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自由に表現する勇気をもらえる『書く習慣』という本

最近久しぶりに本を読みました。
いしかわゆきさん(ゆぴさん)の『書く習慣』という本です。
私は長い文章を読むのが苦手なので、本は途中で挫折してしまうことも。でもこの本は読みやすくて、最後までスラスラ読むことができました。

ご本人も発信していますが、この本は「文章術の一歩手前にある本」です。
技術以前の、書くことの楽しみ方を教えてくれます。

https://twitter.com/milkprincess17/status/1427223683261628427?s=20


私は、FacebookやInstagramといったSNSも、何か大きなできごとがあったときじゃないと更新しないタイプ。
非公開のブログも持っていましたが、大きく心が動いたときや、感じたことを記録しておきたいときしか筆を取らず、それを自ら発信をすることもありませんでした。

そんな私がいざnoteで発信してみたいと思っても、こんなこと書いていいのだろうか?という感情がジャマをします。文章を公開するという行為はリスクもあるし、真っ当で有益なことを書かないといけないような気がして、気軽にはできないのです。

でも、この本を読んだことでその気持ちが少しほぐれました。発信することに対しての考え方が少し変わったので、私と同じように、公開するほどじゃないしやめておこうと発信を躊躇してしまう人にはぜひオススメです。

本との出会い

この本を買ったのは、検索したり書店で見たわけではなく、著者のゆぴさんが気になっていたからです。

ゆぴさんとの出会いはゆぴさんのブログ。
正社員?複業?フリーランス??と今後のキャリアに悩んで、いろいろ検索していたときです。そもそもフリーランスってどんな1日を送っているのだろうか、と検索してみたところ、ゆぴさんのブログにたどり着きました。

この人17歳なのにすごいな、と感心しながらこれ以外にもいくつか記事を読みました。途中まで本当に信じていたけど、この17歳というのはゆぴさんのキャッチコピーです。うまいことゆぴさんの戦略に引っかかった気がします。

そこからゆぴさんのことが気になって、いろんな記事を見て、ゆぴさんが勧めていたnoteを始めました。そう、このnoteを始めたのはゆぴさんの影響です。ちょうどライティングの練習をしたいというタイミングだったので、迷わずnoteを始めたんです。

偶然にも、私が入会しているオンラインスクールでもゆぴさんはフリーランスのコースを担当していて、ますます好きになり、気づいたら彼女の本をポチっていました。

刺さった言葉

『書く習慣』には、書くためのヒントがたくさん散りばめられているので、なるほど!と何度も思いながら読み進めました。その中でも、「自分はアホだ!と思うこと。」という言葉は、私にとって一番刺さったものでした。

人はいろんなことがあってもすぐに忘れてしまうもの。自分のスケジュールやSNSを見返すとこんなことやってたなと思い出せますが、記録が何も残っていないと思い出すことはなかなか難しいと思います。私の場合は、記録として残しておかないともったいない、と思うことで自然と書こうと思えたのです。この文章も、せっかく読んだのだから記録として残しておこう、という気持ちで書いています。

実は今、一度勉強に専念したいと思い仕事をやめて1ヶ月が経ちました。そんなタイミングでこの本を読んだので、この勉強期間中のことも記録として残しておきたいと思っています。この期間何してたんだっけ?とならないように、そして後で見返して成長を感じられるように。

自分にとって当たり前のこともネタになる

もう一つ刺さったのは、「『有益か無益か』は自分で決めるものではない」という部分。これは目からウロコでした。

たしかに、フリーランスであるゆぴさんの日常は、正社員しか経験していない私にとってはとても参考になります。自分が趣味としてやっていること、東京から郊外に引っ越して感じたことなどは、それを経験したことがない人にとっては有益かもしれないんですよね。noteを始めて、他の人の文章も楽しく読ませてもらっていますが、それも自分の知らない世界を知れるという側面があるからなんだと思います。

こう考えると、なんでもネタになってしまうと思うし、自分にとっても書きやすい。ネタの幅がグッと広がるなと思えました。

自分のために書こう

この本を読んで良かったのは、自分のために文章を書いてもいいと思えるようになったことです。

私が文章を書いて公開するときは、読み手からどう見られるかを気にして、猫をかぶったような文章になりがちだったと思います。人見知りで、表向きはとりあえず良い人感を出して感情を抑え込んでしまう性格が、文章にも出てきてしまっていました。

でもこの本を読んでから、自分の感情をもう少し出してもいいと思えるようになり、すごく気持ちがラクになりました。もちろん人を傷つけるようなことは書いてはいけないと思いますが、今の感情を残しておこう、と思って書くと本音を書きやすいのです。

もっと気軽に文章を書いてもいいんだ!と思える本なので、noteを書いている皆さんにもぜひおすすめです。

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