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【研修記録】UXデザイン研修 Day4 ユーザーインタビュー

おはようございます。

Xデザイン学校のUXデザイン研修ベーシックコースの研修受講記録です。

第4回の研修を受講しましたので、振り返ります。

1.ユーザーインタビュー 講義編

ユーザーインタビューの講義を受けて、自分が今働いている会社の商品開発が明らかにユーザーに寄り添えていないかをわからされているように感じました。

「まずユーザーの行動を見ろ」

当たり前です。

私は医療機器メーカー入社4年目ですが、まだユーザーが自分の製品を使っている姿を見たことがないのです。かろうじて2回ほど、施設を訪問してユーザーへのインタビューはしたことがあるくらい。

なのでユーザーの行動は知らずに、問いだけがたくさんあります。

その問いも、どのような行動をするのだろう?どのような操作をしているのだろう?という見たらわかる問いです。。

どうやってソフトウェアの仕様を考えているかというと、利用シーンを見たことがある先輩に聞くか、ユーザーからの声が集められたデータを見て利用シーンをイメージしています。

それを参考にして、自分が良いと思う仕様で設計していく。守秘義務があるためか、リリースするまでユーザー評価をしてもらうことはない。

設計しても、それが本当に便利な機能なのか、確信が持てずに開発が完了する。これはやばいとはずっと思っているのですが、BtoB製品なので気軽にユーザーと接触できないのがもどかしいです。

おそらく会社の文化から変えていく必要があるのだと思いますが、4年目にそんな力なんてないのが大企業の難しいところだったりします。。

この研修の受講を決めた時から思っていますが、以下は絶対にやってやろうと思います。同期で一緒に研修を受けているK君と一緒に。

①UX研修で学んだことを社内の開発メンバーに展開すること。
②施設訪問を簡単にできるような市場部門との繋がりを作ること。
③ユーザー調査や分析の記録を他メンバーが参照できる形で残す文化を作ること。

2.ユーザーインタビュー 演習編

講義後に、チーム内で実際にユーザーインタビューの演習をしました。

実際にやってみて思ったこと、先生にアドバイスしてもらったことをメモとして残しておきます。

・オープンクエスチョンを意識すること。

・質問者が喋りすぎない。沈黙を怖がらなければ、回答者が勝手に話してくれることが多い。

・あらかじめ絞って深めたいことはどんなことかを決めておかなければ発散する。

・質問者側の誘導が上手ければ、回答者側も喋りながら自分で整理できる。

・人間は一貫性を持ちたがる習性があるからか、レイヤーを一段上げても自分たちのビジネスに通じるインサイトが見えたりしそう。

3.チームのサービス案

ここからはチームで取り組んでいる課題について書いていきます。

前回の研修での発表時とは全く異なるサービスをこの1ヶ月で考えてきました。

提案先企業について徹底的に調査したこともあり、今まで見えていなかった茶葉という強みを見つけることができ、それをパーパスに繋げたサービスに展開することができたお思います。

現状のサービスに対してまだまだ検討しないといけないことは大きく2点あると思っています。

①収益化できるのか

これについては、ユーザー調査をして確かめていくしかないかなと思います。

調査次第ではサービスの形やターゲットを修正する必要も出てくるのかな。

先生から、こだわりがあるところに2倍のお金を出してもらう。売っているものを高級化するというのは一つの戦略というコメントをいただきましたが、その方向では考えていませんでした。

この案を持っていった時点ではお茶を高級化することは考えていなくて、ただ取り入れたい効能を好きな味で飲めるようにするサービスだったので。

ここら辺はどんな層のどんなニーズに新しい価値を与えるサービスなのかを、ユーザー調査を通じて明確化していこうと思います。

②提案先企業にバイアウトしてもらえるのか

私たちのサービスは、正直提案先企業が案だけ奪って下請けにアプリ開発だけしてもらえれば成り立つサービスです。

提案すべきサービスは提案先企業ができないことでなければならないことだと指摘を受けました。

提案先企業ができないこと=技術力が足りなくてできないこと

としか解釈できていなかったのですが、質問したことによって理解できました。

スケールアップさせたり、サービスとして成り立たせるために私たちが不可欠であること。

でした。さらに解釈して、スケールアップするための戦略や見込みがチームで立っていることかなと考えています。

チームのパーパスは、自分ごととして考えられて熱意を持って取り組めることに加えて、自分たちのノウハウや戦略があってこそ実現できること。という2つの意味があったのかなと思います。

もう一つ、研修後にチームメンバーからバイアウトに関する記事を紹介してもらい、以下の気づきを得られました。

新規事業として事業化されているサービスをバイアウトしてもらうので、提案先企業がいなくても成り立つサービスである必要もある。ということです。

この視点はなかったので、改めて見直す必要があると思います。

4.私個人の取り組みについて

結構な時間をかけて、リーダーとして初めてチームメンバーにも発破をかけて取り組みました。

「この1ヶ月でどこまで良い案を出せるかで、今後の研修に対するモチベーションも、得られる経験の大きさも変わってくる。」

ミーティングのたびに、この言葉で締めました。

最終的にチームメンバーから素晴らしい案が出てきて、それをチームの案として取り組むことに決められました。

私個人が辿り着けたのは、提案先企業を調べた感触で、茶葉がキーになりそう。ってとこまで。

結局、自動販売機を民主化した、自分でもあまり納得していない案しか出てこなかったです。

海外の自動販売機は盗難防止の観点で施設の中にあることが多い。売っているものは飲み物ばかりではなく、アメリカでは注文を受けてその日の朝に作ったサラダを自動販売機を通じて売っていたりする。などは新しい発見としてありました。

茶葉で攻めてくれたチームメンバーに感謝です。一人では無理だった。

けど、チームとして方向性を合わせていたのと、前提条件の共通認識を持ててたから、全員が納得してその案をチームの案にできたのだとも思います。

5.チームでの課題に対する共通認識

この1ヶ月間チームでイメージを合わせた共通認識があります。それについて記録を残そうと思います。

前回の研修でチームの案を先生にボコボコにされてから、まずチームとして前提条件の認識合わせをしました。

よくある問題解決手法の図を用いて、「現状・理想・問題・課題・サービス」について整理しました。

●現状と理想
ある物事についての現状と理想(あるべき未来)を上げてみる。

ここの前提条件は、自分ごととして考えられる物事であること。現状を理想に持っていくことがチームのパーパスとなると考えました。

提案先企業が飲料メーカーなので、一応食事か飲料に関する物事かな?と限定して考えてみました。

ここにどれだけの物事を上げられるかは各個人が今まで積み上げてきた経験によると。食事や飲料に気を遣っているメンバーが多かったので、結構いっぱい出てきましたね!

●問題
ここは単純に現状と理想のギャップです。

●課題
この課題が今回の肝だと思っています。

問題を解決するためのアクションが課題になるのですが、何も限定する条件がなければ解決方法はいくらでも出てくると。

課題は、提案先企業でしかできない手段であること。つまり提案先企業のパーパスとなること。

この理解をチームとして持てたので、全員でひたすら提案先企業の強みやアセットを調査しまくりました。そうすると、今まで思っていなかったところに強みがあるのがわかって、課題をどういった形にしたら良いかの方向性が見えた気がしました。

●サービス
上記の提案先でしかできない課題をサービスに展開していく段階です。

ここもめちゃくちゃ難しい。。

このサービスを考える上でも重要なことがいくつかあったかと思います。

スケールアップする見込みがあること。そのために、プラットフォームビジネスであり、何かが民主化されていることと、次のサービスにつながるデータが取得できるサービスであること。これが最低限突破しなければならない条件だと思いました。

何を民主化するかを決める。

考える中で、まずこれを仮で決めてみることが重要かなと思いました。これをベースにして出した案は大きくは外れなさそう。

実は昨年度受講した方の、以下のnoteを漁ることで得られた気づきだったりします。

さらに、シンプルであること。提案先企業が工数を割かなくても成り立ち、損失する可能性が少ないこと。収益化できる見込みがあること。参入障壁があることなど、過去の資料をかき集めるとたくさんキーワードとなる条件がありました。

この条件を全てクリアできるようなサービスにはまだ辿り着けていないという実感はまだチーム内にもある状態でしたので、先生にいただいたコメントを参考にブラッシュアップしていきます。

以上、この1ヶ月がかなり濃かったので、長くなりました。

それでは。


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