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問題を正確に定義しないで問題解決はできるのか?~ミツコのひとり言

ゴールドラットの質問魔のミツコです。

ゴールドラットでは質問するときは、必ず前提と目的を明らかにするように言われます。昔から思い付きで質問する癖のある私は日々それを心掛けつつも、ついついいきなり聞きたいことだけを聞いてしまいます。あ、今日も・・・。いけない、いけない。訓練、訓練。

さて、本日の動画も考えさせられましたね~。へー問題って、悪いことじゃ
ないんだ・・・。確かに、試験問題とかいう場合は悪いって意味じゃない
ですよね。入学試験の問題が悪かったら、公平に受験生を評価できないです
からね。

「問題は現状と目標のギャップである」と言うのは新たな気づきではないですか?それもTQC (Total Quality Control 統合的品質管理とか全社的品質管理) にその定義が書いてあるって。でも製品の品質管理ではそれが行われていても、それを人間に当てはめるのは難しいのかなあ。

確かに問題を感じている場合は、それに対して自分の在りたい姿があるわけで、そのありたい姿に対して、今はその状態になっていない。でもなぜその状態になっていないのか、なんとなく心の中でモヤモヤしているけれど、はっきりしていない。朝起きた時に、なんとなくすっきりとしない。ということ、ありませんか?

そうか、今自分の心の中でモヤモヤしていることを、まずは言葉に表してみればいいのか。それがつまり今の望ましくない事象(UDE Undesirable Effect)だよね。言葉に表すことで、問題(=UDE)が正しく定義されるから、あとは、ひとつひとつ、その解決策を考えていけばいいのか。

そしてもう一つ大切なのが、自分の思っている「ありたい姿」これもまた言葉にしてみる。私は以前CEOの岸良に「目標が低すぎる」と言われたことがあります。確かに目標をもっと高いところにもっていくと、これまで問題と思えてきたことが、些細なことに思えてくるかも。

例えば私事ですが、今コロナ禍で、夫と娘たち家族全員が在宅勤務しています。なんとなく妻であり母である私は「きちんと三食作らないと。」とか「家は綺麗にしておかないと。」とか思うのですが、仕事もあるし忙しくてそれができずイライラが募っていました。

でも「家族全員が気持ちよく生活する」というように目標を高く設定することで、別に家事の手を抜いても、私がイライラせずにいた方が、夫も娘たちも気持ちよく生活できることがわかりました。

そして、今感じているモヤモヤをはっきりと言葉にして家族に伝えたら、家族みんなが、じゃあこうしようかと望ましい事象(DE)を一緒に考えてくれて、協力してくれるようになりました。(娘たちは夕食を作るようになり、主人も掃除や洗濯を手伝ってくれるようになりました。)

「やってはいけない人生の目標設定とは~ミツコの考察~」でも書いた通り
(この動画もお進めですので、見ていない方はぜひ見てくださいね。)
目標を正しく定義し設定することは、人生でも仕事でも、とても大切なんだなあと今日もまた強く認識しました。毎回、毎回、深く考えさせられます・・・

紹介用写真_中込美津子

二人の娘を育て上げ、今度は二匹のメスのチワワたち相手に日々奮闘中。
メーカー勤務の後、同時通訳としてゴールドラット博士の通訳も担当した。中小企業診断士。TOCに出会って以降は高い目標の達成に向けて、
因果関係を見てロジカルに考えること、おばちゃんもまだまだ
成長できる楽しさを味わっている。趣味はテニス、ゴルフ、芝生の
草取り、韓流ドラマ。(写真はタブレットで『ザ・ゴール』を読んでいるときにまとわりついてくるワンコたち)

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