パイナップルケーキの食べ比べ
『今回は、shiを真似していろいろと詰めてみたよ!』
クッキーにチョコレート、そして定番パイナップルケーキ、が2種類。
親戚から、台湾旅行のお土産をもらいました。
私は親戚や親しい人にお土産を買うとき、いろんなものを食べてもらいたいから、(自分も食べたい)”従兄弟の家に1箱”、と選ぶことをせず、毎回タイプの違う数種類を購入します。
そしてそれらをばらしてラッピングし直し、バラエティセットにするのが、いつものお土産スタイル。
今回はそれを参考にしてくれたよう。
いつも楽しんでくれていたんだなと思うと、にこにことしてしまいます。
さて、頂いたお土産。注目すべきは2種類のパイナップルケーキ。
お土産をくれた彼女たちのコメントは以下。
『ひとつは買うと決めていてお店に行ったやつ。
もうひとつは、どんなものかと思って、
空港でサクッと買った激安のやつ。
やっぱり、こっちはあんまりおいしくないよ、食べ比べてみて』
である。(あんまりおいしくない、という言葉はオブラートに包んでいる)
お土産で食べる分しか機会はないけれど、私はパサパサとしたパイナップルケーキは、割と好き。空港でサクッの方も、嬉しい。
わざわざお店まで行って購入するパイナップルケーキは、どんなものなんだろう?
ではいざ、食べ比べです。
まずは空港でサクッ。
うん、確かにお値段を感じるお味であることに異論はない。
私が食べる、いつもの味だ。
パサパサのケーキ生地を、じゃくじゃくと果実感の残るパイナップル餡で、甘みとしっとりさを生み出す。
ちょっと酸っぱいな、と思う。
けれどそんな食感、風味が楽しい。
言われるほど、おいしくなくはない、と思う。
個人的には、好き。
では、本命を。
オークラプレステージ台北 大倉久和大飯店 ”The Nine”
ホテルのベーカリーで作られている、パイナップルケーキ。
台湾で一番おいしい、とも言われているだなんて、露知らず。
なんて素敵なパッケージだろう、と惚れ惚れとしてしまいました。ぜひHPなり、画像検索なり、見てみて欲しい。
ひとつひとつデザインの違う、蝶や魚、草木をモチーフに彩られたデザインに、つやつやと光沢のある包装紙。
この特別感に胸が躍ります。
これは確かに、絶対においしい。
一個の重みが、 空港でサクッ の方とは全く違います。
包装を開くと香ばしい香りが、ふんわりと舞うよう。
割らずにそのまま、ぱくり。
ほろほろ、しっとりとした口当たりのいい生地。
ずっしり、たっぷりと詰まったパイナップルの風味が、優しく口の中に広がる。
おいしい!!
パイナップルケーキって、パサパサしているから、飲み物は必須だし、
ぼろぼろと零さないように気を付けて食べるもの…
じゃなかった!!
全然ちがった・・・!
ときめくパッケージデザインは、箱買いしていたらひとつずつ欠けていくのがもったいなくて、いつまでも手を付けられないかも。
でもいざ手に取ったら、思わず「もうひとつ!」と再び手を伸ばしたくなる、そんなジレンマを抱えさせられることだろう。
パイナップルケーキ、食べ比べ。
どちらもおいしいけれど、
それぞれに見合った価値がある。
つまり、比べるものではなかった。
いろんなものを配りたい!という気持ちがあるけれど、
素敵な箱ごと楽しめるのも、お土産の醍醐味の一つでした。
私も台湾に行ったら、The Nineのパイナップルケーキを絶対買おう。
家に丸々ひと箱、周りにはばらして配って、同じようにおいしいパイナップルケーキを感じてもらおう。そして同じくひと箱買うように仕向けよう。
性格が悪いだろうか。
ひとり一つの配分なので、おかわりはぐっと我慢しました。
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