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【英会話学習】「5つの時期」を乗り越えてつく自信


英会話をやりたい!と思ったその瞬間の気持ちを忘れないで
今英語でコミュニケーションをしたいと勉強している方、勉強がめんどくさくなったり、苦痛になって、その目的やきっかけを忘れそうになっていませんか。

こんにゃくを食べていきなり翻訳出来たり、暗記パンを食べて忘れないなどのアイテムが4次元ポケットから出てこない限り、人は忘れますし、習得できないと、「あぁ~あ」とぐでだま状態ですよね。(あのたまごの彼)


勉強してるけど足が止まってしまった方に、自分がコミュニケーション英会話を勉強しているプロセスが「適応」できているか考えてみませんか。

各専門分野別の共通点「適応」

言語、異文化の接触は、看護学・心理学などの分野とも切っても切れない繋がりがあります。そこには必ず「自分と違うものを受け入れる葛藤や受け入れるまでのプロセスが生じる」シーンがあるからです。

各分野とも、人が最終的に異なるものを受け入れ、精神的な安定感が得られたことを、共通して「適応」と呼ぶことが多いです。

簡単に説明すると、どんな分野の識者においても「人は変化する環境に適応するように努力しようとし、それまでにはプロセスがある」という共通認識があり、様々な理論が存在しています。


これから、2008年から突然英語の世界に飛び込み(飛び込まれ)、14年弱経過した私自身の経験や、出会ってきた周囲の傾向などから見た、相手とのコミュニケーションをうまく適応できるようになるプロセスを5つの時期に分けてご紹介します。

ご参考になれば幸いです。

日本語を話さない人との接触(ショック期)


外国語と接触し自身に起こるスパーク
経緯は様々ですが、自分の意思で学ぼうと思った多くの人は、英語でコミュニケーションを取ろうと思うきっかけがあり、前後には英語を話す人との接触があると思います。例えば、英語で話しかけられた、仕事で必要になった、講師が外国人、友達が出来た、など。

その時の自分に走ったドキドキした気持ち、ただただ衝撃だったのではないでしょうか。
「不安だった」「緊張した」「真っ白になった」「知らない世界に触れて殻から飛び出た気分だった」「怖かったけど、もっと知りたくなった」など。

ネガティブからポジティブに変われば無事に「ショック期通過」です。
その衝撃やインパクトが強烈であるほど、「これをきっかけに勉強したい」と強く思えるようになるはずです。

言ってみれば、初めてディズニーランドやUSJで遊んだ帰り道です。
絶対次に行きたくなります。(スタッフになりたい・友達連れていきたい・攻略したい、など)

頑張るぞ!勉強に前向き(高揚期)

夢から覚めぬ間に、次の行動へと移る時期。
知らない所から道筋を探し、情報を集めよう、やってみよう、と様々なアクションで自分に合った英語の学習法をトライ・実践します。
(ここで迷子になった人向けにアドバイスした記事もあります)

コミュニケーションをしたい!!と高揚し、猛勉強する方法に
4技能「読む」「書く」「聞く」「話す」を織り込むと
頭から煙をはいて、アウトプットするまで到達せず三日坊主になります。

始めは、慣用句の本を買うなら5文型のおさらいが有効です。
MTVより、NHK WORLD-JAPANをお勧めします。
始めは基本、正しい話し方から、ステップバイステップが一番の近道

(勉強のタイプに分けた本の選び方は後日アドバイスしたいと思います)

通じないし英語怖い、辞めたい(ストレス期)

特に、頑張っている高揚期でうまくいかない、コストがかかった、失敗する、相手が難しい英語を使ってくる、話したい単語が出なくて、相手に理解できないジャスチャーをされた、など「出来なくて当たり前」のことでも大きな壁に見えてくる、出口の見えない迷路の真ん中に立っている気分になる時期です。オンラインレッスンで開始するボタンが緊張しすぎて押せなくなってきた人いませんか。

例えば、本当にあるあるで、外国人からの一撃が「聞き返し」
多くの外国人は、分からない時のジャスチャーがオーバーなので、カウンターパンチ並みの衝撃が精神的にくるのです。

普段仲の良い子でも「はぁ?」って言います。
いきなり「はぁ?」って、「こわっ!」ってひるみますよね。
頭真っ白になっちゃいますよね。

でも、日本人が「はぁ?なに言っちゃってんの?」の「はぁ?」では無いんです。本当に「ごめん、今何て言ったかしら、もう一回言ってもらえますか?」くらいの事なんです。

ビジネス関係であったり、講師、友人の配偶者、他人くらいの距離間では相手をしっかりと立てて「エクスキューズミー?」「ソーリー?」と優しく返ってきますが、発言と合わせて顔のしかめ具合とか、ドキドキ気になるかも。

相手の態度でうまく言葉が出せない、自信を無くしたりストレスを感じると逃げたくなりますよね。
でも、次の「悟り期」へ行けば自分のペースに乗ることが出来るようになります。

自分のレベルと向き合える(悟り期)

ストレス期でのやりとりから得た経験で、今の自分の英語スキルでできるコミュニケーションの限界を知ることができれば(いわゆるメタ認知)この「悟り期」に突入です。気持ちも回復してきて、落ち込むことが少なくなります。

相手に分かってもらおうと無理しなくてもいいんです。
それに、言語の伝達障害として伝わらないのか、文化的な概念の違いで伝わらないのかもう分からない時もあります。

自分のスキルの中で本当に絶対伝えたい言葉(人によっては専門的な言葉)と、ここは端折っていいところ、とコミュニケーションをシンプルにすることが出来るようになります。

言葉が出てこなかったら、地図だって今ならスマホを見せて、ポイントだけ説明すれば伝わります。特殊な語彙はその時調べて教えればいいのです。

自分の限界を超えて、言いたいことを100%伝えよう・相手のことを100%理解しようとせず、自身で要約して重要なポイントを伝えられる・理解できるというスキルが出来たらストレス期はもう襲ってきません。

10年前は、話が終わらない人達とコミュニケーションやミーティングをしていた時に、付いて行くのに必死でしたが、次第に実もなくミーティングと関係ない他愛のない会話だったと分かるようになりました。

いままで必死にストレスを感じながら付いていっていた自分。
今思えば、完璧でいる必要はなかったのです
大切な話の内容さえ知っていれば合格でした。

以降、自分は付いていけないアピールで相手は「あぁこの人はここまで世間話に付いてこられる英語力じゃないんだ」と理解してくれました。

恥ではなく、自分のレベルはまだココだとアピールできることは良い事だと思います。それ以降ストレスから解放されたので。

文化的違いまで目を向けられる(適応期)

自身の能力を理解し、伸ばしていくと同時に、自信がついて海外旅行や洋画を字幕なしで見る、海外のTVを観るなどの機会が増えてくると思います。

特に、実際に海外へ飛び出し、日本と違う文化も一緒に体験してくると、文化的な違いが見えてきて、異文化を理解しようと(逆に受け付けない事もあるかも)視野が広がります。


注意するべきは、ここで自身の経験と日本での経験を比較し差別や良し悪しをジャッジしないよう気を付けることです。

それはむしろ広がった視野を自分で狭めている事だと思います。


私は、14年のうち特に10年近く異文化交流のボランティアグループのトップをしており、多くの方と関われせていただきました。差別的な不満や、文化の違いや考え方が合わず対応に追われることもありました。

良い悪いではなくそういう「文化」なのですが、外国人が日本の様に「調和」や「縦の関係」を重視しない「完全個人主義」というスタイルに苛立つ日本人という構造の対応は特に多かったです…

文化の違いでイライラせず、ジャジせず、自分の立ち位置を俯瞰できるようになれば適応期レベル達成です。

この時期以降は、個人で膨らまして行く段階です。
自分がショック期で初めて感じたドキドキを振り返り、その時の夢を実行したり自身をもっと伸ばしていくことが出来ます。

自分自身を伸ばすだけでなく、仕事としたり、新たな友人との出会いや経験を次の人に伝えるなど、世界は広がり続けるはずです。

まとめ

以上、自身の経験から、英会話の学習者に訪れる5つの時期を紹介しました。
今回、英会話学習者は「英語に初めて触れて学ぼうと思った人」が手探りから「英語でコミュニケーションするってこういう事なんだ」と気づき、自分のものへと吸収できるまでの大きな流れを分析してみました。

ですので、5つの時期と個人の言語能力の達成度とは分けています。
私は言語能力が高いだけでは「適応」に達していないと考えます。コミュニケーションは互いを受け入れて自分を表現できることだと思うからです。

勉強進まないな、ぐでだまみたいにぐた~ってしている人は、どこかのタイミングでストップしています。


ぜひご参考になればと思います。

ここまで長い文章を読んでいただき本当にありがとうございました。


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