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ヤマハ電子ピアノの鍵盤のロードマップについて その2(NWX鍵盤の今後)

本投稿は以下の続編です。
ヤマハ電子ピアノの鍵盤のロードマップについて(GH系列の消滅?)
https://note.com/gomi_denshipiano/n/n83d66cea212e

クラビノーバのCLP、CVPシリーズがGH系統から新しいグラントタッチ鍵盤に変わったことで、NWX鍵盤の今後はどうなるのか?
NWX鍵盤とは、GH3Xすなわち3センサーでエスケープメント付きのGH鍵盤の白鍵を木製にしたもので評判はよい
そして現在、NWX鍵盤を搭載しているのは以下の機種
・CSP-170
・P-515


CSPシリーズは2017年に発売されたもので、基本的にはCLPと同じだが、鍵盤の上にガイド用のランプがついて譜面データをもとに点滅する、要は光キーボードの高級版みたいなものだ
当然、需要は少なくて売れていない
2020年のクラビノーバのリニューアルの対象にもならなかった。
ホームページを見ても、在庫僅少品なんて書いてあるので、思うに私の勝手な想像ではあるが、この機種は実質的に生産中止になっているんではないかと。
ちなみにCSPの下位機種であるCSP-150のほうはGH3X鍵盤で、こちらも現在は、CSP-150にのみ搭載されているものだ。
だからCSPが実質的に生産中止になっているのであれば、NWX鍵盤が搭載されて生産販売が継続しているのはP-515だけになる。
話は逸れるがステージキーボードの88腱モデルはどうか?
YC-88とCP-88が該当するが、こちらはNW-GH3になっている。
すなわちエスケープメントなしのGH3鍵盤の白鍵を木製にしたもの。
これを見るとヤマハはステージキーボードにはエスケープメントは不要と考えているのではないかと思う。
ちなみにローランドのRDは電子ピアノと同じエスケープメント付きの鍵盤だ。
シンセに関してはどうかと言うと88腱モデルは最高機種のMONTAGEがアフタータッチ付きのBH鍵盤で、それ以外は、アフタータッチなしのGHS鍵盤。
アフタータッチについてはローランドもワークステーション系じゃFANTOMだけだがアナログシンセ系は結構ついてる。
さて話をP-515に戻すと、この機種はグランドタッチ鍵盤が出るまでにヤマハの最高クラスのNXW鍵盤で、かつベーゼンドルファーの音源までついている。
それで市価17万程度なのでヤマハにしてはお買い得なモデルである。
同じクラスのローランドのFP-90Xは19万以上
まあそのような状況なので、P-515の今後については2つの選択肢があると考える。(あくまでも個人の独断と偏見ですので)
その1
後継機種を出してグランドタッチS木製鍵盤に変更して大幅な値上げをする。しかしそんなに売れる機種でもないので、そこまでして大改造をするのかという疑問がある。
その2
現行のまま、ほそぼそと販売を続ける。
そしてCSPの生産中止に合わせて廃版にする。

なんとなく2のような気もする。
いい機種なので残念であるが・・・


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