子供が勉強を好きになるたった1つの方法

自分の子どもに勉強を好きになってもらう方法は、塾に通わせることではありません。
親自身が塾に通って勉強することが、子どもが勉強を好きになる秘訣です。


世の中の親御さんたちは、子どものために頑張りすぎています。
時間も、お金も、すべて子どものために使うことを考えています。
特に女性は、自分の人生を犠牲にしてでも、母として我が子の幸せのために行動します。



親御さんたちは、もっと、自分が楽しむことを考えても良いのです。


親が楽しむ姿を見せることが、子どもにとっての最高の教育になるからです。


親が楽しそうに勉強をしていると、子どもは真似をします。
子どもの口癖は「自分もやりたい」です。
大谷翔平選手がホームランを打つ姿を見て、子どもは「野球をやりたい」といいます。


WBCの準々決勝で、大谷選手はセーフティ・バントをしました。
日本の野球では、バントは、自己犠牲の象徴です。
チームのために自分が死んでも構わない、という考え方です。


ところが、送りバントだけでは、点は入りません。
1アウト・2塁。
2アウト・3塁。
最後の打者は、ヒットを打たなければなりません。


2アウト・3塁で打席に立つ選手は、きついです。
得点が入らなかった時に「自分が打てなかったせいだ」とプレッシャーになります。


子どものために我慢を耐え忍ぶ親は、知らず知らず1アウトを献上しています。
子どもの世代で孫に同じことをして、2アウトになります。
孫の世代で、3アウトです。


孫は、「どうしてこんなにも、自分が犠牲にならなければいけないの?」と思います。
親が自分を殺すことは、実は孫の世代に「2アウト・3塁」の状況を押し付けています。


大谷選手は、ホームランを打たなくても楽しそうです。
ランナーに出ても、全力疾走します。
大谷選手にとっては、すべてのプレーが野球なのです。


WBCでのバントでは、大谷選手はアウトになっていません。
それどころか、ホームに帰ってきて得点しました。
その回で日本は大量得点し、イタリアを下したのです。


自己犠牲は、苦しいです。
苦しいことは、長くは続きません。
まずは、犠牲バントをやめましょう。
自分が塁に出て、ホームまで帰ってきましょう。


自分のせいで親が犠牲になっても、子どもは嬉しくありません。
むしろ、申し訳ないし、自分もそうしなければいけないのか、とがっかりします。
「あんな風には、なりたくない(なのに、そうしなきゃいけない)」は、人生で最も辛い考え方です。

大人が楽しそうにグラウンドを駆け回り、ホームに帰ってきて仲間たちに祝福されている姿を見せましょう。
子どもは、「自分がヒットを打てば、こんな風に仲間が喜んでくれるんだ」と、野球がしたくてたまらなくなるのです。



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