公認会計士1年目の教科書-クライアントの業界に詳しくなる編
こんにちは。ゴルファー会計士です。
前回の記事、公認会計士1年目の教科書の「大局的視点」で、会計士に必要なスキルを紹介しました。
今回は、その個別論点の「クライアントの業界に詳しくなる」を解説します。
なぜ、クライアントの業界に詳しくなる必要があるのか?
理由は、その業界を知らいないと、監査ができないからです。
金融業のことを知らないで、金融業特有のリスクを考えられますか?
三菱東京UFJの監査を、金融業を知らないで、できますか?
答えはできません。
なので、
クライアントの業界を勉強することは、会計士の必須業務なのです。
■業界を勉強するメリット
クライアントの業界を勉強することのメリットは以下です。
①転職や独立に有利になる
②業界を知ることはそもそも楽しい
③監査で間違いなく役に立つ
私も新しいクライアントに行く場合は、事前にその業界のことを調べます。そうすれば、クライアントと話も通じますし、どこにリスクがあるのか事前に考えたうえで、監査をすることができます。
監査という職業上、様々な多くの業種を経験できます。さらに機密情報にも多く触れることができます。こんな職業は他にありません。
何が言いたいかというと、色んな業種のことを知れる職業なので、その強みを徹底的に磨けば、強い会計士になれるのです。他にそんな職業ないですから。
なので、クライアントの業界を勉強することは監査に役に立ちますし、自分のキャリアにもかなり役に立ちます☺転職や独立にもプラスになります。
では、具体的にどのように勉強すればいいのか解説します。
■業界の勉強方法
①業界の本を読む
②ネットで調べる
③フレームワークを使ってその業界の特徴を自分で整理する
私が実践する業界の勉強方法は、上記の流れです。
まずは、業界の本を買って読む。
アマゾンで検索すれば、調べたい業界の本が出てくるので、これを読みます。
また、監査法人が出している業界別の監査本もいいですよ。
まずは、本を読む。
業界の特徴をしっかり勉強します。
最初読んだときは、理解していないことも、仕事を通じて経験が深まっていけば、どんどん業界について詳しくなれます☺
次に、ネットで調べるのもかなり有効です。
今や、無料でもかなり質の高い情報がのっています。「不動産 業界」で検索すれば、質の高い情報をゲットできます。
分からないことがあれば、ググる癖(グーグル検索)を付けましょう。
さらに踏み込んだやり方だと、
フレームワークを使って、分析したい会社の強みや弱み等、を自分で分析する。
この方法が一番、業界理解、会社理解が深まります。
例えば、3C分析やファイブフォース分析を使って、会社の強み弱みを分析することで、理解が深まります。
この具体的な分析方法は、事例を交えて別記事で紹介します☺
■まとめ
業界を理解する理由とメリット、勉強方法を紹介しました。
業界を理解する➡会社の現状を理解する➡監査をする➡課題を発見する➡改善提案をする➡感謝される。
これを体験できると、やりがいを感じられます。
そのために、まずは、「業界理解」が大切です。
是非、紹介した方法で業界の理解を深めてみてください☺
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