#4 学生起業家に至るきっかけ_平賀良
はじめまして。東京工業大学物質理工学院 修士課程1年の平賀良と申します。
普段は、医療器具の一つであるカテーテルの生体適合性を向上させるための、次世代型金属の機械的性質を研究/開発している大学院生です。
しかし、2019年の11月に休学をして、GoMA(ゴーマ)株式会社(本拠地：東京都港区)を立ち上げました。
現在は、GoMA株式会社の代表取締役として、会社を経営している「学生起業家」です。
就活生と人事のマッチングアプリ「Matcher」で、人事側で登録したところ、就活生から数多くの依頼を受けたので、「学生起業家」としてのコンテンツは一定の需要があるのではないかと考え、今回noteにて就活生から多く受ける質問を中心に、記事にしてみました。
良かったら最後まで、読んでいただきフォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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▼自動販売機における上流概念
#3で 、起業に至るきっかけを作ってくれたエンジニアから教わった「ICONIX開発プロセス」について書かせていただきました。今回は、その内容について、もう少し深堀して書かせていただきます。
「ものづくりの基本的なプロセス」として、前回紹介した各項目を詳しく見ていきたいと思います。これは、何もエンジニアだけが理解すればいいという話ではなく、起業してプロダクトを開発する際に必ず役立つので、そういった視点で読んでいただけると幸いです。
まず、要求定義に関してですが、これはものづくりにおける上流概念を理解する作業に等しいです。自動販売機を例に、考えていきたいと思います。
「冷たい飲みものや温かい飲み物を道端など、気軽にどこでも買えるようなプロダクトが欲しい」という発想から、自動販売機というサービスが生まれたと考える事ができます。
いわゆるこれが、上流概念と呼ばれるものです。
気軽に飲みものが買えるサービスであれば、コンビニやスーパーを考えることもできますが、そういったサービスとの差別化や利便性、優位性を考えて、「なぜ自動販売機というプロダクトを進める必要があるのか」を考えていくことが上流概念を定義する作業です。
市場がどこにあって、ペインとなる顧客はこういった層で、どこでマネタイズするのかという、いわゆるマーケティングに近い作業です。(これを、技術者がやると考えると凄いですよね。)
こういった、「何故作るのか？」を技術者が理解して、構築していく事によって、何も知らずに指示通りにエンジニアが設計したプロダクトよりも、サービスの質が磨かれるのは当然ですよね。
なので、上流概念を技術者が理解することは非常に重要です。僕に教えてくれたエンジニアは、常にそういった観点でものづくりをしている方でした。
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▼自動販売機におけるドメインモデルの構築
上流概念を理解したら、要求定義の一番最初の項目である、「ドメインモデルの構築」について書かせていただきたいと思います。
ドメインモデルとは、項目を定義する作業です。
例えば、自動販売機における項目の定義とは、自動販売機を分解する作業です。自動販売機には、どういった機能や装置がついているのか想像してみて下さい。それを一つずつ列挙していく作業が、ドメインモデルの構築につながります。
次回はドメインモデルの続きから記事にしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。また、次回もお楽しみに！
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【会社概要】
会社名:GoMA株式会社
称号:東京工業大学発ベンチャー(授与番号110号)
設立日:2019/12/9
代表取締役:平賀良
所在地:東京工業大学田町キャンパス
東京都港区芝浦3-3-6
キャンパスイノベーションセンター5階
資本金:300万円
事業内容:
▼ソフトウェアの企画・開発業務
LINEとウェブの連携したシステムの開発。
各種ウェブサービスの開発。
各種センサーを利用するアプリケーションの開発。
各種Windowsアプリケーションの開発。
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