見出し画像

トリオ左近山、開業から1ヶ月で起きたこと

Goldilocks PRのでんです。
2023年5月13日に開業したトリオ左近山。この1ヶ月の間にどんな出来事があったのか、運営する小山さんに聞いてきたのでレポートします!

でん:色々ありましたが、5月になんとか開業できましたね!その後、利用状況などいかがですか?

小山:そうですね。おかげさまで色々な方にお越しいただいています。こちらが想像もしていなかった利用スタイルなども少しずつ見られるようになってきていて、その感じもいいなと思っています。

でん:どんな利用目的の方が多いですか?時間とかどのくらい利用されていますか?

小山:多いのは、2時間前後の方と一日ずっとおられる方の2パターンですね。仕事か勉強をされている方が多いです。でも、先日は年配の方が男女3名でいらっしゃって、おしゃべりを楽しんでいらっしゃいました。もともと他の地域にあるコミュニティスペースを利用されていて、3名のうち一人が左近山団地住民だったので、お友だちを招いて楽しい時間を過ごしていただいたようです。他にも82歳のおじいちゃんがご自身でLINEのアカウントを登録されてスマホを使って解錠の作業もされたりと、年配の方に使っていただけるのもこの施設利用者の年齢の幅が広がってとてもいいと思ってます。

30代の左近山団地に住む会社経営をされている方も二日に1回は利用されていますね。短時間作業されることもありますし、祝日にちょっとゲームをされて帰られるなんてこともありました。家とは違うトリオの空間を自分の活動スペースとして使っていただけるのはうれしいですね。

ご近所の方で普段はお仕事をされに来ている方も、日曜日はお子さんを連れていらっしゃって、YouTubeをお子さんに見せながらご自身は少し残った仕事をされたりもしています。この方は月額会員ではなくドロップインという都度利用タイプの会員さんですが、必要な時にちょっと作業できる場所と認識していただけているのもいいと思っています。

トリオでやりたいことがたくさん出てきています!

トリオも先日初のグループが結成されたところです。テーマは「団地マガジンを作りたい!」ということで、仕事が編集者やカメラマンなどの方がグループとなってこれから活動をしていくところです。今後会議などある際にはトリオ会員は会議室を無料で使用いただけるのでサポートしていきたいと思っています。

ホッとするエピソードとしては、お土産コーナーにお菓子を置いて行ってくださる会員さんが現れたことですね。一人がキットカットを入れたら、次にビスコと紅茶を提供される方が現れて。なんかこのちょっとずつ小さなことからこのコミュニティに関わっている感がじんわり作られていくのがいいなぁと思ってます。

他にもトリオ左近山に通うために自転車を購入された方がいたり、日々色々と起きています。

また、左近山団地に住むURの職員さん向けに3日利用できるキャンペーンを提供しまして、すでに6名ほどにもご利用いただきました。
URの方々には遠方からも視察に多数お越しいただいていて、先日はかなり重役の方も来られてちょっと緊張しました。笑

でも、街づくりをされる不動産関係の方とお話しさせていただくなかでこんな意見もいただきまして。
「こういった"つながる"仕組みを持ったコミュニティスペースが団地内にあることによって、そこで職を得ることができる人が増えたり、経済的な価値が生まれることがいいと思う。スペースがあることによって、"住んだら年収が上がる団地"になれば、地域外からも人を呼び込むことができる仕組みを持った強い地域にできると思う」と。
この言葉はとてもうれしくて、自分たちの活動の意味というか価値を未来に向けて感じることができました。

でん:あらまぁ!なんかいい感じで使っていただいているし、将来的にも大きな価値を産むことができる場所として育てたい気持ちが膨らむコメントもいただいてますねぇ!!!
あ、あと開業2週間しか経ってないタイミングで内閣府と国土交通省の方も視察にいらっしゃいましたよね。笑 さすがに早くてびっくりしました。でも、内閣府も高齢化が進むことを懸念して団地を再生して多世代・多機能の街への転換を図ろうと検討されているということで、このトリオ左近山の開業はまだ団地の中でもほとんど行われていない珍しい取り組みなので注目をいただいたのでしょうね。

小山:そうですね。内閣府地方創生推進事務局、国土交通省住宅局の方とは今回のトリオ左近山がどんな目的を持って運営されているかをご説明した後に、実際に現場で起きている課題についてやもっと取り組んでほしい施策についての意見交換ができてよかったと思っています。後に内閣府の方からもメールで「トリオ左近山のコワーキングスペースを通じたねらい、"人と人とのつながり"を足元から目指す試みは目からうろこが落ちる思いでした。まちなかという広がりの中よりも、団地という共有空間の方がそうした場所を造りやすいように思いました。」とコメントをいただきました。トリオ左近山の取り組みが社会課題解決の一助になれたらと思います。

と、そんなこんなでトリオ左近山、まだ開業1ヶ月ではありますが多くの方にご利用・ご視察いただいております。引き続き、どうぞよろしくお願いします!

【トリオ左近山】とは?
団地での「やってみたい」があふれるコワーキングスペース

郊外大規模団地「左近山団地」に、「やってみたいこと」をきっかけにちょうどいいつながりがつくれる「トリオクラブ」実験を導入し、集まったワクワク情報やトリオたちが集まる場所として、充実した機能と空間の心地よさにこだわったワークスペースを提供します。

ABOUT
施設名:トリオ左近山
概要:エリアマネージメント実験拠点兼コワーキングスペース
場所:横浜市旭区左近山団地7街区 ショッピングプラザ左近山内
運営:株式会社GOLDILOCKS × 団地暮らし編集室
開設:2023年5月13日
営業時間:年中無休 9:00-21:00(会員種別によって利用可能時間が異なります。)
問い合わせ:trio@sakonyama-danchi.com
※こちらの施設は、横浜市旭区の実証実験の一環で運営する施設になります。

こちらもどうぞ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?