見出し画像

【図解】ビタミンの基礎知識

2024/09/05更新
ビタミンDのカルシウム吸収促進を追加
参考文献※9-1追加



・ビタミン一覧早見表

※拡大推奨
参考までにサプリメントで摂取する際の目安量を付けています

脂溶性ビタミン
水溶性ビタミン①
水溶性ビタミン②

早見表について
・サプリメント摂取量目安=推奨量(最大値)ー国民平均摂取量
・男女表記の無いものは、共通の摂取量

*参照
健康長寿ネット
栄養素
公益財団法人長寿科学振興財団
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/index.html
(参照:2024-08-05)

・ビタミンの種類

ビタミンには2種類あり、
油に溶けやすい「脂溶性ビタミン」
水に溶けやすい「水溶性ビタミン」があります。
脂溶性ビタミンは、脂質の多い食品と一緒に摂ると吸収されやすいです。


【脂溶性ビタミン】

4種類存在し、ビタミンA、D,E、Kがあります。
<共通の特徴>
・脂質の多い食品と一緒に摂ると吸収されやすい
・体内に蓄積されやすいので、過剰摂取すると、何かしらの症状が発生する

♢ビタミンA

・ビタミンAの概要(※1,※2,※3,※4)

カロテノイド(プロビタミンA)とはビタミンAの前駆体のことです。
上記も含め、約50種類ありますが、紹介は割愛します。
変換については後述します。


・ビタミンAの作用 (※5,※6)
体内に入ってからの作用は複雑の為、簡略したものが以下の図になります。

・ビタミンAの1日の摂取量

・ビタミンAが多く含まれる代表的な食品

・ビタミンAの補足(レチノール活性当量)

RAEとはレチノールのことを言います。
そして1レチノールは、1㎍のビタミンAと同じ意味です。


♢ビタミンD

・ビタミンDの概要(※7,※8)

別名は参考までですので、特に理由が無ければ、覚える必要はありません。

・ビタミンDの作用(※9)

プレビタミンDとはビタミンの前駆体のことを言います。


・ビタミンDのカルシウム吸収促進(※9-1)

用語説明
・チャネル・・・細胞膜に孔を開けて、特定のイオンだけを輸送するタンパク  
        質(輸送体)
・ポンプ・・・特定のイオンをイオン濃度の低いところから高いところへ輸送
       する
・ナトリウムカルシウム交換輸送体
 細胞内のカルシウムイオン1個と血管内のナトリウムイオン3個を入れ替え
 る働きをする
・カルビディンD9K・・・細胞内のカルシウムイオンと結合し、カルシウムポン 
                                   プまで輸送するタンパク質

・ビタミンDの1日の摂取量
注:目安量となります

・ビタミンDが多く含まれる代表的な食品

・ビタミンDの補足(※10)

【参考】
1分間に生成されるビタミンDは、つくば(北緯36度)、時間帯は12時で計算すると
7月は、1.56㎍,
12月は、0.24㎍
となります。


♢ビタミンE

・ビタミンEの概要(※11,※12,※13,※14,※15,※16,※17,※18)

余談ですが、トコフェロールは不妊を防ぐビタミンとして発見され、ギリシャ語で
「トコ=子供を産む」、「フェロ=力を与える」「オール=水酸基を持つ化合物の総称」
という意味があります。

・ビタミンEの作用(※19)
摂取したビタミンE群は、肝臓に運ばれるとα-TTPと呼ばれる
α-トコフェロールを優先的に輸送するタンパク質が働き、
α-トコフェロールを吸収、他のビタミンEは、主に排泄される

・ビタミンEの1日の摂取量
注:目安量となります

補足・目安量
妊婦:6.5㎎、授乳婦:7.0㎎

・ビタミンEが多く含まれる代表的な食品

・ビタミンEの補足(※20

・ビタミンEの補足②
用語説明 
VE・・・ビタミンE、VC・・・ビタミンC、
活性酸素・・・免疫機能などがある一方で、過剰に存在すると正常な細胞を
       傷つける物質

細胞内は疎水部(水に溶けない部分)の為、水溶性であるビタミンCは入ってこれません。
また、ビタミンC自身も抗酸化作用を持っている為、
細胞内はビタミンEが、細胞外はビタミンCが抗酸化の働きを担っています

・抗酸化について補足(※21)
抗酸化の仕組みについて、簡略図を用いて少し詳しく説明します。
特に興味が無ければ飛ばしてください。


♢ビタミンK

・ビタミンKの概要(※22,※23,※24,※25,※26)

メナキノン(略:MK)は、合計11種類(MK-4~14)あり、
腸内細菌にてMK8~13を多く作る(※26)


・ビタミンKの作用(※27,※28,※29)
用語説明
・MK-4・・・メナキノン-4
・GGCX・・・γ-グルタミルカルボキシラーゼ。酵素の一種でビタミンKは、
     この酵素の補酵素として働き、様々な反応を起こす。
     主に肝臓に存在する
・UBIAD1・・・体の各組織細胞に存在する酵素でビタミンK類
     (フィロキノンなど)をメナキノン-4に変換する
・MGP・・・マトリックスグラ蛋白。石灰化抑制作用を持ち、ビタミンKに
      よって活性化する

注:GGCXの作用はフィロキノンのみ(※28)。
MGPの活性化による動脈の石灰化防止効果は、
フィロキノンとメナキノン-4のみで確認されている。
ただし、
具体的な代謝(フィロキノン自体が作用するのか、MK-4に変換されてから作用しているか)は、未解明となっている(※29)


・ビタミンKの1日の摂取量
注:目安量となります

・ビタミンKが多く含まれる代表的な食品


・ビタミンKの補足



【水溶性ビタミン】

9種類存在し、B1、B2、ナイアシン(B3)、パントテン酸(B5)、B6、
ビオチン(B7)、葉酸(B9)、B12、Cがあります。
<共通の特徴>
・過剰摂取しても排泄されるので、過剰症は心配はほぼ無い

♢ビタミンB1

・ビタミンB1の概要(※30)

・ビタミンB1の作用(※30,※31)

用語説明
・ピルビン酸・・・ブドウ糖の代謝物質。代謝のされ方により
         乳酸とアセチルCoAに変換される
・乳酸・・・ピルビン酸から変換された物質。主に高強度運動(無酸素運動)
      によって多量に変換され、骨格筋にて低強度運動(有酸素運動)時
      にピルビン酸に戻され、再利用される
・アセチルCoA・・・アセチル補酵素Aの略。糖質、脂質、アミノ酸の代謝や
         脂肪酸の合成に使用される
・TCA回路・・・クエン酸回路。人体において非常に重要であり、
       クエン酸を始めとした様々な物質が順々に反応することにより
       エネルギーを生み出す
・電子伝達系・・・TCA回路によって、生成された物質が反応して
         ATPを作り出す反応
・ATP・・・アデノシン三リン酸。アデノシンという物質に3つのリン酸が
     結合した物質で、リン酸が1つ分解される時に
     エネルギーが発生する。これにより生命は活動できる

*補足
ピルビン酸→アセチルCoAに変換される時には、ピルビン酸脱水素酵素、
TCA回路内では、2-オキソグルタル酸(α-ケトグルタル酸)脱水素酵素の
補酵素として働きます(※31)

・ビタミンB1の1日の摂取量

*補足<不足時の各症状の原因>
・脚気→主に白米だけ(もしくは中心とした)の食事をしているとB1が欠乏し発症
・ウェルニッケ脳症→お酒の飲みすぎ。アルコールの過剰摂取により消化管からの
B1の吸収が低下して発症
・乳酸アシドーシス→先天性の疾患、がん、激しい運動による低酸素症などにより、
乳酸が大量に作られ、血液が酸性に傾き、発症


・ビタミンB1が多く含まれる代表的な食品


♢ビタミンB2

・ビタミンB2の概要(※32,※33,※34)

*補足<リボフラビンの代謝>
食事では、FAD,FMNの形で摂取され、リボフラビンとして分解される。
そして、FMNとして合成され、ほとんどがFADに変換される(※33,※34)


・ビタミンB2の作用(※35,※36,※37)
下図では、省略していますが、ビタミンB2は、
70種類以上の酵素の補酵素としてと働いています(※35)

ビタミンB2は、FADとして、アシルCoAデヒドロゲナーゼ(アシルCoA脱水素酵素)という、
脂肪酸からアセチルCoAにする過程(β酸化)の最初に反応する酵素を助けている為、
重要と言われています。
また、TCA回路においては、コハク酸デヒドロゲナーゼ(コハク酸脱水素酵素)という、
コハク酸をフマル酸に変換する酵素の助けをしています。


・ビタミンB2の1日の摂取量


・ビタミンB2が多く含まれる代表的な食品



♢ナイアシン

別名:ビタミンB3

・ナイアシンの概要(※33,※38)

ナイアシンは非常に多くの酵素の補酵素として働いており、
三大栄養素の代謝に関係します


・ナイアシンの作用(※36,※37,※39,※40,※41)

それぞれ数多くの酵素によって反応していき、変換されていきます。
NAD、NADPはその過程にある酵素の補酵素として働いています。

以下、作用している部分に関する酵素の一部を一例として紹介します

アミノ酸は非常に多くの酵素と反応していますので、かなり省略しています。
①はその中の一例としてBCAAが変換されていく過程で反応する酵素を表記しています。
また、分岐鎖α-ケト酸脱水素酵素複合体は酵素の名前ではなく、
複数の酵素が集まった集合体の名前を表しています


補足に記述してあるTCA回路内の箇所は、
α-ケトグルタル酸とリンゴ酸に反応する酵素となります


・ナイアシンの1日の摂取量

推奨量と耐容上限量は、ニコチンアミドの量、( )内はニコチン酸の量を表しています

・ナイアシンが多く含まれる代表的な食品


♢パントテン酸

別名:ビタミンB5

・パントテン酸の概要(※33,※42)

ギリシャ語で「パントテン=どこにでもある」という意味で
食品中に広く存在します

パントテン酸は体内でも合成されます。(どの位、体に寄与しているかは未解明)
また、副腎皮質ホルモンやビタミンD、胆汁酸の材料となるコレステロールや
筋肉を動かす時などに必要な神経伝達物質、アセチルコリンの合成に必要となります(※33)


・パントテン酸の作用(※39,※43,※44,※45)

以下、作用している部分に関する酵素の一部を一例として紹介します


・パントテン酸の1日の摂取量


・パントテン酸が多く含まれる代表的な食品


♢ビタミンB6

・ビタミンB6の概要(※46,※47)


・ビタミンB6の作用(※39,※48,※49)

①では、アラニンアミノトランスフェラーゼ(アラニンアミノ基転移酵素)に作用し、
アラニン(アミノ酸のひとつ)とα-ケトグルタル酸が反応し、
グルタミン酸とピルビン酸になります。(※48)
②では、BCAAアミノ基転移酵素に作用し、BCAAとα-ケトグルタル酸が反応し、
分岐鎖α-ケト酸とグルタミン酸ができ、最終的にアセチルCoAなどが生成されます。(※39,※49)


・ビタミンB6の1日の摂取量

・ビタミンB6が多く含まれる代表的な食品


♢ビオチン

古くはビタミンB7やビタミンHと呼ばれていましたが、
今は単にビオチンと呼ばれています

・ビオチンの概要(※50,※51)

・ビオチンの作用(※50)
用語説明
・オキサロ酢酸・・・TCA回路を構成する物質のひとつ

特筆すべき部分として、
ビオチンが不足していると、ピルビン酸をオキサロ酢酸にする事が出来なくなり、
乳酸が多く作られ、血液が酸性に傾き、下痢や嘔吐の症状が出るおそれがあります
(乳酸アシドーシス)

以下、作用している部分に関する酵素の一部を一例として紹介します

・ビオチンの1日の摂取量

・ビオチンが多く含まれる代表的な食品


♢葉酸

別名:ビタミンB9

・葉酸の概要(※52)

食品中では、ポリグルタミン酸型として存在し、
体内に吸収される時には、モノグルタミン酸型になります


・葉酸の作用(※53)
特筆すべき点は、
ホモシステインが酵素の作用で変換されずにいると、蓄積し、
動脈硬化の要因になります。
その為、シスタチオニンに変換する酵素に働くビタミンB6
メチオニンに変換する酵素に働くビタミンB12が必要になります

用語説明(一部のみ)
・テトラヒドロ葉酸・・・葉酸が酵素で変換され、体内で利用される時の形
・メチオニン合成酵素・・・補酵素のビタミンB12が働くことで、
             ホモシステインとメチルテトラヒドロ葉酸に
             作用する
・SAH・・・S-アデノシルホモシステイン。
     酵素によりホモシステインに変換される
・シスタチオニン・・・ホモシステインがビタミンB6が働く酵素の
           作用により、変換された物質
・DNAメチル化・・・正常な体を形成する為に必要な反応

メチオニン合成酵素が働くことにより、
ホモシステインはメチオニンに、メチルテトラヒドロ葉酸はテトラヒドロ葉酸に変換される


・葉酸の1日の摂取量

補足:推奨量 
妊婦+240㎍ 授乳婦+100㎍
(推奨量にプラスして摂取)

・葉酸が多く含まれる代表的な食品


♢ビタミンB12

・ビタミンB12の概要(※51,※54)

ビタミンB12は、腸内細菌によっても合成されます
一般的に欠乏しないと言われています


・ビタミンB12の作用(※55,※56,※57)

ちなみにプロピオニルCoAは、
アミノ酸は、バリン、イソロイシン、メチオニン、トレオニン
脂質は、コレステロール、奇数脂肪酸などから変換され、生成されます。
又、ビタミンB12が欠乏するとメチルマロニルCoAが蓄積し、
それにより神経障害が起きると言われています(下記参照)

・ビタミンB12の作用の補足
神経障害について少し説明します。
神経細胞に存在する髄鞘は、脂質で造られています。
それがビタミンB12の欠乏などの原因により、下図のようになると
言われています。
ただし、ちゃんとした要因は、未だ未解明という点に注意して下さい(※56)

・ビタミンB12の1日の摂取量

補足:推奨量 
妊婦:+0.4㎍ 授乳婦+0.8㎍
(推奨量にプラスして摂取)


・ビタミンB12が多く含まれる代表的な食品


♢ビタミンC

・ビタミンCの概要(※58)
大航海時代に流行し、多くの人が亡くなった壊血病を
予防するビタミンとして知られています

・ビタミンCの作用
<コラーゲンの生成>
(※59,※60)
用語説明
・DNA・・・核の中に存在し、体を作る設計図の基となる
・mRNA・・・メッセンジャーRNA。DNAから情報を受け取り、タンパク質で
       「体を作る物質」を合成するリボソームと呼ばれるものに
      情報を伝える
・プロα鎖・・・ペプチド鎖と呼ばれるアミノ酸が鎖状に連なった物
      連なっているアミノ酸には配列があり、幾つか種類が存在する
・水酸化酵素・・・プロα鎖を形成しているアミノ酸配列の一部 (プロリンなど)                             に水酸基を付与し、プロα鎖が三重らせん構造を形成できる
         ようにする


<抗酸化>(※61,※62)
用語説明
・SOD・・・スーパーオキシドディスムターゼ。
     スーパーオキシドを過酸化水素に変換する酵素
・カタラーゼ・・・過酸化水素を酸素と水に変換する酵素
・グルタチオン・・・グルタミン酸、グリシン、システインの3つのアミノ酸
         から作られたトリペプチド
・GSSG・・・グルタチオンジスルフィド。酸化型グルタチオン
・グルタチオンペルオキシダーゼ・・・
 過酸化水素とグルタチオンを水とGSSGに変換する酵素
・APX・・・アスコルビン酸ペルオキシダーゼ。過酸化水素を水に変換する酵素
     この時、アスコルビン酸は、酸化型アスコルビン酸になる
・ヒドロキシルラジカル・・・過酸化水素が鉄or銅イオンと反応
              (フェントン反応)して生成される活性酸素
・LOO・ ・・・脂質ペルオキシルラジカル。ヒドロキシルラジカルが脂質と
        反応して生成される活性酸素
・一重項酸素・・・紫外線によって酸素から生成される活性酸素
         除去能力は、カロテノイド類が強い      
・NADP・・・ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸。
     ナイアシンが体内で利用される時の形

ちなみにグルタチオンは、
メチオニン回路のホモシステインが、ビタミンB6が補酵素として働く酵素で
シスタチオニンに代謝され、更に代謝されると材料となるシステインが生成される。
又、グルタチオンペルオキシダーゼは過酸化脂質も除去します


<免疫力向上>(※63)


・ビタミンCの1日の摂取量

補足:推奨量 
妊婦:+10㎎ 授乳婦+45㎎
(推奨量にプラスして摂取)

・ビタミンCが多く含まれる代表的な食品

【補足資料】

♢TCA回路

説明の中に何度も登場しますので、簡略図で紹介します
一部ですが、作用するビタミンも載せておきます

α-ケトグルタル酸は、2-オキソグルタル酸とも呼ばれます


・参考文献
※1
Dewett,D.,et al.
Mechanisms of vitamin A metabolism and deficiency in the mammalian and fly visual system.
Developmental Biology, 476: 68-78.(2021)
https://doi.org/10.1016/j.ydbio.2021.03.013
(参照:2024-07-15)

※2
Alexandre Larange, and Hilde Cheroutre
Retinoic Acid and Retinoic Acid Receptors as Pleiotropic Modulators of the Immune System
ANNUAL REVIEW OF IMMUNOLOGY,Volume 34:369-394, 2016
https://doi.org/10.1146/annurev-immunol-041015-055427
(参照:2024-07-15)

※3
Huang Z, Liu Y, Qi G, Brand D, Zheng SG.
Role of Vitamin A in the Immune System.
J Clin Med. 2018 Sep 6;7(9):258. doi: 10.3390/jcm7090258. PMID: 30200565; PMCID: PMC6162863.
doi: 10.3390/jcm7090258
(参照:2024-07-15)

※4
Duester G.
Retinoic acid synthesis and signaling during early organogenesis.
Cell. 2008 Sep 19;134(6):921-31. doi: 10.1016/j.cell.2008.09.002.
PMID: 18805086; PMCID: PMC2632951.
(参照:2024-07-16)

※5
Takahashi, N
Inhibitory Effects of Vitamin A and Its Derivatives on Cancer Cell Growth Not Mediated by Retinoic Acid Receptors.
Biological and Pharmaceutical Bulletin, 45(9):1213-1224.(2022)
DOI: 10.1248/bpb.b22-00315
(参照:2024-07-16)

※6
D'Ambrosio DN, Clugston RD, Blaner WS.
Vitamin A metabolism: an update.
Nutrients. 2011 Jan;3(1):63-103. doi: 10.3390/nu3010063. PMID: 21350678; PMCID: PMC3042718.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3042718/
(参照:2024-07-16)

※7
健康長寿ネット
ビタミンDの働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時53分 更新日:2023年8月17日 13時11分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html
(参照:2024-07-17)

※8
Aloia JF, Li-Ng M.
Re: epidemic influenza and vitamin D.
Epidemiol Infect. 2007 Oct;135(7):1095-6; author reply 1097-8.
doi: 10.1017/S0950268807008308. PMID: 17352842; PMCID: PMC2870688.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2870688/
(参照:2024-07-17)

※9
Bikle DD.
Vitamin D: Production, Metabolism and Mechanisms of Action.
In: Feingold KR, Anawalt B, Blackman MR, et al., editors. Endotext [Internet]. South Dartmouth (MA): MDText.com, Inc.; 2000-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK278935/
[Updated 2021 Dec 31].
(参照:2024-07-17)

※9-1
竹谷 豊
輸送システムと調節因子から紐解くカルシウム・リン恒常性の理解
化学と生物, 2023, 61 巻, 6 号, p. 296-301
公開日 2024/06/01, Online ISSN 1883-6852, Print ISSN 0453-073X https://doi.org/10.1271/kagakutoseibutsu.61.296

※10
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書 
1-6ビタミン(脂溶性ビタミン)
厚生労働省
(参照:2024-07-18)

※11
平原 文子
ビ タ ミンEと抗酸化性
栄養学 雑誌 Vol. 52 No. 4 205~206(1994)
DOI https://doi.org/10.5264/eiyogakuzashi.52.205
(参照:2024-07-18)

※12
Kemnic TR, Coleman M.
Vitamin E Deficiency. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK519051/
[Updated 2023 Jul 4].
(参照:2024-07-18)

※13
阿部 皓一
ビタミン類による感染防御免疫システム制御
ビタミン 2021年95巻4号 p. 146-147
DOI https://doi.org/10.20632/vso.95.4_146
(参照:2024-07-18)

※14
阿部 皓一
ビタミンE の臨床研究の流れとトピックス 特集 脂溶性ビタミン研究70年
ビタミン2020年94巻 3号 p. 166-173
DOI https://doi.org/10.20632/vso.94.3_166
(参照:2024-07-18)

※15
池田 彩子
ビタミンEの代謝と栄養
ビタミン 2020 年 94 巻 3 号 p. 162-165 DOI https://doi.org/10.20632/vso.94.3_162
(参照:2024-07-18)

※16
Elena Serbinova.,et al.
Free radical recycling and intramembrane mobility in the antioxidant properties of alpha-tocopherol and alpha-tocotrienol
Free Radical Biology and Medicine Volume 10, Issue 5, 1991, Pages 263-275
https://doi.org/10.1016/0891-5849(91)90033-Y
(参照:2024-07-18)

※17
Higuchi T, Ueno T, Uchiyama S, Matsuki S, Ogawa M, Takamatsu K.
Effect of γ-tocopherol supplementation on premenstrual symptoms and natriuresis: a randomized, double-blind, placebo-controlled study.
BMC Complement Med Ther. 2023 Apr 28;23(1):136. doi: 10.1186/s12906-023-03962-5. PMID: 37118716; PMCID: PMC10148532.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10148532/
(参照:2024-07-18)

※18
Bharat B. Aggarwal.,et al.
Tocotrienols, the Vitamin E of the 21st Century: It’s Potential Against Cancer and Other Chronic Diseases
Biochem Pharmacol. 2010 Dec 1; 80(11): 1613–1631.
doi: 10.1016/j.bcp.2010.07.043
(参照:2024-07-18)

※19
Schmölz L, Birringer M, Lorkowski S, Wallert M.
Complexity of vitamin E metabolism.
World J Biol Chem. 2016 Feb 26;7(1):14-43. doi: 10.4331/wjbc.v7.i1.14. PMID: 26981194; PMCID: PMC4768118.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4768118/
(参照:2024-07-19)

※20
G W Burton.,et al.
Human plasma and tissue alpha-tocopherol concentrations in response to supplementation with deuterated natural and synthetic vitamin E
Am J Clin Nutr . 1998 Apr;67(4):669-84. doi: 10.1093/ajcn/67.4.669.
(参照:2024-07-19)

※21
牛島  義雄
酸素とは何か?
Medical Gases 2001 年 3 巻 1 号 p. 1-8
DOI https://doi.org/10.32263/medicalgases.3.1_1
(参照:2024-07-19)

※22
Geno J. Merli
Vitamin K and Thrombosis
Vitamins & Hormones Volume 78, 2008, Pages 265-279
https://doi.org/10.1016/S0083-6729(07)00013-1
(参照:2024-07-20)

※23
Susanne Bügel
Vitamin K and Bone Health in Adult Humans
Vitamins & Hormones Volume 78, 2008, Pages 393-416
https://doi.org/10.1016/S0083-6729(07)00016-7
(参照:2024-07-20)

※24
Geleijnse Johanna M.,et al.
Dietary Intake of Menaquinone Is Associated with a Reduced Risk of Coronary Heart Disease: The Rotterdam Study
The Journal of Nutrition Volume 134, Issue 11, November 2004, Pages 3100-3105
https://doi.org/10.1093/jn/134.11.3100
(参照:2024-07-20)

※25
Toshiro Sato.,et al.
MK-7 and Its Effects on Bone Quality and Strength
Nutrients. 2020 Apr; 12(4): 965.Published online 2020 Mar 31. doi: 10.3390/nu12040965
(参照:2024-07-20)

※26
佐藤 俊郎,加茂 修一
大豆サポニンとビタミンK2(メナキノン-7)の構造·吸収·機能
日本食品科学工学会誌 60巻9号 p. 527-533 (2013年9月)
https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2030853510.pdf
(参照:2024-07-20)

※27
中川公恵
ビタミンKは体内でビタミンK2(メナキノン-4)に変換される
ファルマシア Vol. 51 No. 3 2015 P.220-224
DOI https://doi.org/10.14894/faruawpsj.51.3_220
(参照:2024-07-20)

※28
中川公恵
XII.ビタミンKの代謝・生体内変換
ビタミン 94巻 3号, P.178-183 (2020)
DOI https://doi.org/10.20632/vso.94.3_178
(参照:2024-07-21)

※29
Leon J. Schurgers.,et al
Regression of warfarin-induced medial elastocalcinosis by high intake of vitamin K in rats
BLOOD Volume 109, Issue 7 , 1 April 2007, Pages 2823-2831
https://doi.org/10.1182/blood-2006-07-035345
(参照:2024-07-21)

※30
水谷雅臣ほか
用語解説 ビタミン B1
日本静脈経腸栄養学会 用語委員会 
JSPEN 2019 年 1 巻 2 号 p. 104-107
DOI https://doi.org/10.11244/ejspen.1.2_104
(参照:2024-07-22)

※31
Haddad A, Mohiuddin SS.
Biochemistry, Citric Acid Cycle
StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-.
Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK541072/
(参照:2024-07-22)

※32
Navid Mahabadi.,et al
Riboflavin Deficiency
StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-. 
Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470460/
(参照:2024-07-22)

※33
Marcel Hrubša.,et al.
Biological Properties of Vitamins of the B-Complex, Part 1: Vitamins B1, B2, B3, and B5
Nutrients. 2022 Feb; 14(3): 484. Published online 2022 Jan 22.
doi: 10.3390/nu14030484
(参照:2024-07-23)

※34
National Cancer Institute
vitamin B2
NCI Dictionary of Cancer Terms
https://www.cancer.gov/publications/dictionaries/cancer-terms/def/vitamin-b2
(参照:2024-07-23)

※35
Wolf-Dieter Lienhart.,et al.
The human flavoproteome
Arch Biochem Biophys. 2013 Jul 15; 535(2): 150–162.
doi: 10.1016/j.abb.2013.02.015
(参照:2024-07-23)

※36
Talley JT, Mohiuddin SS.
Biochemistry, Fatty Acid Oxidation
StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK556002/
(参照:2024-07-24)

※37
Paige K. Arnold.,et al
Regulation and function of the mammalian tricarboxylic acid cycle
J Biol Chem. 2023 Feb; 299(2): 102838. Published online 2022 Dec 26.
doi: 10.1016/j.jbc.2022.102838
(参照:2024-07-25)

※38
健康長寿ネット
ナイアシンの働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時48分 更新日:2023年8月17日 13時18分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-niacin.html
(参照:2024-07-25)

※39
下村 吉治
分岐鎖アミノ酸代謝の調節機構
日本栄養・食糧学会誌 第65巻 第3号 97‒103(2012)
DOI https://doi.org/10.4327/jsnfs.65.97
(参照:2024-07-25)

※40
Jeffrey Naifeh.,et al
Biochemistry, Aerobic Glycolysis
StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-.
Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK470170/
(参照:2024-07-25)

※41
Lawrence R. Gray.,et al.
Regulation of pyruvate metabolism and human disease
Cell Mol Life Sci. 2014 Jul; 71(14): 2577–2604.Published online 2013
Dec 21. doi: 10.1007/s00018-013-1539-2
(参照:2024-07-26)

※42
Terrence Sanvictores; Shaylika Chauhan.
Vitamin B5 (Pantothenic Acid)
In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-.
Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK563233/
(参照:2024-07-26)

※43
Min-Ji Kim.,et al.
The Role of Pyruvate Metabolism in Mitochondrial Quality Control and Inflammation
Mol Cells. 2023 May 31; 46(5): 259–267.Published online 2023 Feb 9.  doi: 10.14348/molcells.2023.2128
(参照:2024-07-27)

※44
Navdeep S. Chandel
Lipid Metabolism
Cold Spring Harb Perspect Biol. 2021 Sep; 13(9):a040576. doi: 10.1101/cshperspect.a040576
(参照:2024-07-27)

※45
Laszlo Tretter and Vera Adam-Vizi
Alpha-ketoglutarate dehydrogenase: a target and generator of oxidative stress
Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2005 Dec 29; 360(1464): 2335–2345.Published online 2005 Nov 4. doi: 10.1098/rstb.2005.1764
(参照:2024-07-28)

※46
健康長寿ネット
ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時48分 更新日:2023年8月17日 13時20分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b6.html
(参照:2024-08-02)

※47
Marcelina Parra.,et al.
Vitamin B6 and Its Role in Cell Metabolism and Physiology
Cells. 2018 Jul; 7(7): 84. Published online 2018 Jul 22. doi: 10.3390/cells7070084 
(参照:2024-08-02)

※48
Moriles KE, Zubair M, Azer SA.
Alanine Aminotransferase (ALT) Test.
[Updated 2024 Feb 27]. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-.
Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK559278/
(参照:2024-08-02)

※49
Amorim Franco TM, Hegde S, Blanchard JS.
Chemical Mechanism of the Branched-Chain Aminotransferase IlvE from Mycobacterium tuberculosis.
Biochemistry. 2016 Nov 15;55(45):6295-6303.
doi: 10.1021/acs.biochem.6b00928. Epub 2016 Nov 2.
PMID: 27780341; PMCID: PMC5443349.
(参照:2024-08-02)

※50
健康長寿ネット
ビオチンの働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時45分 更新日:2023年8月17日 13時25分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/biotin.html
(参照:2024-08-03)

※51
伊藤 貞嘉ほか (「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会)
Ⅱ 各論 ビタミン(水溶性ビタミン)
厚生労働省
公開日:令和元年12月24日 最終更新:令和2年1月21日  
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586563.pdf
(参照:2024-08-03)

※52
健康長寿ネット
葉酸の働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時47分 更新日:2023年8月17日 13時22分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html
(参照:2024-08-03)

※53
橋本 隆男ほか
ホモシステイン代謝
薬学雑誌2007年127巻 10号 p. 1579-1592
https://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/127_10/pdf/1579.pdf
(参照:2024-08-03)

※54
健康長寿ネット
ビタミンB6/B12の働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時48分  更新日:2023年8月17日 13時20分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-b6.html
(参照:2024-08-04)

※55
指定難病の概要、診断基準等、臨床調査個人票 告示番号:246 
メチルマロン酸血症
厚生労働省ホームページ 政策について 健康・医療 健康 指定難病
指定難病の概要、診断基準等、臨床調査個人票(告示番号1~341) 
※令和6年4月1日より適用
(参照:2024-08-04)

※56
畑中 裕己
ビタミンB12 欠乏性神経障害
臨床神経生理学 2017 年 45 巻 6 号 p. 532-540
DOI https://doi.org/10.11422/jscn.45.532
発行日: 2017/12/01
(参照:2024-08-04)


※57
Manoli I, Sloan JL, Venditti CP.
Isolated Methylmalonic Acidemia.
2005 Aug 16 [Updated 2022 Sep 8].
In: Adam MP, Feldman J, Mirzaa GM, et al., editors.
GeneReviews® [Internet]. Seattle (WA): University of Washington, Seattle; 1993-2024. Figure 1. [Major pathway of the conversion...]. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK1231/figure/mma.F1/
(参照:2024-08-04)

※58
健康長寿ネット
ビタミンCの働きと1日の摂取量
公益財団法人長寿科学振興財団
公開日:2016年7月25日 21時44分 更新日:2023年8月17日 13時31分
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-c.html
(参照:2024-08-05)

※59
奥山 健二ほか
コラーゲンの分子構造・高次構造
高分子論文集 , Vol. 67, No. 4, pp. 229―247 (Apr., 2010)
DOI https://doi.org/10.1295/koron.67.229
(参照:2024-08-05)

※60
Wu M, Cronin K, Crane JS.
Biochemistry, Collagen Synthesis.
In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2024 Jan-. Available from: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK507709/
[Updated 2023 Sep 4].
(参照:2024-08-05)

※61
藤田 直
活性酸素,過酸化脂質,フリーラジカルの生成と消去機構 並びにそれらの生物学的作用
薬学雑誌 2002年122巻3号 p. 203-218
公益社団法人 日本薬学会
DOI https://doi.org/10.1248/yakushi.122.203
(参照:2024-08-05)

※62
寺尾 純二
生体における一重項酸素の生成と消去―酸化ストレスとの関わりを考える―
ビタミン 2016年90巻11号 p. 525-536
DOI https://doi.org/10.20632/vso.90.11_525
(参照:2024-08-05)

※63
阿部 皓一
免疫制御システムの名わき役としてビタミンは働く ―方法序説と分子栄養学からの紐解き―
ビタミン 2022年96巻3号 p. 65-73
DOI https://doi.org/10.20632/vso.96.3_65
(参照:2024-08-05)

多くの研究機関の方々、専門家の方々に深く感謝いたします


-終わりに-
このnoteが少しでも多くの方の参考になれば、幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?