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新型コロナウイルスに感染しました。。。

私のnote最初の記事が新型コロナ関連になるとは
思いもしませんでした。。。
しかし新型コロナウイルスに感染して初めて実感する恐ろしさ周囲への影響を少しでも多くの人にお伝えして、コロナウイルスの感染拡大を防ぎたいと思い記事を書いております!

結構長くなりますが、
どうか最後まで読んで頂けると幸いです。

※個人や施設の特定等を防ぐため、地域・医療機関の名称は伏せておきます。
※この記事は私の実体験を記しております。
 新型コロナウイルスに関する正確な情報は、
 先ず厚生労働省のホームページ等をご確認下さい。

感染経路・経過など

私は感染者(会社の同僚)との濃厚接触で新型コロナウイルスに感染しました。
一日中、同じ車で得意先を回った事が濃厚接触にあたったと思われます。
もちろんお互いマスクはしていましたのですが、
車の窓を開けるなど怠っていたので、
「密」な状態だったのは確かです。

そもそも私の暮らす県では、当時感染者が少なかった事もあり、地元での営業活動はどこの会社も変わらず行われていました。

そして私もまさか、隣の人が感染しているなんて思ってもみなかったのが現実です。

<時系列>
4/4   同僚と濃厚接触
4/5   同僚が発症
4/7   同僚の発熱が続いていると聞き、妻と子に
    実家へ避難してもらう。
4/9   同僚の感染(陽性)が確定&私は出勤停止に
4/10  発症(37.7℃の発熱・頭痛・倦怠感・悪寒)
4/14  PCR検査※同日に鼻詰まりと嗅覚障害発生
4/15  感染確定(陽性)&入院※発熱が治る
4/23  退院に向けてCPR検査
4/25  PCR検査結果:陽性
4/26  入院中※嗅覚障害のみ継続中

ざっくりですが感染の経緯については、
この様な感じです。

幸い入院時には発熱が治まっており、
軽症患者として現在も入院しております。

症状について

私は濃厚接触があったとされる日から
6日後に発症しました。
4/10の夜に頭痛と発熱・倦怠感・悪寒に見舞われ
入院する前日の4/14まで症状が続きました。
咳や息苦しさなどの肺炎と思われる症状はありません。

発熱は37.5℃〜38℃の間を行ったり来たりで、
比較的軽症な部類だと思いますが、
その割に悪寒(寒気)と倦怠感、
頭痛がかなり酷くて苦しみました。。。

頭痛は脳の奥に何が刺さっている様な、
今まで経験した事のない頭痛で
時々のたうちまわって苦しんでおりました。

そして、4/14に鼻詰まりが現れ匂いが全く分からなくなりました。
鼻詰まりのせいかな?と思ってましたが
翌日鼻詰まりが解消した後も、全く匂いを感じませんでした。
ただ、味覚は生きており塩気や甘味・酸味は感じます!

4/23ようやく退院基準を満たすためのPCR検査。
未だに陽性でした。
これはなかなかしぶといですね。。。

現在は、発熱や頭痛などもなく体調は良いです。
ただ嗅覚障害だけは残っており、いつ治るのか分かりません。

【余談】嗅覚障害を検証してみた♪

嗅覚が全く無いと言うのは結構不思議な感覚です。日頃から鼻炎にはよくなりますが、
食べ物を口に入れた時、ほんのり匂いは感じます。
全く嗅覚が無いと、どんな感覚なのか伝えたい!
という事で、ある日の病院食で出たおでんに付けて食べるアレ。。。

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カラシですが、
おでんに付けずにそのまま吸って食べてみました!

確かに辛い!!
ただ、全然耐えれる辛さです!
そして鼻にツンッとくる刺激が全然ありません
これには驚きましたよ。
これなら飲める。。。

結果、カラシって嗅覚が無いと
そのまま食べてもピリ辛位の感覚でした!
※個人の感想です。決して真似しないで下さいね!

そしてこのカラシ、4/23に出された物です。
病院がこの賞味期限で出すってどうなのよ。
と少し思いました!

PCR検査から入院まで

同僚の感染が確定した翌日から
発熱などの症状が出てきた私は、
少し不安になり、まず保健所に相談してみました。
しかし
「ただの風邪かもしれませんので、
 まず最寄りの病院を受診して下さい。
 あなたが濃厚接触であるか確認中ですので、
 検査が必要とこちらで判断した場合は、
 ご連絡いたします。」

と言われてしまいました。
今思うと、それは正しいアナウンスだったのかもしれませんが、私の地域ではまだ感染者が少なく
一般的な流れをよく把握してなかったので、
保健所に対する不信感と不安が募っていったのを覚えております。

酷い頭痛と倦怠感で最寄りの病院を受診するのも困難な状態だったので、
とりあえず私は自宅療養で連絡を待つ事にしました。
保健所の人からは、どうしても苦しい場合には市販の頭痛薬を服用していいとの事でしたが、
全然効きませんでした。。。
いやぁ本当にツラかったです!

自宅療養の間、会社からも保健所に連絡をしてくれて、私の検査を訴えてくれていたそうですが、
結局保健所からは連絡がありませんでした。

4/14 一般的な目安の37.5℃の発熱が4日続いたので、再度保健所に電話し「検査をして欲しい」と訴えたところ、ようやく対応してくれ同日検査を行いました。

翌日の夕方18:00頃、保健所から電話があり
陽性の結果を知らされました。
同時に
「今日これから入院となります。
 早急に病院へ来てください(20:00迄に)。」

と言われました。

これから?マジか!!

入院した経験がない私は、
その準備に戸惑いました。。。
入院期間は最低でも2週間以上と言われたので、
家中の着替えをかき集めました。
入院の間、実家へ避難中の妻が家に戻ってこれるようアルコールで部屋中を消毒しました。

ありったけの着替えと洗面用具を持って、
片道40分の病院に向かったのです!
かなりバタバタしましたよ。。。

入院生活

私が住んでいる地域では、都心部に比べ感染者が少ないので、軽症の私でも入院する事ができております。
この事に関しては不幸中の幸いと思っております。

私が受けた治療に関してですが、
入院初日に検温と血液検査。
2日目にレントゲン撮影。
それ以降は、自身で定期的に体温を測ったり、
パルスオキシメーターと言う機器で血中の酸素飽和度と脈を測って記録をする。
↓パルスオキシメーターの写真です!

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以上になります。
現在その他の治療は受けておりません。
軽症の私には、特に処方薬はなく隔離されているのみと言った感覚です。

入院してからの体調は良い方だったので、
仕事はできる状態でした。
しかし、会社からすると突然の感染者発生に伴う
自宅待機&全社員テレワーク移行だったので、
遠隔での仕事をする為の準備が全然できておりませんでした。

入院中の現在も、会社支給のスマホ(結構な低スペック)で何とか院内テレワークの日々を過ごしております。

着替えと洗面具しか持って行ってなかったので、
足りない物も結構ありました。
コップや箸、ティッシュ等足りない物は
担当の看護師さんが買ってきてくれて助かりましたよ。

ただ、
「今月分の給料がどうなるのか。
 何か予期せぬ出費があるかもしれない。。」

と一抹の不安があるため、
テレビカードや間食など節約できるところは
節約しております。

そして何よりツラいのは、
シャワーを浴びに行く時以外は
病室から出れない事ですかね。。。
普段からアウトドア派な私には結構苦痛です!

周りへの影響

私が新型コロナウイルスに感染して、
心配してくれる人もいれば、
心ない差別的な対応をする人もいました。
やっぱりこう言った時に、
人の本性が分かりますね。。。

私はお付き合いする人達の、
選別が出来るいい機会だと自分に言い聞かせ
ポジティブに捉えるようにしておりますので、
結構へっちゃらです!

しかし、家族をバッシングや偏見からは守れませんでした。
今は隔離されているので、
側にいてあげる事が出来ない
もどかしさと悔しさを感じております。

それは妻の身に降りかかりました。
既に記したとおり、
妻は私の同僚が発熱し、なんか危ういなと
思った段階で、実家に帰ってもらいました。
そして、同僚の感染が確定した日から
自主的に仕事も休んでおりました。

私の感染が確定した日に妻は職場へ報告。
この時は上司の方が対応し、
心配して下さったそうです。
すると、直ぐに妻の同僚からLINEが来て
「なぜもっと早く言わなかったのか」
「あなたのせいで、私の子供にまで感染したらど
 うするの!」

と言う、長文でかなりバッシングされました。

妻は実家に帰った際に、
今後の対応について保健所に相談していたようです。
「旦那さんはじめ、
 その同僚の方も感染者と確定されてない
 段階なので、
 マスクと手洗い・うがいを徹底して、
 普段通り過ごして下さい。」

とアドバイスをもらっていました。

確かに私が同僚と接触してからの2日間、
家族とは一緒に過ごしましたが、
私達の判断は決して間違ってはいなかったと思います。

予防策を取っていない人や、
咳エチケットなどを守らず
他人への配慮が無い人へのバッシングなら分かります。

もちろん新型コロナウイルスに対しての、
恐怖や不安も皆さん抱いているでしょう。
仮に、私が妻の同僚の立場になったとしても、
「え?本当に大丈夫か?」
と思うでしょう。

ただ、事の経緯も確認せず、
直接一方的にLINEで文章を送りつけるのは
どうでしょう。

感染者とその家族は、
新型コロナウイルスに感染した事自体
ショックですし、
自由にPCR検査も受けられない中、
「周りの人に、移してないだろうか。」
「この先どうなるんだろう。」

と、恐怖と不安を抱えております。

実際に妻はこの事を電話で話してくれた時、
泣き崩れておりました。

後日、妻と娘はPCR検査を受け無事に
陰性でした。
その事を聞いた妻の同僚は
釈明のLINEを送ってきましたが、
妻の心の傷は深く素直に許せる状態ではありません。

現在、妻は妊娠7ヶ月と言う事もあり、
これ以上、妻の身に負担をかけたくないので
落ち着くまで会社を休み、
何なら会社を辞めていいんじゃない?
と伝えて、その間何も考えずゆっくり過ごしてもらう事にしました。

私が原因で家族が苦しんでいる中、
側にいてあげる事も出来ず、病室から電話しかできない状況です。
非常にもどかしいです。

私の個人的な意見ですが、
こう言う時に、心ない対応をしてきた人の事は
一生信頼できませんし、
金輪際お付き合いを続ける事はありません。
逆に心配してくれた人へのご恩は一生忘れる事はないでしょう。

感染者になって感じた事

既に感想も交えて書いておりますが、
少しまとめてみます!

【高熱でなくてもかなりツラい】
私の場合、今まで経験した事ない頭痛に見舞われました。これ本当にツラかったです。
あと、嗅覚がないと言うのもボディーブローのように効いてきます。
味覚は生きており塩気や甘味などは感じるのですが、もともと病院の食事は優しい味付け・食べやすい食感なので、匂いが分からないと余計に味気なく感じてしまいます。

【保健所も病院も手探りの状態】
新型コロナウイルスへの対応は、
ニュースやネットを見る限り自治体により
かなり差があるように感じます。
日々情報が書き変わり、錯綜している状態ですので、感染患者だけでなく実際の自治体や医療現場も正しい情報が入りにくい現状なのかもしれません。

これは私の住んでいる地域での話ですが、
感染当時、濃厚接触者への検査ですら積極的には
行われておりませんでした。
同じ県内でも、違う市では積極的な検査や、
行動範囲の調査・公開が行われており、
明らかな差を感じました。
※これは私初めて周辺への対応を見て感じた事です。
※現在は積極的な検査を行い、感染者数が一時
増えましたが少し落ち着きました。

入院した時、私は熱も下がり嗅覚障害以外の
症状がありませんでした。
担当医からは
「入院から12.5日経過後に2回CPR検査を行い、2
    回とも結果が陰性だと退院になります。」

と告げられました。
数日後、メディアなどを見ていると
疑問に思い、自分で調べてみるとその情報は古いものでした。

現在(4/2〜)は
「軽快後、24時間後にPCR検査を実施。陰転化が確認されたら、前回検体採取後24時間以後に再度採取を行い、二回連続で陰性が確認されたら退院可とする。」
とされています。
※参照:厚生労働省ホームページ4/2掲載分

これを担当医に相談し、私の検査は早まりました。

症状や今後の事について質問しても、
今はまだ何も伝えられないと言われてしまいます。

【新型コロナウイルスの影響力】
私が1番恐しく感じたのは、
新型コロナウイルス感染という事実がもたらす
周辺への影響力です。

これは、感染者が多い都会よりも地方になれば
なるほど影響力が増すと思っております。

先程述べた家族への影響もありましたが、
職場も急遽オフィスの消毒や、従業員が密集しないよう会議室や応接室を使いデスクを分散し
一部の部署をテレワークへ移行させたり、
取引先へ具体的な対策を文章にして送信するなど
対応に追われたとの事でした。

感染した当事者も、ただでさえ感染してショック
を受けている中、その影響力の大きさに戸惑い、
周囲に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
私はまだメンタルが強い方ですが、
この影響力が重圧となって心まで病んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

皆様へ伝えたい事

本当に一言、

コロナは恐ろしい!

世界や日本国内の感染例を見ても、
感染を完璧に防ぐのはかなり困難な事ではないかと思います。

私は幸いにも軽症で済んでおりますが、
死者も日を増すごとに増えております。

巷で注意喚起されている事、
先ずは、むやみに人と接触しない!
もちろんマスク着用・手洗い・うがいの徹底!

感染しないよう努力するのは必須だと思います。
また、上記の事は感染を拡げないためにも絶対に
行いましょう!

新型コロナウイルスに感染して私が感じたのは、
それに加えて、感染してしまった時の備えを
万全にしておくのも必要だと実感しました!

・身近に感染者が出たら自分はどうするのか。
・感染が疑われる症状が出た時は?
・入院に対する備えは?
・家族がいる場合はどう距離を置くか、
 一時的に避難できる場所はあるか。

等です。

予防も含め備えを万全にして、
これからもコロナと戦って行きましょう!

少しでも感染者が減る事、
少しでも早く事態が収束する事を願っております。

本当はまだ書きたい事が色々あるのですが
しっかりまとめて別の記事にしたいと思います。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。

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