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日本にすごい町があった! ~ZERO WASTE CENTER

徳島空港に到着し、お世話になっている方の車に乗せて頂き車で約1時間。
到着したのは、上勝町のRISE&WIN Brewing。オシャレな外観のクラフトビール&レストラン。

外装は上勝の杉を貼っていて、サッシなどは解体現場から排出されたものを再利用している。
1つ1つのパーツを見ると、どこか懐かしい印象を受けるが、全体でみるとそれらがマッチしていて、とにかくオシャレ!
中に入ると、使用済瓶をリユースした照明、リユースした家具達で埋め尽くされ、徳島の山の中にいることを忘れさせてくれる。


それから上勝町とお店の説明を受ける。
上勝町は人口1400人、説明されている移住者である方のお子様が通学している小学校は全体で約30人。放課後、小学校の校庭では大人たちが子供と共に遊び、自分の子供だけでなく、大人全体で子供を育てていると聞き、都会では経験できないお話しに皆夢中になる。
また、クラフトビール製造時に出る「麦カス」は、特殊な機械と酵母で、24時間で液肥となり、製造時のゴミが出ない取り組みにも感動!このお店の母体はバイオの会社らしく、この技術を使ってこの取り組みが完成したらしい。納得納得…
それから念願のクラフトビールを味わうが、4種類それぞれの特長がありもちろん全種いただきそれぞれ納得。
また自家製のソフトジャーキードッグ、ソーセージ、ベーコンも格別で、ビールの美味しさが引き立つ。

お腹も気持ちも満たされて、次はいよいよKAMIKATSU ZERO WAST CENTERへ移動。

右手
Hotel WHY



外観からはゴミ処理場とは想像できない。隣には特徴のある、Hotel WHYが存在感を放つ。
ここにある建物は建築家の中村拓志さんが設計したものだ。

ここへは住民が自ら持ち込むのがスタイル。
そう、この町にはゴミ収集車が存在しないのだ!
各家庭では、ペットボトル、容器、瓶などを使用したら、きれいに洗浄し軒下などで乾燥させる。そして分別されたゴミをここに持ち込むらしい…驚き! 
そしてここに持ち込むと、この様に細かく分類されたボックスがある。

驚くことに現在では"45分別“まで行われている。
またさらにこのボックスには、『ゴミを価値』として表記している。

乾電池は出119.8円/kg
金属製キャップは入鉄30円アルミ18円

乾電池はキロ当たり119.8円処理に費用がかかり、反対に金属はキロ当たり鉄30円、アルミ18円の有価で引き取ってくれるということ。
この様に住民に収入支出がわかることで、ゴミに対する意識付けを行い、思考を変え行動を変えることを目的としている。
そしてこの様に資源の売却とごみ処理費の収支表を作成している。
当たり前の事かもしれないが、ごみの売却益ではなく『資源の売却益』と記載しているのだ。

ごみ→資源!

まだまだたくさんのお話しを聞かせていただき、たくさんの登場人物がいました。
ここでは書ききれない事も多いが、関係者の皆様大変お世話になりました。
この取り組みはGOMITAIJIのメンバーや様々方に共有し、一人でも多くの方々が上勝町に訪れてくれて、多くの方々の意識を変え行動を変えることを願っております。

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