消化管筋肉

口および咽頭には飲み込むための横紋筋が存在するが、他の消化管においては外縦走筋内輪状筋の2層の平滑筋が分布する。胃は外縦走筋と中輪状筋、内斜走筋の3層によってなる。

腸では、蠕動分節振子運動の三つの種類の運動が生じる。
分節運動は輪状筋の収縮により生じ
振子運動は縦走筋の収縮と弛緩により生じ
内容物を混ぜ腸管壁からの吸収を行うための運動。
蠕動運動は、縦走筋の収縮と輪状筋の収縮により腸管を狭め、縦走筋の収縮と輪状筋の弛緩により腸管を広げることを交互に行うことで内容物の輸送を行う。

大腸では、縦走筋が肥厚することにより大網紐間膜紐自由紐の3つの結腸紐がある。
大網紐は大網の付着部であり上・下行結腸では背外側、横行結腸の前面に位置する。
間膜紐は結腸間膜の付着部であり上・下行結腸では背内側、横行結腸の上面に位置する。
自由紐は上・下行結腸では前面、横行結腸の下面に位置する。
結腸紐は直腸S状部で癒合し、直腸縦走筋となる。

筋の間にはアウエルバッハ神経叢が存在し運動を支配し、粘膜下組織にはマイスネル神経叢が存在し感覚を支配している。

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