柿くえば子規にあやかり句が浮かび
「柿食えば鐘がなるなり法隆寺」 という有名な正岡子規の俳句があるけれど、あの句が有名過ぎて、柿を食うたびに法隆寺の鐘がご~んと聞こえて来るのを期待してしまう。お坊さんも期待されているのを自覚して、誰かが柿を食べたら「あ、鐘つかなきゃ」と思ってしまう。
「法隆寺柿にせかされ鐘鳴らす」というわけだ。しかし、柿を食う。すかさず鐘が鳴ると、その逆もありで、鐘が鳴るとすかさず柿が食いたくなるという、パブロフの条件反射の実験にもなりうるわけだ。
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