[親への感謝]胸をはって生きる為
こんにちは、こんばんは!
ごろーです。
今回は「これまでの人生で一番勇気が必要だった事」をテーマにお話ししていきたいと思います。
誰しも生きてきたなかで勇気が必要だった場面はたくさんあると思います。その瞬間って自分の感情が大きく動いた瞬間なので、
その後の自分の価値観や行動に大きく影響を及ぼしてると思います。
僕が一番勇気が必要で2度と経験したく無い経験に
「万引きした事を母親に告白した事」
というのがあります。
この経験により僕は、
自分の軽はずみな行動が誰かを悲しませる事を知り、
良識を守る重要性を学びました。
また、悪い事をすれば他人だけでなく自分へのダメージもとんでもない事を知りました。
出来れば墓場までもっていきたいと思ってた経験なのですが、
今回はこれについて書いていきたいと思います。
小学生時代の話です。
僕は当時K君という友達とよく遊んでいました。
彼の家は僕の家から徒歩5分の所だったのでよく彼の家に遊びに行ってました。
その日も僕は彼の家に遊びに行ってました。
お腹が空いた為、何か食べたいと思ったのですが戸棚にも冷蔵庫にも何もなかったのでスーパーにでかけました。
僕はお金を持っておらず彼が何か買ってくれるかな?と思ってついて行きました。
食品売り場に行くと彼はいきなり服にお菓子を入れてしまいました。
「ほら、君も好きなの選んで」
僕はポカーンとしていましたが、
あまりにも当然のように彼がするのでそういうモノかと思い、
同じようにお菓子を服に入れ家に戻ってそのお菓子を食べました。
そして別の日にも同じように喉が渇いたと思いコンビニに行きました。
そして同じようにジュースのペットボトルを服に入れお店から持ち出し公園で飲んでました。
飲みきれなかったので乗っていた自転車の籠に飲みかけのペットボトルを入れ帰宅しました。
帰宅して家の2階でのんびりしてると母親が僕を呼ぶ声が聞こえたので1階に降りていきました。
1階に降りると母親から「このペットボトルどうしたの?」と聞かれました。
僕は全く予想してなかった状況であたふたしながら「なんでもない」と答えました。
そもそも僕はお金を持たされる事のない育てられ方をしてたので買い食いなんてできません。
更に僕の態度が明らかにおかしかったので母親に詰め寄られました。
「正直に言って」
その時の母親の怒るでもなくひどく悲しそうな今まで見た事もないような鬼気迫る顔は今でも覚えています。
それまで母親に怒られた事がほとんどない僕は自分のやってしまった事の重大さにこの時初めて気づきました。
僕の態度や家にあるはずの無い物が置いてある事から親には既に自分がした事がバレている。
母親は僕に自分のやった事を自分の口で言わせようと僕の反応をジッと待っていました。
自分でも悪い事をした事がわかってるからこそ、
それを言葉にして出す勇気がなかなかでませんでした。
しかし母親が泣ぐみながら僕が言葉にするのをジッと待ってくれたので、
少し時間はかかりましたが僕は、
「黙ってお店から持って帰りました」
と言えました。
後にも先にもこの時ほど話すのに勇気が必要だった事はありません。
その後父親と一緒に物を持って帰ってしまったスーパーとコンビニに一緒に謝りに行きました。
バックルームに通してもらった後にお店の責任者が来るまでの時間がとにかく居心地悪かったのを今でも覚えてます。
お金を支払い、何度も父親と一緒に頭を下げました。
頭を下げてる父親を横目に見て自分は悪い事をしたんだと更に思いました。
この出来事以降、
僕は数年間スーパーやコンビニに行くのが怖くなり、行ったとしても人目が気になり平常心ではいられなくなりました。
悪い事をすると悪い事をしたという認識を自分は必ずどこかに持っていて、
その後ろめたさがあると生活の色んな所で自分にブレーキがかかってしまう事がわかりました。
良識を知り、それを守った上でなければ世の中を堂々と歩く事はできない。
胸を張って生きたいなら悪い事をしてはいけない。
自分の為に頭を下げてくれた父親と、
悪い事をした自分に真剣に向き合い勇気をださせてくれた母親に今でも感謝しかありません。
罪を犯した事を肯定するつもりはありませんが、
この経験で僕が本当にたくさんの事を学べたのも事実です。
良識を守ったうえで自分も周りの人も幸せになる生き方をこれからも追求しいきたいと思います。
読んで頂きありがとうございました。
✳︎.K君はこの後すぐに引っ越した為、絶縁になりその後は知りません。
ごろー
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