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悩みの温泉につからないこと

まじめな人ほど、何かと困るし悩んでいる。

もっとゆるくさ、適当に人生を考えられたらいいのだろうけど、そうもいかない。

あれこれ他人やネットの情報を集めれば集めるほど、逆に迷う。

まるで、悩みの温泉にでも浸かってしまうように。

「悩む」という状態は、強力にあなたのエネルギーを奪っていく。

悩むことのほとんどは、どうしようもないことなのに、ね。


…以上、これは昔のぼくのこと。


でも今のぼくなら、こう言う。


「一人で考えること自体は大いに良いことだけど、

悩んだら、負けなのだ。」


悩むって、一見深く考えているつもりになるけど、実は全く前進していない。


ちょっと厳しいかもしれないけど、それは考えている「フリ」。


まず今自分は、「考えている」のか「悩んでいる」のか、どちらなのかを意識しよう



では、ここでいう「考えている」とはどういうことか?

ぼくはシンプルにこう定義している。


「紙に書いている」こと。

この行動こそが、考えている状態。

もし何も書いていないなら、それは「悩んでいる」ということになる。

この自己定義で、ざっと10年メモ書きを日常的に実践し、たくさんの方々にメモ技を手渡してきた。

定義上、すぐ書くからぼくは悩みの温泉に浸る時間は劇的になくなっていった。

すべてのことに対応の仕方を決めておくこと。
「どうしようか」とムダに時間を消費せずにすむ。

紙とボールペンのインクの消費量だけは異常に増えるけど。

腕組みしながら悩むあの定番のスタイル。
頭の中はジャグリング状態になってくる。
時間だけはどんどん過ぎて、途中から結局なんだっけ?となったり。

ぼくらの脳は3日前に何を考えていたか、なんて覚えていない。
たった5分前に思考したアイデアですら、パッと消えてしまうんだから。

でも、紙に手で書いて目で確認できると、考えたことは残る。
つまり、思考が散らずに前に進む。

替え芯代なんて超安いもの。



モヤモヤし出したらすぐ書き出す。
あっ!と気づいたこともすぐに書き出す。

断片でいいからとにかく書き出しておく。

頭に浮かんだそのままを言葉にしていけばいいだけ。

NGワードなし、素直に何を書いてもいい。
論理展開なんて一切気にしない。
目の前にある紙の上だけは完全なる自由だ。

ホンネもタテマエも気にしなくていい唯一の場所。

注意すべきは、その紙だけは見られないように!

あらかた書き出したら、それだけでもスッキリする。

そして、今度は眺めながら「分ける」。

今、大事なこと、そうでないこと。
そんな感じで、ざっくりでいい。

「分けたら」大事なこと以外、消す。
つまり、今の時点で余計な情報は減らしていく。

「書き出す」「分ける」「減らす」


この3ステップをするだけでも、頭はかなり整理される。

ジッと座って悩まずに、紙とペンを取り出してありのまま書き出そう。

こっそりいうけど、この方法は小学6年生から大企業で働くエリートの方々にも同じ方法で教えている。

こういうことを学校で教えたらいいのに、と思う。学校でも会社でも習わない。


大切なことはいつもシンプルでやさしい。
よかったらやってみて。

考えるときは、手を動かそう。
悩んだままいたら、負けだよ。


悩みの温泉に浸っていては、あなたの大切な時間とエネルギーを奪うだけ。

気づいたら、いますぐ浮かび上がろう。

悩むのではなく考える。
やれることはまだある。
書けば必ず見つかるよ。


それでは、また。


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ありがとうございます。とってもうれしいです。