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#11 学生起業家に至るきっかけ_平賀良

はじめまして。東京工業大学物質理工学院 修士課程1年の平賀良と申します。

普段は、医療器具の一つであるカテーテルの生体適合性を向上させるための、次世代型金属の機械的性質を研究/開発している大学院生です。

しかし、2019年の11月に休学をして、GoMA(ゴーマ)株式会社(本拠地:東京都港区)を立ち上げました。

現在は、GoMA株式会社の代表取締役として、会社を経営している「学生起業家」です。

就活生と人事のマッチングアプリ「Matcher」で、人事側で登録したところ、就活生から数多くの依頼を受けたので、「学生起業家」としてのコンテンツは一定の需要があるのではないかと考え、今回noteにて就活生から多く受ける質問を中心に、記事にしてみました。

良かったら最後まで、読んでいただきフォローしていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

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▼組織のリーダーになる方法


#10で 、プロジェクトマネージャー(PM)の役割についての話をしました。今回は、その続きからお話させていただきたいと思います。

前回、チームのマネジメントをすることが起業をする上で、重要な課題であるという話をしました。

では、チームをマネジメントするリーダーは、どうやってリーダーとなるのでしょうか。

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起業に至るきっかけを作ってくれたエンジニアは、大企業で「炎上案件」と呼ばれる、現場が対応しきれない案件のPMを何社も経験しているのですが、彼は契約開始前に次のような準備をするそうです。

契約期間で遂行するべきプロジェクトの概要、現在の問題点、解決方法、目的、帰着点を分析し、プロジェクトに必要な開発環境や、プロトタイプを用意して、契約当日にその目線合わせ(全体共有)から仕事を始めるそうです。

そうすると、炎上案件で今まで現場が混乱して対応できなかったところに、PMが整理されたプロジェクトの概要を共有するので、現場の社員は納得して、指示に従いやすくなるのです。

-まず始めにマウントを取って、現場の人間に認めてもらう-

それによって、以降の作業がしやすくなります。現場の社員に認められる事によって、他の社員に指示だし等、仕事を振ることが可能になり、その結果チームとして一体して、プロジェクトを円滑に進めることができるのです。

これは、必然的にリーダーとしてポジショニングして、プロジェクトを進める手法だと思います。

つまり、大義名分や下準備を徹底的に行い、他の誰にもNo!と言わせない環境を作り、自分がチームのリーダーとして必然的に指揮をとれる環境を作ることが、リーダーとなる方法です。

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▼ブロックチェーンおじさん・・・

これは、PMというリーダーだけに通用する話ではなく、起業して代表取締役として、会社を経営するリーダーにも言える話だと思います。

代表取締役の場合は、「大義名分」の部分が一番重要になってくると思います。

-この会社はこんなビジョンで、こんな目標があって、それに共感するこうゆう社員に来てほしくて、コミットすることによってこんなメリットがあるんです-

ということを、最初に設定し、いかに分かりやすく、理にかなっていて、簡潔に伝えられるかだと思います。

これがしっかりとできていれば、代表取締役という肩書でなくとも、チームをけん引するリーダーとしてのポジションを獲得できます。

逆に、これがしっかりしていないと、チームとして組織運営していくのが困難になると思います。

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余談ですが、受託案件としてのクライアントの中に、「ブロックチェーンおじさん」という、あだ名をつけた方がいました。

彼は、「ブロックチェーンで世界を変える技術を作りたい!そのためのプロトタイプを作成してくれ!」ということで、相談を受けました。

会話としてはこんな内容でした。

自分-「ブロックチェーンをなぜ使う必要があるんですか?」
おじさん-「ブロックチェーンは世界を変える技術だからだ!」
自分-「どこが世界を変えるのですか?」
おじさん-「ブロックチェーンだからだ」
自分-「では、ブロックチェーンとはどんな技術なんですか?」
おじさん-「ブロックチェーンはブロックチェーンだ!!」

ブロックチェーンおじさんは、"ブロックチェーン"という言葉に魅了されて、具体的な課題や解決方法、技術的に何をどのように使うのかが全く見えていなかったのです。

このような方が会社の代表で、「ブロックチェーン事業をやる!」といってついていきたいと思いますか?

自分の人生をこの会社に使って大丈夫なのだろうか?と少しは考えると思います。

これは極端な例ですが、このように大義名分がなく、なんのために事業をやっているのかが分からない会社は、チームのマネジメントができず、組織運営が困難になります。また、僕らようなアウトソーシングの協力者を得ることも難しくなります。

結局、このブロックチェーンおじさんは、何をやりたいのかよくわからず、受託案件として受けることができず、協力することができませんでした。

つまり、「人に伝えて理解できる大義名分」でないと、人はついてこないし、事業やプロジェクトを遂行する目的がないと、途中で人が離脱してしまうということを勉強しました。

ブロックチェーン

次回は、会社の代表がするべき仕事についての話をしたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。また、次回もお楽しみに!

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【会社概要】
会社名:GoMA株式会社
称号:東京工業大学発ベンチャー(授与番号110号)
設立日:2019/12/9
代表取締役:平賀良
所在地:東京工業大学田町キャンパス
東京都港区芝浦3-3-6
キャンパスイノベーションセンター5階
資本金:300万円
事業内容:
▼ソフトウェアの企画・開発業務
LINEとウェブの連携したシステムの開発。
各種ウェブサービスの開発。
各種センサーを利用するアプリケーションの開発。
各種Windowsアプリケーションの開発。

https://www.go-ma.co.jp

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#学生起業家 #スタートアップ #ビジネス #東工大 #起業

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