【読書記録】マネジメントはあらゆることを数値化するところから
おはようございます。
本日も元マイクロソフト役員の越川慎司さんの著書、『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』について、大事だと感じたトピックがあったので、アウトプットしていこうと思います。
1.測れないものはマネジメントできない
最近業務でチームのマネジメントをしていることもあり、これはとても響きました。
私はソフトウェア開発を行なっているのですが、当然毎回毎回開発する要件の種類、規模、難易度が異なることもあり、型にはめて進捗や効率を定量的に分析することができないことに困っていました。
半ば諦めて、定性的な感覚で効率が悪いこと、何が問題で効率が悪くなっているのかを分析して改善のサイクルを回しています。
ですがピーター・ドラッカー、さらには同じ畑のアメリカの工学者の方がおっしゃっているのならば、ソフトウェア開発の現場でも、マネジメントする上ではあらゆることを数値化して分析しなければならないのでしょう。
現時点でどのように定量的な数値を出して、どのようなことの指標として分析することができるのかは全くイメージできていません。
ですが、逆にあらゆることを定量的に導出することができるようになれば、問題定義や解決策を講じたことによる効果も定量的に見えるようになります。
そうすると、問題定義の時点では、定義した問題の説得力が格段に増しますし、改善策による効果も定量的に証明することができ、よりマネージャーとしての成果が評価してもらえるようになるのではと思います。
2.なにを定量化するべきなのか
今までプロジェクトマネジメントをしている中で、数字として見える化していたものといえばWBSによって細分化したタスクの予測完了日と実績くらいです。
プロジェクト完了後にこれを振り返ってわかることといえば、当初の計画に対して、実績がどれほど遅延したのか、遅延した理由にはどんなことがあったかです。
現状では、これを振り返って遅延した原因を分析して、次のプロジェクトサイクルで改善策を講じた上で進める。がやっていることです。
ただ、最初に話したように、プロジェクトで発生するタスクに同じものがないこともあり、改善策を講じたことによる影響を定量的に見える化することができません。
これ以外にどのようなことが定量化できるのか、とりあえず列挙してみます。
・メンバー間のQA数、質問から回答までのTAT
・レビューの回数、指摘数
・会議の工数
ここら辺でしょうか。今はまだ全くイメージできていないのですが、1周目でこれらを定量化して数値として出してみる。この数値は一旦置いておいて、何か改善策を講じた後の2周目で再度これらを定量化する。
この1周目と2周目で差が見られたものに注目して分析すると、何かしら見えるのかもしれません。
思い立ったらすぐ行動!
とりあえず、自分が今管理しているプロジェクトで実施してみようかなと思います。
それでは。
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