東京という街、誘蛾灯

昨日。午前中たっぷりと花粉を摂取した自分は、夕方から体調に違和感を覚え、結局今朝がたまでひどい症状が続いていた。睡眠もひどく浅かった。

朝起きても、風邪のような症状がひどく、何もする気になれなかったけれど、外は雨が降り風が吹く天気だったので、どちらにしろ引きこもっているしかなかった。

実は花粉症だけではなく、風邪を引いたなのではないか?そうするといろいろと面倒だなぁと考えていたが、起きてすぐにアレグラを飲んだら午後辺りには少し症状が落ち着いたので、花粉が原因だったらしい。

午前中練習をしただけでこの有様とは。4月の頭には試合もあるのに、その時はどうなってしまうのだろうと今からビクビクしている。

この時期から症状がひどくなるので、恐らくスギではなくヒノキあたりの花粉に虐められている。ただ、初めて花粉症を発症して以来、年中くしゃみをする体質になってしまったので、その辺のあらゆる花粉に虐められているのかもしれない。


この街に引っ越して来た人は、よく花粉症になるらしい。中途半端に田舎で、物もないだけじゃなく、花粉もひどいとは。いつか絶対に、仕事は変えないにしても、もう少し都会に引っ越したい…と思っているけれど、花粉症は実際、花粉に付着する自動車排気粒子が悪さをしている、という話もあるので、都会も良くないのかもしれない。

思えば東京に住んだことがない。何かと東京には縁がなかった。中学受験も大学受験も、第一志望は都内だったけれど、どちらも結局受からなかった。

東京。いくつものアーティスト達が「東京」という名の曲を作っている。真っ先に思い浮かぶのはきのこ帝国の東京だろうか。KANA-BOONの東京も好きだった。東京という街の持つ、一種の魔力のようなもの。

誘蛾灯の青い光。引き寄せられては弾かれる。そんな言葉が浮かぶ。

あの街の夜の景色には、誘蛾灯がなかったな。もっとも、今ではほとんど見かけないものになったけれど。東京という街、一人の人に引き寄せられては、叩き落された。多分それだけのこと。


そんなことを考えていると、花粉症の症状が落ち着く一方で、昨日の練習の筋肉痛で疲労感がずっしりと来たので、今夜はここまで。

年度末、そろそろ何かが明けてくれると嬉しいなぁと願いながら、多分明日も残業している。

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