本を多く読んでいたので、
久々に小説読みたいなーって思って買いました。


感想を一言で表すなら、
人が生きていく上で大切なことを教えてくれる。
そんな本だったと感じます。
ただの小説ではないことは確かです。
心打たれる言葉が沢山あった本でした。
いくつかお伝えします。


「椅子、というのは自分の中の相手と対話すること」

亡くなってしまった大切な人。
二度と会うことはできない、でも。
これまでの思い出や繋がりは自分の中に残り続ける。
それを忘れなければ、自分の中でたくさんの話ができる。
言い残したこと、謝りたいこと、感謝したいこと。
そんな話ができると。

この言葉がすごく自分に刺さりました。
最近身近なひとが亡くなったとかそういうわけじゃないんです。
ただ、私自身、日々過ごしている中でふと、
とっても不謹慎なんですけど、
いま自分がこの世界から消えてしまったらどうなるだろう、とか
自分の大切な人が亡くなったらどうしようとか
そんなこと考えてしまうことがあるんです。

人っていつ命が消えてしまうかわからないじゃないですか。
健康と思っていても健康じゃなかったり、
不慮の事故にあう可能性だっていくらでもある。
そんなこと考えたって仕方ないんですけど、
結構ネガティブな私は考えてしまうんです。

でも、自分の中にある、椅子。
自分の中に残っている記憶や思い出は、
自分が忘れるまで消えない。
そうやって自分の中で大切な人と話せるって
とっても素敵なことだと思うんです。
ひとりじゃないって思えることが大事だと思うんです。


大事なのは『持っていること』ではなく、
『持っているもの』『持っていたもの』でもない。
そこから得た喜び、得られなかった哀しみ、葛藤やもがきこそが大切なのだ。
それらは、誰かに繋がれていく。

これは自分たちの生活の中でも言えることだなと思いました。
どんなことでもそうですが、
「選択」を強いられる場面ってたくさんあると思います。
私も最近転職という選択をしました。
たくさん悩んで、たくさん考えて、
ようやく出した結果だったんです。
それなのに転職が決まったりすると意外とあっさりで。
結果だけ見ると、別に普通だし、誰もが経験するよねって。
まわりから見てもそうだと思うんです。
「転職するんだ良かったね」「今の仕事辞めちゃうんだもったいない」
そんないろんな意見がありますよね。

でも、一番自分にとって大切なのって、
その悩んだことだったり、考えたことだと。
この言葉で改めてそう思いました。
最終的にどうなったとか、どうしたかじゃなくて、
苦悩だったり、頑張りだったり、
まわりから決して見えないものこそが一番大切。
それでまわりにどうこう言われたっていいじゃないですか。
「だって、あなたは何も知らないでしょ?」
それでいいと思います。

そして、いつの日かその経験だったりが、
誰かに伝わったり、想いが届いたり、
それがいつになるかはわからないけど、
その日まで貫けばいいと思います。

そんな強さだったり、弱さだったりが、
ドッと詰まった言葉でした。


今回の感想は以上です。

決断の勇気だったり、強くありたいと思う気持ちを
グンと背中を押してくれる本でした。

結果ではなく過程を大事に。
そんな思いを強く持とうと思います。


この本との出会いで誰かが幸せになれますように。



では。



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