【読書記録】成果を生み出す組織の条件
おはようございます。
最近はもっぱらチームマネジメントのことばかり考えており、計画策定や進捗管理の方法については結構学べてきているかなと思っています。
じゃあ、上記のようなマネージメントを行えている前提で、成果が出るチームってどのような特徴があるのだろうと思い、株式会社ポテンシャル・ディスカバリー・コンサルティング 坂本健さんの著書、『成果を生み出す組織の条件:実践!チームマネジメント研修②』を読みましたので、私のアウトプットの場としてnoteに残そうと思います。
本書はKindleでだいぶ安く買えますし、主人公をベースにしたストーリーの構成になっているのでとても読みやすいです。
シリーズになっていて他にもあるので、ぜひおすすめです。
それでは、成果を生み出す組織の条件について振り返っていこうと思います。
1.成果を生み出す組織の条件
成果を生み出す組織の条件、それはずばり、「口数が多い」だそうです。シンプルで基本的なことかと最初は思いましたし、要するにコミュニケーションか。といった印象を最初は受けました。
しかし、本書にも書いてあったのですが、なぜコミュニケーションが活発だと、高い成果を生み出せるのかの因果関係をうまく説明することはできませんでした。
本書では、口数が多いことと、成果が高くなることの因果関係を3つの項目に分けて記載していましたので、それぞれ見ていこうと思います。
コミュニケーションロス
コミュニケーションがうまくいっていないことによる認識の齟齬。それによってやってほしい作業がうまく伝わらず、期待していたものと違う成果物が出来上がってしまうようなことはよくあります。
これについては、予想できていたかなと思います。
目的を確認しろだとか、こまめに上位者に見てもらうようにしろだとか、広く言われていますし、自分も仕事をやっていて大事だなと感じているところです。
ここで言われていたのは、発信者側は基本的に全てうまく伝わって理解してもらっていると思ってしまうことです。その通りだなと思いました。
聞き手が細かい部分まで確認すること。上司から部下に指示を出すような場合は、部下が確認しやすいような雰囲気や関係性を普段から作っておくことが大事なんだろうなと思います。
意見の採用
「自己効力感」という言葉を私はよく使ったりするのですが、仕事をやる上で、この自己効力感とモチベーションってとても深い相関関係があると思います。
私自身も、自分がやりたいと思って取り組もうとしたことが業務量や会社のルールなどによって諦めることになった経験があります。
また、ソフトウェアエンジニアなのでソフトウェアの要件定義や仕様設計を行うことがメインの業務となるのですが、自分が持って行った仕様案が上司のレビューによってまるっきり変わってしまったりすることもあります。この場合なんかは上司の指摘がごもっともであることが多いので、何も言い返したりすることはできず、素直に修正するのですが、なんとも言えない無力感を感じます。
このようなとき、私は自分のモチベーションが下がっていることを感じます。
口数が多いことが意見の採用、そして自己効力感のアップによるメンバーのモチベーション向上につながるというよりは、自己効力感を各人が持てるような意思決定の仕組みをチームに取り入れることが、まずは大事なのかなと思います。
そのコツも本書には書かれていて、「小さいこと」からメンバーの意見を採用してあげることだと言われていました。
確かに、小さいことならば、最適な方法ではなかったり、上司が望む方向ではなかったとしても、マイナスな影響は小さくなりますし、それによってメンバーの自己効力感が上がってモチベーションや積極的な発言に繋がるならばプラスですね。
ここら辺の、意見の採用と修正指示のバランスを取るのは、上司の力量にかかっているとは思います。笑
具体的な成果
これも最近プロジェクトの管理を行なっている中でとても大事なことだと感じています。
具体的な成果が明確になると、具体的に承認をもらわなければならない人が明確になり、そのためのプロセスも明確になるので、より具体的な計画を立てられるようになります。
逆に私が初めにプロジェクト管理を始めた際は、成果物を抽象的な単語で示していたため、必要なプロセスも計画段階では抽象的なままで設定してしまい、進めていく中で予測できていなかったプロセスが発生して計画を修正するようなことがあったのです。これが一番の反省点でした。
また、具体的な成果物イメージを示せていなかったために、各人の認識で成果物を目指してしまい、結果出てきた成果物が期待していたものより不足しているなんてこともありました。
具体的な成果物を示すことは、特にチームのリーダーに必要な役割だと思います。
強く意識していこうと思います。
2.まとめ
成果を出す組織に必要な条件として、3つが挙げられていました。
この3つについて、今一度意識して本業のプロジェクト管理を行なっていこうと思います。
それでは。
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