『やさしさにあふれた犬』の裏話

初noteです。おてやわらかに、、

『やさしさにあふれた犬』(作・pain melonさん)というお話の表紙を描かせていただきました。制作過程と裏話をまとめます。

完成作品↓

・0日目

今回のお話に出会ったきっかけは、都入野華子(といれのはなこ)さんという方がこのお話を朗読されていたのを偶然聞いたことでした。

聞きながら、「あ!これは!描くしかない!」と思っていました。描かないと犬が頭に詰まったままになっちゃうと思ったのです。

つまり、お話から鮮明にイメージが浮かんできてそれが離れなかったのです。

さっそく連絡をとり、描くことにしました。描き始めるまで眠れませんでした。それぐらい、脳裏に焼き付いて離れない作品です。

・1日目

前回の作品で塗っていた茶色の上にオレンジを重ね、潰していきます。オレンジにしたのはお話を聞いて暖かいイメージにしたかったからです。

油絵の先生がおっしゃるに、画家というのは描くこと自体が好きだから、完成した作品はどうでもよくなっちゃうんだそうです。なのでキャンバス(描く布のこと)をどんどん買うのではなく、前回の作品を潰してかくものだとのこと。

もったいな!とおもってしまう私はまだまだなのですね先生。

とにかくオレンジ色で一面つぶしまして、5日乾燥させます。

・2日目

犬の体をかきます。ダルメシアンを描くのですが、まず白い犬をかいて、最後に斑点をつけようという作戦です。なぜかといいますと、乾かないまま白の上に黒をのせると汚い灰色になってしまうからです。

背景が濃すぎるのが気に食わず、いったん薄い色を重ねることにしました。前回の作品の茶色が残っていたからですね。

ふたたび5日乾燥させます。

・3日目

白い犬をよく見てみると、意外と白くないのです。血管のピンクや眉間の緑を描きたします。

しっかり5日乾燥させます。待ち遠しい!!

・4日目

黒い斑点をよく見てみると、これまた意外と黒くないのです。青のような紺のような灰色のような。

目と鼻を光らせて完成です。文字を入れてお届けしました。作者の方にも朗読された方にも喜んでいただけて、この瞬間が1番嬉しいですね(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )

最後に

今回のように、素敵な作品に出会って、それをもとに絵を描く(描かずにはおれない)のはとても楽しいことですね。これからも素敵な作品を探していきたいと思います。

このお話に興味を持ってくださった方へ、いつか朗読した音声を含む作品が完成すると思いますので、またシェアします。気長にお待ちくださいね。

最後まで読んでくださりありがとうございました。ペコリ(o_ _)o))

p.s.いつのまにか1000文字超、、(笑)

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