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唐揚げの話

どうしてだか、我が家の唐揚げは評判がいい。
高校生の頃から一品持ち寄りパーティなどがあると、必ず私の担当は唐揚げになった。というか、そう決まっていた気がする。
私にとっては小さい頃から唐揚げといえば母の作るこれで、なんということもないただの、ごく普通な唐揚げだ。

大人になってから、何がみんなの言う唐揚げと違うのか色々とレシピを調べてみたけれど、やっぱり材料にも作り方にもそう大差はなかった。
ただ、調べる過程で我が家の唐揚げは「竜田揚げ」とか北海道の「ザンギ」に近いものなのだな、ということがわかった。
唐揚げ、と言っているものの中には小麦粉を溶いてつけて揚げる「フリッター」に近いものもあるらしいこともこの時知った。
最近は唐揚げ専門店なるものもできていて、とても人気があるみたい。

下味をつけた鶏肉に片栗粉をまぶしてカラッと揚げる。
熱々のところにギューっとレモンを絞って、カリリ、といただく。
こんなシンプルなおかずなのに差が出ることがとても面白いな、と思う。

自分が家庭を持って母親となってからも、唐揚げは母が作ってくれた通りのまま、食卓に上がり、お弁当のおかずになっている。
今では、夫も子どもたちも「唐揚げ」というとこれ、なのだそうだ。

鶏もも肉の唐揚げ

・鶏もも肉2枚(おおよそ600g)
・ニンニク1片
・醤油 30cc
・酒 30cc
・片栗粉
(2~3人前)

(1)鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。鶏皮が苦手な人はここで鶏皮を剥ぐ。一口大よりも大きめの方がジューシーで美味しい。(と管理人は思う)

(2)バットやビニール袋に、醤油、酒、すり下ろしたニンニクを入れて下味用のつけだれを作る。そこに(1)の鶏肉をつける。冷蔵庫で30分くらい寝かせる。
(漬ける時間が長ければ長いほど当然濃い味になります。そして、鶏肉から水分が抜けるのでやや肉質が締まる感じになります。
つけだれの分量は、醤油とお酒が半々で覚えておき、鶏肉の分量によって調整してください。)

(3)揚げ油を180℃に熱する。
つけだれから鶏肉をあげ、軽くつけだれを切って片栗粉をまぶす。
(この時、別のビニール袋に片栗粉を入れてそこに鶏肉を入れて袋の口を手で閉じて振ると、きれいに片栗粉を鶏肉にまぶすことができます。)
片栗粉をまぶしたらキツネ色になるまで油で揚げる。

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