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【教員退職】療休をとる

お読みいただき、ありがとうございます。
小学校教員を退職予定の27歳です。
仕事を辞めるにあたって感じていることを、感じたままに書いています。
前回の続きの内容となりますので、よろしければ下記の記事をご覧になってから、この記事をお読みいただければと思います。

お休みをいただきたいけれど…。

昨年(R5)11月末に適応障害の診断をうけ、R6.3月まで(約4ヶ月)療休をいただくことになりました。
10月くらいから「学校休んだら?」ということを、色々な人から勧められていました。校長先生、保健室の先生、家族、友人…。もちろん、体調が優れないことは自分自身が一番よく分かっているつもりでしたが、体調が悪くなる前から「教員を辞める」ということを決めていたので、せめて3月まではやり切りたいという気持ちがありました。
結局、最後までもたずに療休をいただくことになってしまいましたが…。

今振り返ると、休むことをためらっていた理由はいくつかありますが、一番は「先生方への申し訳なさ」だったような気がします。
もちろん、子ども達や保護者の皆さまにも心配をかけてしまうとは思うのですが、きっとあの子ども達ならどんな環境でも元気よくやっていくイメージがあって、現に元気よくやっている報告をいただいています。
ですが、先生方の忙しさや学校事情を考えると、どうしても自分だけ「休みたい」ということは言えませんでした…。
日中は落ち着かない子ども達に悪戦苦闘、次から次へと起こるトラブルへの対応、子ども達が帰れば保護者への連絡、ようやく連絡が終わったと思えば地域の方から苦情の電話…。教頭先生と校長先生は、おそらく日付が変わる前に帰ったことはなかったのだろうと思います。
そんな、全員がギリギリな状態の中で自分だけが休みことに、かなりためらいがありました。


「それを自分にも言ってあげればいいんじゃないの?」

最終的には医師からの診断で休むことを決めましたが、心療内科に行くとこができたのは、妹の影響がとても大きかったです。
療休前、私が病んでいることを知った妹が、わざわざ片道2時間かけて私の家まで来てくれました。近くのレストランで一緒に昼ごはんを食べました。
お互いに近況報告をしたり、親の愚痴を言い合ったり(笑)しながらご飯を食べていたのですが、妹が急に

「もしもの話ね、」

と言い出して、

「私が『仕事が合わなくて辞めたいと思ってる。今は体調も良くないし、病みっぽい。』って言ったらどうする?」

と聞かれました。私はすぐに、

「それは『仕事休んだら?』って言うね。」

と答えます。すると妹は、

「今、○○(私の名前)は『仕事が合わなくて辞めたいと思ってる。今は体調も良くないし、病みっぽい。』っていう状態じゃん。私には『仕事休んだら?』って言えるんだからそれを自分にも言ってあげれば良いんじゃないの?

と言われました。
その話を聞いて、少し休みことへのハードルが下がったような気がしました。自分以外の人に感じる思いを、自分にも当てはめていいんだなぁと、生まれて初めて思った気がします。


療休スタート

大学1年生 〜 就職5年目まで、ずっと一人暮らしをしていた私でしたが、家族と相談して、療休期間は実家に帰ることにしました。
「まずはしっかり食べないとなぁ…」「寝れるようになるかなぁ…」ということを心配していた私でしたが、いざ仕事から離れると、生活リズムはかなり順調に整っていきました。母の出勤時間に合わせて起きて、夜は家族でご飯を食べるので、勝手に生活リズムが整ったような感覚でした。

ですが、どうしても学校のことは頭から離れません。
子ども達の心配というよりは、先生方へ迷惑をかけている気持ちが、どうしても無くなりませんでした。
無くなっていい思いではない気もしますが、「今は体を休めることに集中しよう」と、頭を何とか切りかえるように、自分に言い聞かせながら過ごしていた気がします。


  • 次回は、療休中に支えてもらった友達の話を投稿予定です。お読みいただき、ありがとうございました。

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