ネットスケープじじいのパソコン日記(ちっちなコンピュータ編)

 ヤフオクで面白そうなシングルボードコンピュータが売り出ていたので送料込み2.300円で購入しました。お名前は「PcDuino3 Nano」、8年前に発売されたものでした。
 三日間、悪戦苦闘してどうにか使えるようになりました。4GBのフラッシュドライブには、「Ubuntu 12」がプリインストールされていました。ちなみに今の「Ubuntu」のバージョンは長期メンテナンス版が22なので10世代も古いOSになり使い物になりません。フラシュドライブの書き込み試験で「Ubuntu 14」をSDHCカードから読み込ませて書き換えました。「Ubuntu 14」が起動いるようになりましたが古いので使えません。

 ネットでシングルボード用の「Linux OS Debian 12」を見つけたので、ブートプログラム「U-Boot」と「Linux OS Debian12」を合体させて起動用の「img」ファイルを作りました。
 Windows11から「rufusソフト」を使ってSDHCカード16GBにインストールイメージを書き込みました。ファイルサイズは4GB弱で残り10GBが未使用状態です。
 SDHCカードを刺して電源を入れると、立ち上がってきてログイン「root」、パスワード「OSのファイル名にある英数6桁」を入れると中に入れました。いつもの「ip add」はありません。「/sbin/ifconfig」でEhterインターフェースが見れてルータからアドレスをもらっていました。「apt update」「apt upgrade」を実施、「apt install iproute2」を入れていつもの「ip add」が使えるようになりました。
 領域拡張するため「fdisk -l」いれましたが「not found」を返され、「apt install fdisk」を入れて使えるようにしました。
 シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi」は、「rsapi-config」のGUI画面からSDHCカードの領域拡張(リサイズ)ができましたがこのボードにはそのようなGUI画面はありませんでした。
「fdisk」コマンドを使って領域拡張を実施、再起動でLAN接続でエラーが出て先に進めなくなりました。あれやこれやで三日、悪戦苦闘の結果、「linuxのディスク管理ソフト Gparted」の「リサイズ」を使って領域拡張を実施、エラーなく立ち上がりました。
 このボードは「sata」のソケットが一つついているので、USB3.0よりも数段早くデータ転送ができます。本体は5V 2A(10W)、3.5インチ  sata HDD 12V 2A(24W)、消費電力34Wの省エネ家庭内サーバが作れそうです。いつもの電気料金計算から1KWh 28円換算だと0.034KWh 約0.7円、一日使って約17円、一か月だと約510円になります。

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