「美」ってなんだろう?

　美しさってなんだろう?　この年になっても未だによくわからない。心に突き刺さってくるような美しい女性とか、思わず息が止まるような美少女とかがたまに存在する。そういう意味では美は凶器に等しい。

　旧約聖書には警告の言葉として「美しさはつかのまであり、あでやかさは偽りである」と記されている。そうなんだよねー。美はつかの間なんだよね、花のように美しい少女もあっというまに老婆になってしまう。女性は美しい時期を少しでも長引かせようと顔にいろんなものを塗りたくったり、まつ毛を長くしたり、爪を磨いたり、大変な手間暇を惜しまない。美を永遠に保つためには若い美女の生き血でも飲みたいという女性もいるかもしれない。一方、「はかないからこそ美しい」と滅びの美学を持つ人もいる。かと思えば、星空や宝石など永遠の美というものもありそうで、ますます混乱する。美は善悪を超えて人の心に突き刺さってくる。あんまりしげしげと見つめない方がいいのかもしれないな。太陽だってじかに見つめたら目が焼ける。美女はちらっと横目で鑑賞する程度にしてくのがいいのかも。でも美女を目の前にしたら視線が釘付けになって離せなくなると思うけど(笑)